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トランスバース~完璧なαの抱かれ方~

transverse

  • 電子単行本
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表題作トランスバース~完璧なαの抱かれ方~

御崎大和,22歳,小劇団の看板役者,Ω
鷲見時臣,30歳,大企業の御曹司,α

あらすじ

大企業の御曹司として育てられた時臣は、常にアルファとして理想の姿を求められ続けてきた。そんな『完璧なアルファ』を演じつつも、素の自分を受け入れてくれる誰かを夢見ていた時臣は、ある日、とあるバーで乱暴されそうになっていた店員――オメガの大和と出逢う。時臣が助けたことで警察沙汰となり大和はバーを首になってしまったが、彼のことがどうしても忘れられない時臣は、その素性を調べて小さな劇団の役者であることを突き止める。偶然を装い大和と接触した時臣。その夜、大和を家に泊めることになったが、彼は身体はオメガだが性自認はベータという“トランスバース”だった。オメガのフェロモンを垂れ流しながらも時臣に抱かれることを拒み、時臣もまたバース性に縛られたくないという己の本性を暴いてくれる彼に共鳴し、抱かれることを選ぶ。こうして二人が同居を始めて一ヶ月、突然家に両親がやってきて時臣は大和を紹介することになるのだが…。異色のオメガ×アルファBL!!

作品情報

作品名
トランスバース~完璧なαの抱かれ方~
著者
寺崎昴 
イラスト
水綺鏡夜 
媒体
小説
出版社
シーラボ
レーベル
ラルーナ文庫オリジナル
電子発売日
4.1

(10)

(6)

萌々

(0)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
40
評価数
10
平均
4.1 / 5
神率
60%

レビュー投稿数1

作者さまに激しく好感を持ちました

主人公のふたりが互いに対等でいたいと願う気持ちが良く解る。
オメガバースでトランスを書くというのも『自分らしく生きる』ことを書きたいんだな、というのが伝わる。
どちらかが勝手に自分の気持ちを押し付けるのではなく、話し合うところは話し合い、互いを信じあっているのが素敵。
そして、何と言ってもこのふたりはカッコいい。

何から何まで私好みのお話なんですけれどもね……って言うか『その所為で』なのかな?最後の最後まで「良いお話だな~」と、心が落ち着いたままだったんです。

萌えってある程度の不安定さを潜り抜けて感じるものなのかもしれません。

しかしながら、この作者さまには激しい好感を抱きました。
未読の『ギフテッド~』を読んでみたいと思いました。

3

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