Renta!限定描き下ろし付
鮫好きにはたまらないシリーズです。
前作で伴侶となったトゥキリとアヴェルの1年後のお話。
より深く想い合う2人と共に、ミヤル族の暮らし、島への漂流者、ミヤル族とタンガタ族の謎…他、ボリュームたっぷりに描かれた1冊でした。
今作も張りのある筋肉が美しいです。どこをとっても作画が本当に美麗。
もちろん魅力的だったあの特殊設定もありますよ!
まずはなんと言ってもトゥキリとアヴェルの相思相愛っぷりがたまらなく良いのです。
どちらも相手のことが好きで仕方ない気持ちがじわ〜っと溢れる、穏やかな愛情が漂っていてなんとも素敵。
トゥキリからアヴェルへのどでかい愛情はもちろん、今作では自分を愛してくれるトゥキリへもっと何かしてあげられることはないだろうか?と考えるアヴェルの姿が印象的です。
愛し愛され、共に相手の幸せを願う。これをお似合いの夫婦と言わずになんと言う?と、萌えがぎゅぎゅっと詰まった2人でした。
そんな2人の暮らしに、嵐によって岩場に流れ着いた外部の人間・ディランと、ディランと共にいた子供・エノハが加わることになります。
なので、色っぽいシーンは途中何度か寸止めが入りますが、アヴェルの方が積極的でおっ!となったり。これはこれで焦らされているようで個人的に思わずニヤリとなりました。
鮫の血を引くミヤル族と、男しか生まれない島で暮らし、外見は雄のまま変わらないけれど、抱かれた側が1部身体的に雌の機能を持ち、子を成すことが出来るタンガタ族。
そして、過去に対立関係あったとされるミヤル族とタンガタ族の「儀式」の謎が、島外部の人間であるディランの視点を交えながら明かされていきます。
前作の時点で、細かいことは置いておいてタンガタ族長とはそういう種族なんだと思って読んでいたものですから、深海で暮らす鮫で暗褐色…なるほどこう来たかと。
さとみち先生が過去の例から着想を得たのかはわかりませんが、暗褐色をした雌雄同体の深海鮫が発見された例も実際にありますし、非常にロマンチックな設定になっていてわくわくしました…!
世代交代を繰り返して少しずつ認識が変わりつつある、明るい未来が垣間見える締め方も素敵です。
メイン2人の出産がどうだったのか、ヴァルとロアや子世代のお話も気になりますね。
漫画のお仕事は一旦無期限休止になるとのことで、こちらのシリーズはひとまずここでお別れだそうです。
彼らの今後を想像しつつ、またさとみち先生が描かれるお話が読めることを楽しみにしています!
とにかくさとみち先生の描かれる動物たちが本当にリアルで可愛いくて1巻からでもそうでしたが動物達に癒されてました!動物たちもコマのいろんなところにあるので是非注目してみてください!
自分もその世界に入ったかのような気持ちになります!鳥さんたちと戯れるアヴェルは聖母のようでした、、!
1巻を経た2人はとにかくイチャラブがとまりませんトゥキリの方が矢印多いのかな?!と思った1巻でしたが、なんと!2巻ではアヴェルも同じくらいの矢印向いてます!そうです!めちゃくちゃラブラブなってます!えちえちシーンも大迫力です!眺めが最高です!こんなに見てもいいんですか?!っていうくらいの角度から描かれているシーンもありますので先生には感謝しかございません、、!
新キャラのディラン、エノハこの2人も今回の物語に大きく関わります!ディランはもう!おじさま好きにはたまらないですビジュアル大好きです!
おじさま好きの方!見て下さい!そして握手しましょう!!エノハは天使ちゃんでした!天使の羽が見えるくらい可愛いです!
カバー下にもびっくり情報がありますので
最後までお見逃しなく!
さとみち先生お休みに入られるとのことで
寂しい気持ちでいっぱいですが、さとみち先生がまた戻ってきて頂けることを待ち続けます!
先生の作品に出会えて元気をたくさん貰いました!
大好きです〜!!
前作がすんごく面白くて続編と聞いてこれは買うっきゃないと購入しました。
相変わらずアヴェルにゾッコンなトゥキリの姿に微笑ましく思いながらも、アヴェルの方からトゥキリを色っぽく誘うシーンもあったりで、新婚さんらしくイチャイチャラブラブする2人に1話目からテンション上がりました♪
ミヤルでの生活にも慣れ、夫婦仲は順調で……となきたら次に気になるのは"アレ"ですね、アレ。
ロアのところに子どもが授かったと聞いて、意識せざるを得ないアヴェル……そわそわして積極的に誘うアヴェルが可愛かったです。
前巻をおさらいしてから続編を読みましたが、アヴェルがエ…エッチになってるぅ〜。
子どもが欲しいって気持ちがそうさせてるのかも知れませんが、早く早くとトゥキリを急かすセックスシーンはエロ度120パーセント!トゥキリとアヴェルの肉感ある筋肉美やアングル、プレイ、トゥキリの2本の生殖器などなど濃厚で情熱的。
アヴェルの照りの良い褐色肌とトゥキリの色白肌とのコントラストが美しく、官能の世界へと誘われます(//∇//)
子作りを兼ねたイチャイチャが今巻のメインになるのかと思いきや、ミヤル族とタンガタ族の秘められた謎に迫る話も絡んできます。アヴェルたちを巻き込む驚きの展開へと進む神秘的な真相に注目下さい。
また、遠方からの漂流者・ディランと、両親と生き別れた鮫化出来る少年・エノハとの出会いもストーリーを更に盛り立てます。
4人の同居生活が子作りを邪魔するとか邪魔するとか?(笑)…てな感じですが、思いっきりイチャイチャも出来ないからこそ、たまのセックスが盛り上がる利点もあるようです。
気になる2人の子どもはというと…それは期待していいかと^ ^
今巻は"家族"が1つのテーマだったかなと思います。トゥキリとアヴェルの夫婦、そして未来の子どもで形成することが家族ではないんですよね。
これは思いっきりネタバレになっちゃうのですが、トゥキリとアヴェルはエノハを引き取って家族になります。血の繋がりはなくても、彼らはちゃんとした家族になって、エノハは2人から愛情をたくさんもらっていくのだと想像できます。
そして大きな単位でいうと、ミヤル族とタンガタ族の繋がりもファミリーのようなものですよね。タンガタからお嫁さんをもらってるんですから。
今巻では両部族の関係が良好なものへとシフトしていく様も描かれているので、完全なるハッピーエンドだと言って良いかなと思います♪
おそらくこれで鮫族のお話は終わりだと思いますが、実はちょっとだけ心残りが…。
今後カップルになるであろうあの子とあの子の恋愛の行方が気になって仕方ありません!!
あと、ちょいちょいストーリーに絡むロイ夫婦のことも。彼らの婚姻後の話も読んでみたい!いつかお目にかかればなと期待しています。
after marriageである今作は、ふたりが心から愛し合って夫夫になってからの続編になります。
鮫×人間だけではなく、今までにないさとみち先生独自の世界観・設定がとても新鮮でワクワクしながら読めました。
前作は出会いから反発してからのハピエンという、いわゆる鉄板の物語でしたが、続編では物語も設定もより完成度が高くなっています。
夫夫が互いを想い合って、家族・種族のことを考えて大人になっていく姿もとてもよくわかりました。
1巻での伏線や2巻の途中の小話が最後の秘密に繋がります。2巻でスッキリ、ふたりのことやミヤル族・タンガタ族の謎がわかりました。
物語は新しい登場人物によって広がっていきます。
発展した国から嵐によって流れ着いた研究者のディランと一緒に助けられた鮫族の子どもエノハ。このふたりが両族の謎を解くことやトゥキリとアヴェルの生活に影響を及ぼします。
4人が一緒に暮らしていく中で、どうふたりが隠れてエッチするかというエピソードにはニヤニヤしてしまいました。結婚2年目でまだまだラブラブですもんね。
攻めのトゥキリも受けのアヴェルもガチムチですが、1巻に比べて2巻のアヴェルの色っぽさがアップしています。「メス」に確実になっています!
その身体と心の変化も少しずつ予感させてくれているし、ちゃんと設定を練ってあるので違和感なく読んでいくことができます。
トゥキリの相変わらずの一途さ、そしてアヴェルの嫉妬なども可愛らしかったです。
鮫型になって性器が2つになるのもまた見られます!よく入るなぁ?と思いますが、それはBLだからだけじゃないようですよ。ぜひ読んで確認してみてください。
次の世代の子どもたちもかわいらしくて描き下ろしの妊娠当時の話や子どもたちが成長した5年後などを読めたのも楽しかったです。
テーマは家族になることかなと感じました。子どもを産んで育てることや血が繋がらなくても一緒に暮らしていくこと、そして種族と種族との繋がり。島の中での大きな家族としての仲間。
これから新しい世代が新しい家族を作っていくんだという終わり方でした。
残念ながら、さとみち先生がこの作品の後に無期限の休業をされます。
2巻の子どもたちや妊娠について優しさが溢れていたので、今から復帰後の作品も楽しみにお待ちしています。