ボタンを押すと即立ち読みできます!
空気読みすぎ男子×鈍感童貞男子の青春ラブ
男子高校生同士のBL好きな方には是非読んでみてほしいです。本当に癒やされるし2人共可愛くてにやにやしてしまいます。
ゲイの攻めと、その親友のノンケの受け。受けは相手がゲイなことを知っています。最初は抜き合いっこしたりと攻めはとても積極的なのですが、受けに好意を寄せている女の子が現れてからは身を引くような行動をしていてとてももどかしいです。攻めの表情がいちいち悲しくてこちらまで泣きそうになってしまいます。
最終的にはハッピーエンドで終わってとても幸せな気分になりました。
いやあ 中々良かったです笑
読む前はなんとなく子供っぽい話かなと思っていたんですが,展開も面白いしストーリーもちゃんと出来ていて普通に良かったです。
1番良かったところは,2人ともの心情がハッキリと描かれていたのでその分ストーリーを楽しく読めました!
話的にも想像してた感じの展開じゃなかったのでそこがすごく最高でした。内容は言えないですが,とにかく読み手が心から望む話になっていくので良きです!
瀬戸がまず、ヤベーヤツである。
イケメンなのは勿論。やることなす事スマートで。己れの欲よりも、相手の幸せを願える良いヤツなのだ。合掌。
齢10数年でありながら、この完成されたスパダリみよ!これはもぅ。好きにならずにはいられないでしょうよ。
みーち先生は、「俺(=吸血鬼)の獲物がゴーインすぎる!」を持っていて、時々読み返してしまう程好きなのですが。あのカサッとした線で、キャラデザも2種類程度しか無く(攻め受け確定している。)シンプルなんだけど、繊細な表情が読み取れてしまう巧みさが素晴らしい。かの短編集の中でも「後輩のパソコンのEnterキーが俺のちくbと連動している話」(タイトルが長くて出オチで全て。)をこよなく愛しているものだから、本作もそういった短めのコメディかと思ってて、何なら油断していた。瀬戸の、科白の一つ一つが、菊池の発する言葉の速さとは違う。まるで、時をたゆたう様に。それだけがキラキラとゆっくり聴こえてくるのだ。イケメンだからね。(強調)それもさることながら。彼の表情が言葉以上に発している気持ちが、想いが、切なくなる程ギュッと、ジワリと、心を掴んで離さない。
冒頭でこそ。BLあるある的な「魅惑のノンケ落とし」的な始まりをする。自身で女の子が好きだと言いながら、童貞あるあるなのか、気持ち良い事に流されてしまう、菊池。彼のその単純さ(チョロさ)につけ込む様にして、エッチな事をドンドンかまして行く瀬戸。スマートだが、手慣れている風の瀬戸は、この時ちょっと黒い。手のひらの上で菊池を転がしている様にも見える。けれど。読み進める内に、我々は気付かされてしまう。瀬戸の、苦しい胸の内を。流されて気持ち悦がっている菊池を見るのは嬉しい。しかし、本当に、純粋に、菊池を好きで、恋をしている瀬戸は、「好きな人」の幸せだけを願っている。そして、恥じてはいないものの、自身が性的マイノリティだという事に引け目を感じているのだ。自分は決して「選ばれることは無い。」と。高校生にして、こんな哀しい結論を自分に下している。だから、普通に可愛い女の子・宮坂の登場で、瀬戸は静かに身を引こうとする。宮坂もいい。2人の様子を気付いた彼女もまた、そっと身を引くのだ。
きちんと告白して。自分の気持ちを整理して。
だから。菊池も自分の気持ちに気付く。素っ気なく振る舞おうとする瀬戸に、振り払われても、ちゃんと。自分の気持ちを伝える菊池もまた。男前なのだ。
何なの⁈ この子達!尊過ぎる!
「描きおろし」の「1年前の話」も良い。放課後の電車内。シンプルな絵柄なのに、午後の空いた車内に、暖かな陽射しが差し込んでいる空気感が余す所無く描かれている。彼等の通う高校は、住まいは、郊外なのだろう。そして瀬戸のモノローグ。気持ち。菊池の、気持ちのいい単純さに救われた瞬間。何処を切り取っても素晴らしい。
みーち先生は、空気感を描く天才だと思う。
ゲイ×ノンケの親友DKが、抜きっこから本気になっていくお話でした。
ノンケの菊池とゲイの瀬戸が、家でAV鑑賞する事になり、何故か瀬戸にフェラしてもらう流れになります。男にしてもらった方が気持ちいいと言われて流される菊池がチョロすぎるw
それからは何度も抜きあいをする事になります。
明らかに瀬戸の方は最初から菊池の事が好きで、その状況に喜んでるんですが、菊池はノンケだからと引いてもいます。
菊池と女の子が上手くいくようお膳立てしたりしています。
結局瀬戸は、告白すると同時に菊池の事を突き放すんです。
この頃の瀬戸の心情を思うと辛いです。
菊池が好きになるのは女の子だから、告白されても気味悪がられるだけと、引いてしまうんです。
突き放されて、自分の気持ちが分かった菊池は行動に移しました。
自分の事を避けている瀬戸を、水族館に遊びに誘うんです。
イルカショーの時の告白は、2人の世界って感じでぐっときました。
個人的には描き下ろしで描かれた、一年前の菊池が好きです。
瀬戸にゲイである事を告白され、瀬戸が菊池はどんな反応するのかと不安になっているのに、居眠りしてしまい、挙げ句の果てに温泉の話を始めます。言いたいことは何となく分かるけど、マイペースすぎて面白かったです。
性欲に流される様子が笑えるんですが、だんだんと切なく、両思いになっていくのが良いです。
みーち先生といえばコミカルなお話のイメージが強かったので、pixivでこの作品を読んだ時はかなり驚きました。
商業になってくれて嬉しいです。