電子限定描き下ろし付き
タマミが素敵だった
久しぶりに大槻ミゥ先生の作品を読んだと思います。
タマミが健気でいちいち可愛くて、タマミの好意に胡座をかいたムネの態度にイラっと来てしまいました。
彼は女性に好意を持たれるのが当たり前になってるんです。女の子に好かれるのは好きだけど、自分が気持ちを返すのは別だと割り切っているちょっとクズな面もあるんです。
そんなムネがタマミといる事に心地良くなって来るのですが、それはタマミが分をわきまえているからなんです。タマミが全てを分かっているのがいじらしいです。
そんな二人の関係に一石を投じたのが、タマミの妹のハナなのでした。ハナのムネにだけ見せる攻撃的な態度に、ムネはハナの気持ちを悟りますが、ハナからの告白はムネの想像以上の驚くべきものでした。
ハナのとある行動によってタマミは責任を感じて、実家に帰る決意をするんです。
そして、ムネはタマミが自分を諦めて実家に帰る事にショックを受けてしまいます。
自分から誰かを追いかけた事の無い男が、初めて失いたく無いものの為にどう動くのか？ここが1番の見せ場だと思いました。
タマミが勤めるオカマバーのママも、タマミの妹のハナも、ムネの同僚までもがムネが酷い男だと勘付いていました。タマミがムネを「王子様」と例えた意味が描き下ろしで明かされますが、こるがとても深いです。
全力ってのは生半可じゃできないのよ
あら？ 絵が若干変わりましたか？
はじめて読んだのは【スリーピングシープ】
お話が面白かったん読んでるときは全然気にならなかったんだけど パッと見悩みましたよ最初 表紙から漂うあの独特な雰囲気に
とびきりのキラースマイルで他人の好意を一身受ける男
愛想のいいやつに限って腹の中では
その見目のせいで自信過剰な よくいるクズ男
他人から向けられるものに自分が返すものはない
ゲス・クズ嫌いじゃないんですよね
ただ 受けに絆されて 秒殺的にさっくり改心すると はぁ？ って
イラつきません？ だったら最初からグズンなやって
さて ここんちのクズは というと……………
いや 強烈です
なにが？って 気がついたらすんごい三角関係できちゃって
これバラしていいのかしら？
他人の好意を弄ぶ男に恋したオネェ それを阻止したいオネェに恋する義理の妹
かぁぁああああｯ 妹が男前ｯ！ ※ 安心してください よくある妹実は女装子ではなので
悩み考えた結果がそこでも 実行するのは無理難題 なのに果敢というか健気というか
慎ましい義兄(姉)の健気さとは正反対の 強さを秘めた健気さ
自分への好意が他に移ることが許せないクズ
ガキ臭い執着のようなその思いを自覚できない男に この兄妹の健気は通じるのか？
取っつきにくい絵柄かもしれないです
けど 顔の見分けがつかないとか 誰が話してるのかわからないってのはないし お話がほんといい
他人に甘えて悦に浸るクズチャラを ふたりの健気が叩きあげるってのがもぉ
もぉ もぉ もおおおおおおお
何ににも必死になったことのない男の初めての必死
全力の思いの伝え方が
ンンンンんんんｯ 最後 ブワッてきた
超個人的な性癖で言っちゃえば もっと叩かれろクズ男 とか
お願い あと一歩踏み込んだところまで見せて とは思いましたがｯ！
いやぁちょっと 今からうちの全然趣味が合わない姪に全力でプレゼンしてみます ←LINEでか？
レビューを書く
