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こじらせΩの2度目の恋

kojirase omega no nidome no koi

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表題作こじらせΩの2度目の恋

鳴重 伊織
α
佐倉 佑
Ω

その他の収録作品

  • 書き下ろし:Gap/一言あとがき
  • カバー下:表・鳴重について。/裏・佐倉について。

あらすじ

【包容力攻め×ツンデレ受け、同僚同士の溺愛オメガバース!!】大手企業に勤める優秀なサラリーマンの佐倉は、オメガ性であることが唯一のコンプレックス。アルファをオメガを虐げる者として嫌い、一生番を作らずに一人で生きていくと決めていた。ところがある日、ひょんな事故により記憶を失いその間にライバルだと思っていた同僚のアルファ・鳴重と番になってしまっていた!! はじめは断固拒否していた佐倉だけど、パートナーとして誰よりも佐倉を理解し、信頼し、愛情を注いでくれる鳴重に、次第に惹かれていき…!?

作品情報

作品名
こじらせΩの2度目の恋
著者
上川きち 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス リンクスコレクション
発売日
電子発売日
ISBN
9784344850156
4

(16)

(4)

萌々

(8)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
64
評価数
16
平均
4 / 5
神率
25%

レビュー投稿数2

溺愛攻撃はこじれを突破できるか⁉︎

記憶喪失とオメガバースが合体!

Ωである事を隠している優秀なリーマンの佐倉。
ある日気が付いたら、こともあろうに気に食わない同僚αの鳴重とセックス中。驚いて逃げると「番になった」と言われて驚愕する…
なんかこういう設定を最近続けて読んでるけど、本作は2022年発表。
どうやら社内で急にヒートが来て、介抱してくれた鳴重とそういう事になったらしいが、佐倉は全くその記憶が無い。
2週間分の記憶を失くした佐倉の仕事を徹底サポートする鳴重。
…という感じで、とにかく鳴重が非常に紳士なんです。とにかくスパダリ。
拒絶が激しい佐倉にいつも優しくて、食事も作ってくれる、体調を気遣ってくれる。
でも、佐倉が単に意地っ張りで…とは私は思いません。
子供の時から浴びせられるΩは可哀想というメッセージ、それに負けないために自分に課し続けていた努力。
鳴重の優しさ、鳴重の愛を受け取ってしまったらそれらが無駄/無意味になってしまう…という苦しみ。
一方鳴重はめげず、かといって軽視もせず、自分がそうしたいから、と佐倉に尽くすのです。
私は読んでいてとにかく鳴重のスパダリぶりに感動してましたが、そもそも佐倉がなぜ記憶が飛んでしまったのか。恐ろしい事態だと思いました。鳴重がいい奴でなかったらどんなお話になっていたことやら。
本作は素の佐倉が鳴重に恋をして受け入れ、オールハッピーなエンディング。
読後感も良く、絵柄もタイプの違う有能イケメンの描きわけが良い。「萌x2」で。

1

気になるところがありつつも

表紙の横顔を見て、中の絵柄は大丈夫かな、と少し不安に思いながら読みました。
そんな感想を抱いて、大変申し訳なかったです。中の絵柄には、不安を覚える要素はありませんでした。

頭部への衝撃を受けた受けが、目覚めると2週間経っており、攻めと番になっているところからスタートするお話。
この2週間の期間、意識を失っているというわけではなく、全く記憶のないところで受けは普通に生活をしていた。
という感じなんですが、ここはかなり怖いなあ...と思ってしまいました。

脳へのダメージだと、そんなこともあるのかもしれませんが。

受けにとっては衝撃的な始まり。
とくに彼は、Ωであることにコンプレックスを抱いており、必死に努力してきた。
攻めと番になるということは、それを根幹から揺るがすことなので、この部分を中心に話は進んでいきます。

この攻めがなかなか良い。
αとしての完璧さを持ち合わせつつも、虫が苦手だったりとギャップを見せてくれます。
受けの前でだけ、少しのポンコツさを出してくれるところがまた良い。

受けの心情の変化が丁寧で、自身を受け入れていく過程もしっかりと描かれています。
対する攻めの感情は、失われた2週間の部分がしっかりとは描かれていないので、少しわかりにくかったです。

個人的にお気に入りのシーンは、受けが攻めの使っていたシーツの匂いをかぐところです。本能のままの行為なんですが、すごく可愛くてキュンときました。

5

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