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表題作Gimme,Heaven

一ノ瀬 雅己
ソムリエ
灘乃 海里
舞台俳優,解離性同一性障害

あらすじ

愛する恋人には、5つの人格がある
愛に真っすぐなソムリエ×トラウマを抱える舞台役者

――愛しい人と身体を重ねる時、『彼』は現れる……

ビストロでソムリエとして働く雅己と舞台役者の海里は恋人で同棲中。
お互い大切に想い合っているが、二人の間にはどうしても避けられないある障害があった。
それは、海里が多重人格であるということ…。
セックスをしようとすると必ず海里の別人格が現れ、二人は未だ最後までしたことがない。
海里を大切にしたい思いと、抱き合いたい欲望に悩む雅己だが、
海里にはセックスに対してある深いトラウマがあり――?

作品情報

作品名
Gimme,Heaven
著者
モガ子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
&.Emo comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784796415194
4.3

(37)

(20)

萌々

(11)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
158
評価数
37
平均
4.3 / 5
神率
54.1%

レビュー投稿数7

みんな海里を守って愛してる

解離性同一性障害…いわゆる「多重人格」をテーマとした作品。

ビストロでソムリエをしている雅己(バイ)が、道端に座り込んでいる青年と出会ったのが始まり。
その青年・海里と一緒に飲んで意気投合、しかし帰りの電車内で別人格「翔海(かける)」が出てきて…
…と物語の早々に海里の抱える障害は明かされるわけですが。
一般的に知られる「解離性同一性障害」の原因、それは子供の時に虐待に遭ったことが多い…私自身もそのような知識を持っていたわけですが、本作もそのような流れといっていいと思います。

恐怖体験、戦争、性や自分の尊厳を犯される瞬間、心に別の人を作り自分はそこから逃げる…
海里は伯父さんから性的虐待と暴言を吐かれて、そこに囚われ続けた。
でも雅己は根気強く海里や他の人格たちとも話をします。
恐怖への忍耐を担当していた「碧海」の存在も救済される…
その結果、海里を想う雅己と雅己を想う海里の、心も体もひとつに繋がって。
そんなハッピーエンディングが待っていました。

この問題をよく取材して真面目に取り上げている、そこが好印象でした。

0

印象に残った大好きな作品

こちらが3年前読みました作品なんですが、その時からずっと、BL好きな方に出会うとこの漫画をおすすめしています。
どれだけ好きか言葉によくできませんが、絵柄は本当に奇麗で、内容も感動的で泣けるところもあります。解離性同一性障害についての描写がしっかりしていて、きちんと調べられた感じがすごいです。
トラウマに触れたシーンが美しくて鳥肌も立ったところが数回ありました。
もちろんエロシーンも最高でした。
今になって何回も読み返しましたので、ぜひ読んでみてください!

0

ジャケ買いです

海の中のような涼しげなバックに、黒髪短髪でガタイの良い男前受けと、物腰柔らかで優しそうな感じの攻め。あともう1人ミステリアスな短髪男性。素敵な表紙にまず惹かれ、あらすじや試し読みを見て自分好みっぽい話だと思い購入。結果大正解でした。

受けが多重人格という、BLではちょっと珍しい読み応えのあるお話でした。ドラマや映画では見かけた事のある設定ですが。最初2人だけの人格かと思ったら他にも3人人格のある合計五重人格。そうなってしまった原因は幼少時の悲しい境遇によるもので心理学的に実際にもある事なのかなと思いました。

虐待を受けるという辛い役割を幼い時から1人で引き受けていた碧海の人格が切ない。彼が1番受けキャラとして愛されるべきだと思いました。2人が結ばれてからは海里もエッチに積極的で、碧海のキャラが時々入っているというのが嬉しかったです。

最後に残った疑問が女性2人と男性1人のあの人格達は最終的にどうなってしまうのかな、ということ。一生あのままっていうのもなかなか大変そうだなと思いました。

1

攻めの愛情深さに感動!本格的な多重人格BL

1つの肉体に5人の人格を宿す、ミステリアスな青年・海里の苦悩と救済の物語。
本格的な多重人格BLで、碧海を通して海里の過去や謎が少しずつ明かされるミステリアスな展開に、夢中になって読了。

主人格となる海里と、海里と強い絆で結ばれた別人格の碧海、そして海里の恋人・雅己。3人の複雑な人間関係と精神の救済が丁寧に描かれている作品です。

一見、チャラそうな印象の雅己ですが、夢に向かって突き進む芯のある青年で、多重人格の海里を別人格ごと受け入れる、優しく包容力溢れる素敵なキャラクターでした。
肉体は恋人でも海里以外の人格とは"友人"として接していて、他の人格を"別の人間"として、きちんと認めている事が分かり、雅己の誠実な対応に好印象◎

主人格の海里を守るために生まれた、別人格の碧海。
後半、碧海の存在がとても切なくて悲しく、そんな碧海に優しく寄り添う雅己に胸がグッと熱くなりました。

解離性同一性障害と言う、重く難しいテーマでありながら、駆け足になる事なく1冊で綺麗に纏まっています。
シリアスで重々しい雰囲気の作品ですが、海里が自分自身を受け入れて認める事で、光ある前向きな終わり方となっていました。

映画を観終えたような充実感で、初コミックスとは思えないハイクオリティな作品です。

▶︎シーモア/刻み海苔修正

1

難しい内容かと思ったけど、読みやすかったです!

ソムリエの雅巳×解離性同一性障害で役者の海里
難しい内容かと思ったら、そんなことなくて。
光の差し込む✨救済系作品。

主人格の海里を中心に、
碧海(男)、一番海里と深く繋がっている人格
翔海(男)、陽キャでフレンドリー
海沙(女)、物事をはっきりと言うお姉さん
海音(女)、人見知りで料理上手
と5人の人格がいて、雅巳が海里を抱こうとすると碧海が出てきて邪魔をする。それには理由があって。
雅巳と出会ったことで深く知ることになる。

碧海は海里を守るために生まれた人格で。
それぞれの人格が海里をサポートするために生まれてきたと思うと泣ける(ŏ﹏ŏ。)
雅巳も他の人格も含めて海里を愛する姿勢が本当に良かった。ラストの舞台の続きを見たかったな。

なかなか読み応えがあって面白かった‼️
BLではなかなかないストーリーで、躊躇するかもしれませんが、読んでみて損はない作品です!

★描き下ろし、まさかの海里の貪欲さに雅巳はヘトヘトでも海沙的には艶々なお肌が手に入りご満悦な話。
★コミコミリーフレット、コ〇ナの影響で打撃を受けた2人がSNS活動を考えるも皆やりたい事が違くて。結局みんな末っ子海音には弱いね笑。なお話。

5

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