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大魔導師さまのお世話係になりまして

daimadoushisama no osewagakari ni narimashite

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表題作大魔導師さまのお世話係になりまして

ネモフィラ,記憶喪失の魔法使い
イラ,大魔導師

あらすじ

記憶喪失の青年・ネモフィラは、行き倒れていたところをとある魔導師に救われる。しかし、その美しく偉大な大魔導師さま――イラは、驚くほど身の回りのことが出来ない「生活力ゼロ人間」だった! 記憶を取り戻すまでの間、お世話係としてイラの家に居候することになったネモフィラだが、飄々とした態度のイラが時折見せる寂しげな表情が気になって……。

作品情報

作品名
大魔導師さまのお世話係になりまして
著者
戸帳さわ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784434302008
3.9

(22)

(11)

萌々

(4)

(3)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
4
得点
82
評価数
22
平均
3.9 / 5
神率
50%

レビュー投稿数4

透明感溢れるファンタジー

え、すごいいい。めちゃくちゃ良かったです。

大魔導師イラ様が散歩中、行き倒れている男を見つけ保護します。
彼は記憶喪失で、名前も忘れているので「ネモフィラ」と名付けられます。

イラ様はとても美しく穏やかな人。でも壊滅的に家事ができないんです。笑
ネモフィラは記憶喪失でも、多分自分はきれい好きと自覚して、お掃除や料理をします。
そしてそのままお世話係として、記憶が戻るまでイラ様と一緒に暮らします。
ちょっと口と態度悪めで意地っ張りだけど世話焼きタイプのネモフィラ、最高です!

イラ様はいつも笑顔でマイペースな若干誘い系。
でも時折見せる寂しそうな表情。
魔法使いは魔力量によって、寿命が変わるそうで。
大魔導師のイラ様は相当な魔力量があるため、かなり長生きされてます。
長く生きている中での人との出会いや別れを寂しく感じているのですが、ネモフィラと暮らす事で楽しみを取り戻していきます。

ネモフィラが意地っ張り系なので、イラ様への気持ちを自覚するのが少し唐突な感じもしますが、気持ちを伝える時のイラ様とネモフィラに萌えました。

二人の恋愛だけでなく、記憶喪失、ネモフィラの過去のお話もすごく良かったです。
後半の展開には特に感動させられました。
とにかくストーリーが最高に良かったです。

絵に透明感があり、すごく綺麗でした。絵とファンタジーなお話が合っていて、世界観がすごく好きでした。
ファンタジー好きな方もそうでない方も読んで欲しいです。

戸帳さわ先生は元々少女漫画を描いておられたようです。BLコミックは初めてとあとがきに書いてありました。
ほんとにすごく良かったので、またBLを描いていただきたいです。

5

絵もお話も最高でした。

戸帳先生は前は少女漫画を書かれていたのですね。どうりで少し少女漫画っぽい?表現とかファンタジーっぽいとことかあったので。しかも画力がすでに完成されていて、お話の構成も素晴らしいし
少女漫画家の先生がBL描くとなんでこんなに良い作品ができるんだろう

イラ様が本当に美しかったです。飄々としてるくせに時々みせる悲しげな表情
その理由を知ったときなんとも言えない切なさと、胸が締め付けられるような悲しさを感じました。
記憶を失ったネモフィラを助けるのですが、生活力ゼロのイラ様のお世話をするうちに恋心が生まれます

フリーズオーバーのことや記憶を閉じ込めた小瓶などの伏線回収が秀逸です。なるほど~と思いました
なぜネモフィラが生きてたのかなぜイラ様はいつまでも年を取らないのか
ずっとずっとネモフィラを待ってたからでしょうか?そして2人が過去を思い出したとき始めて時が動き出したのかもしれません。勝手な想像ですが今度こそ2人一緒に年を取っていったのだとラストシーンで思いました。
はぁー泣ける
もっと2人のお話読みたいですね。

1

素敵な物語!

魔法などのファンタジーな世界の話で、好きなジャンルだったのでワクワクして読みました。
絵柄がキレイですごく素敵だった。
記憶喪失の謎の青年と、大魔法師のイラ。この2人の恋の物語になります。

以下超絶ネタバレになるのでご注意ください。
まさかの過去ですごく切なかったー!
気持ちは伝えずともお互い想い合っていたんですね。
過去に迎えた二人の結末は悲劇でした。
イラは深く悲しみ自分の記憶を封じた。けど、イラの魔法で蘇生ではなく不死の体になってはいたけど、目を覚ましたネモフィラは再びイラに恋をし、記憶をなくしていたイラも再び恋をした。うーんなんてロマンチックなんだろ!
素敵なハッピーエンドでした。
エロいらないんじゃないかなってくらいのまさに純愛もの!
キレイな世界過ぎてエロが不純に思えたほどだったので、エロも求める自分にはBL漫画としてまぁまぁ満足って感じでした。

1

初BL作品だそうです

初読み作家さまでした。
戸帳さわ先生にとって、こちらがBLデビュー作のようで他ジャンルでは既に活躍されているようです。

絵が凄く綺麗でお話も凄く凝ってて面白かったんですが、アッサリし過ぎていたようにも思いました。ファンタジーとしての萌はあったけど、BLの萌は今ひとつだったかなと思いました。

記憶喪失のネモフィラの夢をきっかけに、イラが彼の過去を探そうとずっと参加してなかった大魔導集会に参加したことでお話が動き出すのです。

世話焼きでオカンみたいなネモフィラと、長命なのにどこか子供っぽいイラの掛け合いにホッコリするんです。

でもネモフィラの過去が明らかになり、彼が記憶を無くした真相に辿り着くとグッとシリアスに傾いて行きます。
ネモフィラが記憶を取り戻した時には、感動する事間違い無しです。

魔力量によって違う寿命問題も綺麗に解決してました。


でも、これってBLでなくても面白いと思うんです。
イラももっと男らしい容姿でも良かったかなと思いました。
戸帳先生のBLでなきゃ絶対に描けないお話を楽しみに待ちたいと思います。

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