きらめく季節に出会ったのは 太陽みたいな人だった

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表題作君は夏一番

東堂聖永
23歳,元社畜リーマン
森田群士
26歳,世話焼き農家

その他の収録作品

  • ずつと一番(描き下ろし)

あらすじ

ブラック企業を退職した聖永(せな)は、あてもなく乗った電車で自然豊かな田舎町を訪れる。
散策を楽しんでいると、金髪にピアスをしたいかつい青年・群士(ぐんじ)に声をかけられた。
彼と話すうちに、身ひとつで衝動的な旅行をしていたことに気付く聖永。
自分の無計画さに落ち込む聖永だが、群士から「うち来る?」と提案されて……

作品情報

作品名
君は夏一番
著者
狼森圓 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リイド社
レーベル
SPコミックス mimosa
発売日
電子発売日
ISBN
9784845858880
3.9

(33)

(14)

萌々

(11)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
7
得点
127
評価数
33
平均
3.9 / 5
神率
42.4%

レビュー投稿数7

夏に読んで!!

都会の人間が田舎で暮らして住み着く展開の話は以前にも読んだことがあり、この展開が私のツボなので、こちらの作品も凄く好きです。
社畜が会社を辞め、フラッと田舎に降り立つ。
こんな時、自然に手を差し出して受け入れてくれるって、ホントに良い出合い。田舎だから何で受け入れてくれるわけじゃないけど、主人公はちゃんと仕事が出来て、彼にしかできないこともあり、持ちつ持たれつなんです。
そして、社畜の聖永を拾った郡士も、聖永の良い所をどんどん見つけて甘えたり頼ったりしながら惹かれており、聖永、郡士両方の目線で楽しむことが出来ました。
互いの気持ちを知ったタイミングで家族へのカミングアウトも済ませてしまい、おおらかな感じも良かった。田舎だからお見合いとか跡取りとか色々あるだろうけど、一人ひとりの幸せを尊重した話だったので、心温まりました。
もういい人しか出てこない。心が荒んだときに読み返したい作品です。

0

攻めも受けも純粋で可愛い

狼森圓先生の初単行本を拝読させて頂くのがとても楽しみでした。

ブラック企業を退職した聖永は、あてもなく乗った電車で田舎町を訪れた。そこで声を掛けられた農家の群士が、宿のあても着替えも用意していない衝動的な旅をしていた聖永を「とりあえずうち来る?」と招いてくれて。
個人的、各項目5段階で
ほのぼの 3
ピュア 3
純粋 3
エロ 1
な感じだと思います。

ブラック企業に勤めて5年、疲弊した聖永さんは会社を辞め、田舎の自然を見たくて衝動的に旅に出た。そこで出会った群士さんとその家族の優しさに包まれて癒されて、真面目な聖永さんは力になりたいと、農家の手伝いをしながら1週間住まわせてもらうことに。群士さんの大らかさや純粋さにドキドキして、離れ難くなりついには住み込みで働かせもらうことに。

金髪にピアスで少し厳つめな群士さんですが、とても家族想いで頼りになって、でも誰かに頼るのは苦手で、聖永さんに頼っていいよと言われて、ドキドキしちゃう姿が可愛いです。

お互いがお互いにドキドキしてキュンキュンして、元カノやお見合いの話で嫉妬して、ついには想いを伝え合って、家族公認で付き合うことに。付き合ってからは更にドキドキキュンキュン、特に群士さんからの可愛い格好良いと甘えてくる言動に、心臓がもたないと照れてる聖永さんが可愛いです。

お互いが可愛い可愛いと思っているので、聖永さんと群士さん、どっちがどっちだろうと終盤まで分からなかったです。

悲しい展開が殆ど無く、ピュアで純粋な2人と農家さん達のほのぼのしたお話で読み易いです。是非とも読んでほしいです。

1

癒されます

人間関係や仕事などで莫大にストレスを抱えている時にこの作品を読みました。
読み終わる頃には疲れやストレスを忘れて萌悶(字の通り萌え悶えること)してしまいました。
2人はまるで育っていく野菜達と同じように障壁を乗り越え、愛を育てていきます。
田舎BLは心を潤すとハン腐ラビ法典にも書いてありましたね。
皆さんも是非、荒んだ心を潤しましょう。

1

そうだ、田舎に行こう!

なんという爽やかな読後感!
イメージはまさしくタイトル通りの夏。
熱っぽくて、爽快で、空気が陽のオーラで満ちていて、
月並みな表現ですが、読むと元気になれる1冊でした♪

社畜な日々に疲弊したサラリーマンの東堂聖永はその日
ふとした思い付きから会社を退職したその足で田舎町を目指します。

青い空と美しい緑に囲まれた田舎風景に目を奪われていると、
金髪にピアスと一見怖そうな地元の青年・郡士から声をかけられます。
そして、ひょんなことから郡士の実家で農業体験をすることになり…。

出会いから恋になるまでがすごく自然で、あっという間でした。
ヘタレワンコな聖永と陽キャ全開の郡士、タイプは全然違うけれど、
パズルのピースがぴたっとはまるみたいに相性もぴったり!
不器用だけど郡士のために尽くしたがる健気な聖永と面倒見がよく、
とにかく聖永のことを甘やかしたくて仕方ない郡士の互いを想い合う
やりとりが微笑ましくてはじめから最後まで癒されっぱなしでした(*´˘`*)
むっちりと筋肉質で男前な郡士ですが、聖永には甘えたなのが可愛すぎました。
甘々だけど、初々しくて、ゆっくりと恋を育んでゆく二人にキュンと
しちゃいました。
おかげさまでイチャイチャ供給過多でおなかもいっぱいです♡

途中嫉妬からのすれ違いはありますが、基本聖永も郡士も素直で
変に駆け引きをすることもないので読んでいてストレスも皆無でした。

郡士の家族からもすんなりと受け入れられ、むしろ応援までしてくれて
誰もかれもが優しくてあたたかい世界観でした。
心が疲れて、元気が欲しいときにぜひおすすめです♪

2

農家という設定が生きている

すごく良かったです。

 都会に疲れたサラリーマン聖永が、田舎で出会った明るく情に厚い群士に出会って人生が変わる様子が、野菜が育つようにゆっくりと丁寧に描かれます。
 群士の家族が、皆温かくていいのです。群士に拾われた聖永を家族同然に迎え入れ、二人の初々しい恋愛に協力的です。
 聖永や、群士が互いをかけがえない人と意識し両思いになってからも、中々一線は越えられず、空気が読める群士の兄に促される程です。
 農家である故、生活も仕事も共同である連帯感。
 まさに家族ぐるみで育まれる恋愛なのです。

 嬉しくてすぐに泣いてしまう聖永も可愛い。
攻めですけど。
 添い寝で目覚めて目が合った瞬間や、ぎこちない頬のキス、恋愛初期のもだキュンが好きな人ならハマると思います。
 受けの群士も気のいい兄ちゃんという感じでおおらかで頼りがいがあり、恋愛に至る前に、人として相手に惹かれるという本質的なことを改めて気付かされる気がしました。

2

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