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表題作逃避行じゃあるまいし

知野 半治
元警察官
斧原 学

同時収録作品恋しさ募って/恋しさ募って 恥ずかしい編

南乃 雄太郎
巽 准市

同時収録作品そういうの早く言ってよ!

冬野 圭太
十波 明夫

その他の収録作品

  • これも愛の形
  • パーティーの後はいつもさみしい
  • カバー下:キャラクター案ラフ

あらすじ

捕まっちゃったら、どうなると思う?

ある日、学は年下の恋人・半治の前から姿を消した。
いつもそうだ。終わりがくる前に姿を消す。
捨てられる前に、逃げるのだ。
ところが数か月後、引っ越し先の戸口に半治の姿があった。
学を捜し出し、追いかけてきたという。
それを知った時、学の中に湧きあがった感情は──

「逃げたくなるくらい愛してあげるし…逃げても絶対捕まえるから」
追いたい男×逃げたい男の逃亡プレイ

作品情報

作品名
逃避行じゃあるまいし
著者
タクアン 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Canna Comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784829686638
4.4

(44)

(24)

萌々

(15)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
195
評価数
44
平均
4.4 / 5
神率
54.5%

レビュー投稿数10

大阪弁のかけあいに爆笑萌え~

タクアン先生作品初読みです。
絵がいいですね。好きです。

□表題作
めっちゃ男×男ですね。
半治のストーカーは学が望んでいたことなのでまぁよしとして…半治は元警官やったんかーい、ほんですぐ辞めたんかーい、でもまだコネでストーカーしてるんかーいと3段ツッコミしてしまいました。
再会して逃げながらうれしそうにする学、イキイキしながら追いかける半治…コントみたいとおもしろがっていたらプレイになってきて、結局性癖ばっちりの相性の良さではないですか。とのオチでいいお話でした。

□恋しさ募って
コテコテの大阪弁うれしい…と思ったら、准市が泣き出し、戸惑う雄太郎が半泣きになったところで吹き出してしまったのですが、そこからのかけあい漫才のようなボケとツッコミが最高です。
セリフと内容がまさに大阪人という感じでめちゃくちゃおもしろい。それがばっちりBLに落とし込まれているの神業~と感動しました。
一人ボケツッコミもおもろいし、ケンカ漫才が発展してポジション争いになり、ジャンケンで准市が負ける、最後のオチまで完璧。
やりとりだけでなく、2人の表情も豊かで、まぬけな顔が特にかわいらしいです。
この1本で神評価決定です。

□そういうの早く言ってよ!
こちらも2人は大マジメなのにやりとりがおもしろすぎる。
先生、読者を笑かしにかかってますよねw
で、しっかり萌えがあるのがすばらしいです。

さすが信頼と実績のCannaさんです。

0

表題作の攻めが、イチバン良き!!

受けが年下の恋人の前から姿を消し、その1ヵ月後に恋人が目の前に現れた、執着攻め度☆7つのお話。
受けは消えたくなる人なのですが、理由があり、、、




あと他2編、関西生まれの同級生同士のお話と、受けが毛深くてえちをずっと断り続けていたお話とが収録されていますが、こちらの表題作が一番面白かったです。


また攻めの元職業柄と性癖が相まってか、受けが逃げても必ず追いかけていき、相手が引くレベルで捜し出す。
最強すぎる執着攻めですし、一歩間違えたらストー○ーにもなり得る執着ぐらいに、様子おかしい攻め様ラバーのまりあげはとしては、とてつもなくニヤニヤしてしまいました。


というか、攻めと受け。
ワケあり具合では大変お似合いの2人でございました。(そして巻末の描き下ろし)


こういうBLもっと読みたいーー!!!!
思わず願った作品でした。


同時収録の、体毛BLも良きでした。

1

逃げる人と追いかける人

好きですね、こういう絵。
青年誌のようなしっかりした絵で、「ばらたん」を彷彿とさせます。

表題作は、恋愛に本気になるのが怖くて、いつもある程度の関係になると消えてしまう(逃げてしまう)という学さんと、それを追いかける元警官の伴治の話。
学さんは、本当はどこまでも追いかけてくれる人を求めているのでしょうね。おそらく始めてとことんまで追いかけてきてくれる人が現れた、その幸せをかみしめるというお話でした。
しかし元警官すごいな。イケメンで包容力のあるいいオトコなんですが、相手のスマホにこっそりGPS入れて居場所をつきとめるとか、元同僚の力を借りて探し出すなど、かなりストーカーっぽい。
しかしそれを求めている学さんには、まさに運命の人なのかもしれません。

1

運命的マッチング

大きく3作品収録の短編集。

「逃避行じゃあるまいし」
これは「運命」のカップリングですね。
思いがけずの性癖マッチング。これを運命と言わずになんと言うか。
フラれる前に自分が消えたい、でも追ってきてほしい男と、どこまでも追いたいストーカー気質男。
正直読んでて怖っ……となったんだけど、特に半治にとってこの学さんはこれ以上無いくらいアツくさせてくれる相手でしょうね…

「恋しさ募って」
就職で東京と大阪に分かれた親友同士。
雄太郎は学生時代から准市に片想い。
東京に出張して久々に准市と会い、会話の流れで想いがバレた…と思ったらまさかの両想いへと怒涛の展開。
そうとなれば次はHですよ。お互いガッツいたりモメたりしながらカラダで確かめ合うキモチ。ラブいね。

「そういうの早く言ってよ!」
中年カップル。
付き合って半年経つのにHを許してくれない相手に泣いてお願いするが、Hを渋る原因が「毛深さを見られたくないから」。
なるほど。体のコンプレックスね。ただ、他人も同様に思うかは別。
正に「そういうの早く言ってよ!」だと思う。

「これも愛の形」
「逃避行〜」その後。
また逃げることを考える学。だが足に足枷が…!もう逃げられない!

「パーティの後はいつもさみしい」
「恋しさ〜」その後。
会ってる時はワイワイ楽しい。でも日常のふとした時に切なくなる気持ちを切り取っている。


絵柄はクセがあるかも。肉体表現は結構ガチムチ、筋肉。体毛あり。
生きている男の絡み、っていう臭いが漂ってきそう。
心理描写もいい。
とても良かったです。

3

これも愛の形

非常にcannaっぽい短編集でした。cannaちゃんてこういうとこあるよね〜

◾️表題
逃げてった男に野外でハメれる男はやっぱ警官辞めて正解だわ。
結構こねくり回せる設定だと思いますが、存外読みやすくさっぱり描いてます。2人の現在の職業なんかも気になるので、自分はこねくり回して描いてくれた方が嬉しかったけど。でも多く語られないからこその『これも愛の形』の破壊力かもしれない。好きです半治さん。

◾️恋しさ募って
表題でおじさんのカサカサした恋愛を描くタイプの作家さんかと思ったら、こんな作品も描かれるとは。とはいえ今時のキラキラBLとは違います。

◾️そう言うの早く言ってよ!
「未だかつてないほどに美味いカレーができた」の誘い文句でホイホイ家に行っちゃうおじさん可愛いよ。面白く読んでたら衝撃のラスト。え、その後も見たいんですけど!!!しかしカバー下みると受け攻め明言されちゃってて、リバではないのか?

2

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