小説

  • 僕は、ここにいるから

僕は、ここにいるから

boku ha koko ni iru kara

  • 電子専門
  • 電子書籍【PR】

あらすじ

心臓に病気を抱えて産まれた高校生の桜木 櫂。
櫂の人生を変えたのは、半年前に受けた心臓移植だった。
新しい心臓を得たその日から毎夜、
「彼」とセックスする夢を見るようになった。
櫂は「彼」の顔を知らないし、会ったこともない。
体を暴かれる恥ずかしさは、日を追うごとに膨れあがるが、
何故か体の疼きは止まらない。
いつしか最初は怖かった「彼」に、
特別な感情を抱くようになっていた。

そんなある日、病院で倒れそうになった櫂は
精悍な顔つきの大学生・市之瀬広司に助けられる。
乱暴な仕草に、がっしりした体…。
本物の「彼」だった――。

作品情報

作品名
僕は、ここにいるから
著者
綺月陣 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
電子発売日
5

(2)

(2)

萌々

(0)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
10
評価数
2
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数1

傷が癒えて櫂を溺愛する一之瀬も見たい

初めての作者様です。ストーリーがとても面白かったです。
最後、余韻を残したような終わり方、欲を言えば、この2人の続きが見てみたいです。

***

以下ネタバレ含みます。

心臓が弱かった櫂が、心臓移植手術を受けてから見るようになった夢から始まります。

櫂と、一之瀬と貴志。
貴志は一之瀬の亡くなった恋人。
櫂に移植されたのは、貴志の心臓。

櫂は幼少期から、心臓が弱く、常に生死をそばに感じながら生きてきた。
櫂は自分と貴志は一心同体と思っている。
自分のなかにいる貴志を受け入れている。
自分を生かしてくれた貴志の心臓。

全て受け入れている櫂と比較すると、一之瀬は戸惑いがある。

貴志を失った一之瀬。
愛している人を突然失った悲しみ、持っていきようのない気持ち、どこかで探したい貴志の残像、生きて会いたい気持ち、もう確かめられないお互いの絆。
櫂の傷に耳を押し当てて、貴志の心臓の鼓動を聞こうとする一之瀬が切なくて、とても印象的だった。
移植された人間が貴志の心臓に相応しくない人間だったら殺そうとしたという。重い愛情、やるせない気持ち。
突然失ってしまった恋人への強い執着。
こうした一之瀬の気持ちはとても共感できた。

自分ではなく、自分の中にいる貴志を求めている一之瀬を全て受け入れる櫂。
櫂の一之瀬に対する執着と、一之瀬の貴志に対する執着。
傷が癒えて、櫂を溺愛する一之瀬が見たいです!
素敵な作品をありがとうございました。

0

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP