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表題作買った天使に手が出せない

ダイヤ・シダーム
富豪シダーム家の次男
32歳,事故に遭って18歳の姿で異世界転移した日本人

その他の収録作品

  • 番外編 妹は、天使の隣を殴りたい
  • Characters

あらすじ

目を覚ますと見知らぬ世界に転移していた、社会人の零。曖昧な記憶の中、奴隷商人に捕まり、オークションにかけられてしまう。しかし奴隷商によって耳栓をされていた零は「ただ仕事を紹介してもらえるだけ」と勘違い。自らを性奴隷として競り落とした富豪シダーム家の主人、ダイヤにもフレンドリーに接してしまう。初めは下心にまみれ、隙あらばうぶな零を堕とそうと試みていたダイヤも、どんどん零がかわいく思えてしまって――。「もしかしてあの子は天使なんじゃないかと思うんだ」性奴隷として買われたはずが、まさかまさかの大溺愛!一途に執着しまくり、だけど手を出せない。そんな二人のじれじれ激甘異世界BL!

作品情報

作品名
買った天使に手が出せない
著者
キトー 
イラスト
北沢きょう 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズ
発売日
ISBN
9784434298783
3.8

(63)

(23)

萌々

(22)

(11)

中立

(1)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
10
得点
237
評価数
63
平均
3.8 / 5
神率
36.5%

レビュー投稿数10

好き!!

ムーンライトの方で読んでて、久々に読もうと思ったら探しても無かったので落ち込んでたところでした(T_T)
最近アンダルシュ(アルファポリスBL)にハマり、別の目当ての本を予約する時に偶然こちらを発見。あらすじ、人物名、全て見覚えがあったので衝動買い。
結果は大当たりで、ずーっと探していた作品でした!

本編は言わずもがな最&高( ´∀`)
また読めて本当に嬉しいです!今度は作家様のお名前もきちんと覚えたので一安心ε-(´∀`*)ホッ

0

勘違いスレ違いBL。甘々爆笑系です。

小説投稿サイト掲載作品からの書籍化で、帯にある通り「勘違いから始まる溺愛×異世界BL」と言ったお話になります。

で、私は元々、このタイプの勘違いスレ違いBLって大好きでして。
や、スレ違いと一言で言っても、胸が締め付けられるような切ないものから思わず微笑んじゃうような可愛いものまでー。
様々ありはすると思うのですが、今作は甘々爆笑系ともでも言いましょうか。
あまりに好みのあらすじだったので購入したんですけど、予想以上の面白さと甘さに悶絶しましたよ~。
受けにメロメロになってしまった元遊び人の攻め。
彼の混乱っぷりだったり暴走っぷりだったりには、ひたすら笑っちゃいましたよ。
地位も名誉もおまけに才能まであってと超いい男のはずなのに、このしょうもなさってなんなんでしょうね?
終盤なんてやに下がり過ぎて、ただの変態オヤジみたいになっちゃってますもん。
実はかなりいじらしくもあるんですけど。

えーと、そんな感じで甘くて笑えるだけじゃなく、(ちょっぴり)切なさあり、ハラハラドキドキあり、胸にジーンとくる心を打たれる展開ありと言った所で、ストーリーとしてもすごく面白いです。
緩急の付け方がとてもお上手ですよね。
とりあえず、癒しやハッピーな読後感を求めてる方に全力でオススメしたい。

で、内容です。
車に引かれ目を覚ますと、若返った姿で異世界へと転生していたリーマン・零。
拾ってくれて仕事の世話までしてくれた親切な男達(気付いてないけど奴隷商)の助けにより、大富豪・シダーム家の次男であるダイヤのもとで働く事に。
自分を雇ってくれたダイヤに深く感謝するんですね。

一方その頃、毛色の変わった青年・零を性奴隷として購入したダイヤ。
早速「夜のお仕事」を命じるものの、何故か添い寝をされて、安らぎを覚えてしまうー。
また、零と過ごす中で、いつも一生懸命で心優しい彼に惹かれて行き、抱きたいと言う欲望が募るように。
しかし、あまりに純粋な彼にどうにも手を出しあぐねてー・・・と言うものです。

と、こちら、このあらすじでお分かりいただけると思うんですけど、二人とも出会いの時点でかなりの誤解と言うか、認識の齟齬があったりするんですよね。
で、この誤解によるズレが解消して二人が結ばれるまでが丁寧に綴られるワケですが、これがめちゃくちゃ甘いし笑えるし可愛いしで最高なんですよ。

や、そもそもね、このあらすじだけ見ると零が只のアホっぽく思えるかもしれないんですけど、それは違うのです
彼は、並外れて純粋でお人好しなのです。
えーと、何だろう。
とにかく言動が真っ直ぐだし健気でいい子なんですよね。
彼を捕まえて売り飛ばそうとした奴隷商人ですらほだされて、「兄貴、やっぱり連れていきましょうよ! ちゃんと面倒見るから!」「黙れ! 俺だって耐えてんだ!」みたいな。
また、ダイヤから「夜の相手」を命じられれば、「それならよく妹にしてたから得意です!」みたいな。
で、寄り添って話し相手をし、その優しい声に気付けば寝入ってしまっていたダイヤ・・・。みたいな。

個人的に、あまり純粋無垢な受けって嘘臭いと感じてシラケちゃうタイプなんですよ。
ただこの主人公ですが、単に純粋でお人好しなんじゃなく、芯の通った強さだし優しさなんですよね。
見返りなんかを求めず、人に手を差しのべられるー。
それは、早くに両親を亡くして妹を一人で育て上げたと言う、彼の境遇なんかが関係してると思うんですけど。
そう、めちゃくちゃいい子なんですよ。

また、そんな零にアッと言う間に骨抜きになる攻め・ダイヤ。
彼はですね、全てに恵まれているが故に、わりと傲慢と言いますか。
それが、奴隷でしかない零に調子を崩され、最初は混乱する。
やがて、「彼は本当は天使なのではないか?」とか、アホな事を言い出す。
もうね、受けが好きすぎて、斜め上に暴走しだすのが笑えて笑えて。
最初こそ余裕ぶってた男が、嫉妬で我を忘れちゃったりするのにニヤニヤしちゃって。
個人的に溺愛攻めって大好きで沢山読んでるんですけど、その中でもかなり上位に来る男だと思うんですよ。
自分の気持ちより零の幸せをちゃんと優先しと、意外といじらしくもありますしね。

ちなみに、ここに「零が自分が性奴隷として買われたと言う事実を知ってしまう」と言うスレ違いだったり、ダイヤの元遊び相手が零に嫉妬して・・・と言った山あり谷ありの展開もあります。
ちょっと切なくてキュッとなったり、ハラハラドキドキしたり、思わずジーンと来たりと、すごく良かったですよ。
飽きる事なく、最後まで楽しく読ませていただけました。
とりあえず、終盤のダイヤのデレデレとやに下がりっぷりは見ものだと思います。

10

買った性奴隷が天使だった件

今回は富豪のシーダム家の美貌の次男と
異世界転移で若返った日本人のお話です。 

攻様が性奴隷として買った受様を恋人にするまで
受様が妹と邂逅を果す後日談を収録。

受様は中学生で両親を亡くし
引き取られた親戚宅で厄介者扱いしかされず
高校に進まず妹を育てる道を選びます。

32才の時に妹は幸せな花嫁となりますが
受様は二次会へと向かう妹を見送った後に
交通事故で呆気なく死んでしまうのです。

が・・・
次に気が付いたのはなぜか走る荷馬車の中でした。

荷馬車を操る男達によると
受様は森の中で素っ裸で倒れていたと言います。

どう見ても日本とは思えない世界で
受様は見覚えのある白いワイシャツを纏いましたが
だぼだぼで手が僅かに出るくらいだし
なんだか自分の声も幼く聞こえて戸惑いしかありません。

実は男達は白い肌で可愛らしい顔立ちの受様を
奴隷市場に売るつもりで拾っていたので
彼らは受様に仕事を紹介するからと奴隷商人に売り

奴隷ショップで目玉の性奴隷として競りにかけられ
富豪のシーダム家の次男に落札されます。
彼こそが今回の攻様になります♪

攻様は褐色の肌の青い瞳の美丈夫で
受様を宮殿のような屋敷に連れ帰ります。
屋敷の者は受様を攻様の夜の相手と扱いますが
受様自身は自分の仕事内容が全くわかりません。

なので身綺麗にされて攻様の元に届けられた時に
攻様に尋ねるのですが攻様は「夜の相手をしてもらう」
としか言わないために

年の離れた妹を育て、恋人のいたことの無い受様は
夜の相手?=寝かしつけ! と結論付けるのです!!

意気揚々と寝台に入った受様は
寝物語で攻様を快眠させることに成功しますが
性奴隷として受様を買った攻様は大ショックです(笑)

受様が「夜の相手」の実態を知る日くるのか!?
そして攻様がリベンジを果たせるのか!?

WEB小説サイト「アルファポリス」連載小説の書籍化で
性欲処理に性奴隷を買った攻様と
助けられたと思い込んで売られた受様の
ラブコメディーになります♪

タイトルとあらすじがMYツボだったので
手にした1冊ですがとても面白かったです ヾ(≧▽≦)ノ

交通事故で死んだ受様は推定年齢18才に若返って
攻様の生きる世界にトリップします。

攻様は富豪の家に生まれ、地位を持ち、容姿に恵まれ、
勉学も剣術も苦ではなく商いの才も有り
男女問わずモテモテな男なので

踊り子や歌姫等遊び相手にも事欠きませんでしたが
人間関係をもつれにもつれさせることが多く、
最近は分を弁えた娼婦か性奴隷を相手にしています。

今回は純粋で純朴そうな受様を気に入って買ったのに
手が出せないままに一夜を過ごしてしまうのです。

しかも今まで攻様が買ってきた性奴隷達は顔だけで
攻様の夜の相手にしかならなかったのに
元会社員の受様は教養も常識もあって
昼間も働く気満々な良い子なので

攻様の後始末に奔走する腹心にも
攻様の妹にも気に入れられてしまうし
自分を信頼する受様になかなか手を出せなくて
モンモンする攻様が実に楽しいです♪

攻様の元愛人の嫉妬に絡んだ暴走とか
攻様の弟とや兄とかのちょっかいとかを経て
攻様が本懐を果たして受様を恋人にするまで
とても楽しく読ませて頂きました。

受様は純粋無垢ではありますが
ただ鈍いとか、守られているだけではなく

自分が苦労した人なだけに
誰にでも善意で寄り添おうするために
周りが魅了されていく感じがすごく良かったです。

4

天使が可愛すぎて♡(˃͈ દ ˂͈ ༶ )

無垢すぎる受け様に手を出せない溺愛攻め様、いいですね~✧◝(⁰▿⁰)◜✧


受け様の零は、両親を亡くし、苦労して育てた妹の幸せな結婚式を見届けた直後に事故にあう。
目覚めたら若返った姿で異世界にいて、荷馬車でどこかに運ばれていて。

異世界で生き還った=生きるためには仕事しなきゃ
と前向きにガッツのある思考回路で、適応能力が高いんだな、これが(;^ω^)
理解できないことも、そういうものか、と素直に受け入れちゃう。

零を拾った、どう見ても胡散臭いだろって人達にも、仕事を紹介してくれてありがとうと笑顔でお礼を言って、その人達の良心をうずかせる。

そんな調子で、真実を知らないまま笑顔で性奴隷市に並び、攻め様であるダイアに買われ、お屋敷へ。

ダイアに、「“夜の相手”をしてもらう」と言われた零は、得意です!とお話を聞かせて寝かしつけてしまう。

翌朝、呆然としているダイアにお茶を差し出した笑顔の零の背中に真っ白な羽が見える…。
天使かも、いや天使だね。
人を疑う事を知らない純真無垢な天使。

美味しそうな愛しの天使が目の前で笑ってるのに、安心と信頼で見つめられて裏切れない。
視点が切り替わって進むので、手を出したくても出せない、ダイアのもだもだぶりやジレンマ、溺愛ぶりがとても楽しく、そうかそうかとにやにやしちゃう。

ダイアの腹心であるジンラミーがまたいい味を出してる(≧▽≦)
おじいちゃんのように零をかわいがりまくり。
ダイアとジンラミーの攻防が爆笑ものでした。

2人が身も心も繋がった恋人となるまでを、とても楽しく読ませて頂きました。

そして、気になっていた妹の花。
結婚式に兄が亡くなって、随分悲しんでいるのでは、と心配していてのですが、そこまでちゃんと書かれていてよかった。
元気になったのは、ある意味ダイアのおかげなのか(;・∀・)

北沢きょう先生のイラストが人物紹介のページのみだったのは寂しかったです。

3

最後に…

まだ一冊しか出てないので、もちろん初読み作家さまでした。

クスッと笑える場面もあり、読み易くてとても面白かったんです。

溺愛攻が大好きなのですが、こちらの作品は攻以外の登場人物の殆どが受の零を溺愛して可愛がっているのが面白かったですね。
それ故に攻のダイヤがなかなか零との仲を深める事が出来ないのが焦ったく思いました。

転生前は零は32歳だったのに、あまりに初心で何も知らなすぎて無知な点が違和感がありました。生きるのに必死過ぎた故と言われたらそうかもしれないけど、天使過ぎでしょって思ってしまいました。

気になっていた遺して来た転生前の妹のその後ですが、それは番外編の「妹は、天使の隣を殴りたい」によって知る事が出来ました。

途中までは凄く面白かったんですが、ダイヤと零が両思いになってから最後に失速したように思いました。

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