Renta!限定描き下ろし付
〝鮫×人間BL〟の帯にホイホイされて読了。
特殊設定の一風変わった嫁入り譚です。
表紙が美しいと思ったら、中の絵もめちゃくちゃ美しい。
とある島の部族のお話なので衣装も野生的で、そこから見える身体がこれまた美しい。
布少なめも、衣装はファッショナブルなので注目です!
陰影の付け方がお上手で、褐色肌が見事なまでにツヤツヤに見えます。バインのバキバキ、最高かよ。
最初の性交で性別が決まるタンガタ族。
抱かれた側はメスになります。
…が、目に見える変化がないので、現時点ではちょっと伝わりにくいかも。
男らしいタンガタ族のアヴェルが、鮫の血を引くミヤル族のトゥキリに抱かれてしまう展開も、アヴェルが最後までカッコいい!心はメス堕ちしない!
スパダリ風わんこ攻めのトゥキリも、優しくて強い好青年。
鮫歯も尖った耳も素敵ですが、何より鮫化した姿に惹かれました。鮫の人魚です。
トゥキリのアヴェルに対する想いや発情の理由など、疑問に思った点はきちんと回収されていくのでストレスフリー!
2人が部族の架け橋になっていく過程も無理がなく、父親とのやりとりにもグッときました。
トゥキリの下半身は鮫化できるので、1人で2輪挿しが可能というエロ方面での楽しみもあり 笑。
中で分かれるとか…なかなかレア!
島の自然、タトゥー、身体のライン・筋肉、表情の一つ一つに至るまで丁寧に描き込まれています。
手を抜いているところが少しもない。
子供が生まれなかったので何でかと思ったのですが、続編か決定しているそうですね。納得です。
恋愛面ではドキドキさせるような駆け引きも切なさもありませんでしたが、部族ならではの文化や風俗描写、それぞれの部族の価値観の違いは本作の特色として活きていました。
恋愛以外でも楽しめ、非常に満足度の高い作品だと思います。
続編も期待しています!
著者のさとみち先生と同じく、水族館に行けば鮫をずっと見続けてしまうほど鮫が大好きなのですが、鮫好きなら思わずニヤリとしてしまう設定が光る作品です。
1:1なのに2:1でしか見られなかったアレが見られますよ!
男しかいない島に暮らす特殊な身体を持つ部族・褐色肌・美しい筋肉・男前な受けに一途な溺愛攻め…と、手に取らずにはいられない魅力的な設定のオンパレードに小躍りしてしまいます。ヤッター!
何より、絵が非常に美しくて!健康的な肉体美が素敵です。
それぞれの部族の衣装も居住地もしっかり描き込まれていて見応えありでした!
思っていたよりも濃厚で色っぽいシーンが多めではありましたが、理性を失った身体先行のお話かと思いきや実は…な、納得が出来るストーリー展開。
あまり良い印象を持っていなかったミヤル族と、トゥキリへの印象がアヴェルの中でどんどん変化していくのが自然に描かれていてとっても良かった。トゥキリからこんなにも優しく大事にされてしまったらそりゃあこうなりますよね。
アヴェルが少しずつ外の世界を知っていく度に、なんだかすごく良い表情をするようになるんです。
特殊設定に惹かれて手に取ったけれど、それ以上に良いものが見られてうれしい気持ちでいっぱい。
攻めのトゥキリも誠実で一途なわんこで好印象。鮫なのにわんこなんですよ…でかくてかわいらしい雰囲気のある良い攻めでした。
攻めも受けもどちらも好感が持てる素敵なCPです。
そして、男前な受けが男女問わず多数の人々にモテてしまい、むずむずと独占欲を発動させる攻めの図にどうしようもなく萌えました。ここに1番萌えたかもしれません。
そんな2人の色気のあるシーンの見どころと言ったらやはり、鮫化した時のトゥキリのアレの形でしょうか。
オスの鮫にはクラスパーとも呼ばれる交接器…哺乳類で言う生殖器が2本あるんです。ちなみに他の軟骨魚類も2本あります。
ということはつまり、半分鮫化出来るトゥキリは…?
そう、1人で2輪挿しが出来るという夢のような身体になれるわけなんですよ…!1竿で2度おいしいやつです。
まさか商業BL作品で鮫の交わりに近いものが見られるとは思わずガッツポーズでした。興味のある方はぜひ…!
本来ならばトゲのような突起が出て、すぐに抜けないように固定されたりするものなので、欲を言えばその辺りも見たかったかななんて思ったりもしつつ…(続編で見られないかな…)どれも愛に溢れた濃厚さで素敵でした。
続編が出るとのことで、果たして2人の子は出来るのか、どんな展開になるのかが今から楽しみです。
アヴェルの叔父・ロアとその旦那・ヴァルの馴れ初めも気になるところ。
鮫族×メス化する褐色部族のファンタジーBL!
鮫の血を引くミヤル族とメス化する戦闘民族のタンガタ族は部族関係が上手くいっておらず、ミヤル族の行う年に1度の新成人の祭で戦いに負けた者がミヤル族への捧げ物(嫁)になることで危うい均衡を保っていた。
タンガタ族の族長の息子アヴェルは祭の前日に準備の為森に行くと獣に襲われ負傷してしまう。
そこへ偶然(?)通りかかったミヤル族のトゥキリに助けられたが、思わぬアクシデントでトゥキリが発情してしまい、アヴェルは襲われメス化してしまうことに!?
か弱い幼馴染みが捧げ物にされるかもしれない心配と族長の息子としての責任感からミヤル族への捧げ物になることを志願したアヴェルだったが、嫁ぎ先は森で出会ったトゥキリのもとで…。
作者買いです!!
出会いはアクシデントでしたが、トゥキリの甲斐甲斐しさと溺愛ぶりとミヤル族の生活ぶりに、だんだんと心を開いていくアヴェルが可愛すぎました
冒頭の出会いで何故トゥキリとアヴェルが発情してしまったかの伏線も後半で回収されます。
何よりアヴェルとトゥキリがお互いを大切に思い、運命と向き合って行く素晴らしさ、両部族が2人の結婚で歩み寄って行く様も素晴らしいです!!
さとみち先生の描くキャラクター筋肉が大好きですが、アヴェルも例に漏れず素晴らしい肉体でした♥️
それなのに、見た目は褐色美人このギャップが堪らないです
トゥキリの溺愛ぶり甲斐甲斐しさ、そして人魚のような鮫姿、更に鮫って2本あるの!?も必見です!
知らなかったので勉強になりました!!
エロあり、内容も素晴らしい、そして勉強になる今作を是非読んでほしいです!!
そこそこ人外もの読むようにはなってきましたけど、そんなに好きってわけじゃないんです。
ですが……マジこれはエクセレントな作品でした!好きですこの世界観。絵も超絶美麗でうっとりです…。
部族VS部族で、なんか不穏な感じかなとか思ってたんですけど最初だけ。本当に最初だけで、あとはフニャフニャ〜ってなるくらい甘い。溺愛の執着攻めにガンガン愛されるお話なので、私のドストライク作品でした。
鮫だとー?何ちゅうクセ強設定持ってきたんだろうと思っていたら、これがまた良いアクセント設定。セックスターンのときは最高プレイになりました。そうなんですよね〜私も最近水族館行ってきたので分かります。
身体は1人なのに、鮫だから二輪挿しプレイも出来てしまうとはっっ…。これは衝撃でしたが、すごい良かった。絵が美麗プラス艶めかしいのでエロティック盛り盛り。褐色肌のアヴェルの光沢ツヤツヤお肌がプリプリのムチムチ肉感で視覚の暴力ですわ…
モテモテアヴェルに嫉妬するトゥキリの可愛らしいことよ。カッコいいのに、アヴェル一途で本当に良い旦那さん。
2人の出会いとかストーリーの流れも全部含めて大好きです。嫌なイメージが変わって、どんどんトゥキリを好きになっていく過程に、ドキドキしっ放しでした。アヴェルは可愛くエッチになっていくし、トゥキリはそんなアヴェルをますます好きになってメロメロだし。
なんと瑞々しい愛に溢れた作品でしょうか(〃ω〃)
続編あると聞いて、これは嬉しいニュースです。もしかしたら妊娠エピソードがくるのかな?あったら嬉しい(拝)
2巻の刊行が待ち切れません。
アヴェルは、タンガタ族:最初の交合で雌雄が決まる。
トゥキリは、半鮫の魚人:血の匂いを嗅ぐと興奮して鮫化する。
二人は幼少期に実は出会っていて、トゥキリはずっとアヴェルに恋をしていた。
あとがきが一番面白かった。
著者はこの作品を書くために、水族館へ通い詰めて鮫を観察したのだそう・・二つあるというサメのアレ。
サメの一種「シロワニ」の子宮内淘汰や、モグラが主産後に性転換する話や、絶滅寸前になると性転換する魚類がいる、なんてのは知っていたけど、
・鮫の生殖器官が二つあって
・魚なのに交配するから「鮫」という字になった、
なんてのは知らなかった。
鮫の生態をちょびっとでも調べてから読むと、この作品の面白さが増します。
参考→ https://gaku-sha.com/animal/shark-copulation
4億年まえからいる生き物=サメには「子宮」は無いので、輸卵管の一部で卵を育てるとか、鮫の繁殖方法は多種類で未解明部分が多い。
連載が続くことになったそうなので、これから二人の子供達が登場するのかと思うとワクワクしてしまう。続編が楽しみ。
タンガタ族のアヴェルが、トゥキリの子をどのような形で出産するのか、興味津々。