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ちょっぴり勝気な大学生・鈴川流は、超美形で日本屈指のトップレーサー・秋津洲世とヒミツの恋愛中。
今回の話は、洲世がF1に挑戦するために、契約等のためにスペインへと行っていて、久しぶりの再会の「純情恋愛のススメ」。
洲世が大きくなってしまったことで、なんとなく不安になった流が、洲世をカメラに収めようとして、「それでいいのか?」と洲世に尋ねられる話。
そして、本編がF1レーサーとなった洲世に会うために、流がスペインへと出向く話。
まだ、レース前のマシンの調整中の段階である洲世と甘いひと時を過ごすはずが、どうやら洲世のマシンの調整があまりうまくいっていないようで、なんとなく洲世はピリピリしている。
おまけに、当たり前のようにサーキットへと連れて行ってもらえるかと思っていたのだが、洲世にすげなく拒否されてしまう。
それでも、一緒にいることで少し距離が縮まって、サーキットに連れて行ってもらえることになったのだが、連れて行ってもらったらもらったで、日本人(というか黄色人種)に対する偏見を目の当たりにしたり、なかなか意見を取り入れてもらえずにもどかしそうにする洲世を目の当たりしたり……日本と勝手が違う様子が伺える。
おまけに、洲世の因縁のライバルであるリカルドに流が口説かれてしまい、更に洲世の機嫌が悪くなる。
何かと忙しい洲世とは違い、何くれと流の話を聞いてくれ、流の相談に親身に乗ってくれるリカルドと流は、洲世に悪いと思いながらも会い続ける。
その現場を洲世に目撃されて……
という話でした。
新しい舞台に旅立って行った洲世が大きな壁にぶつかって。
そんな洲世を見ている流も、自分にできることは何か、自分がしたいことは何か、考え始めて。
でも、二人とも真剣だからこそ、微妙なすれ違いを生んでしまう……という感じで、どっちも真剣だからこそ苦しいんだろうなー……とは思いました。
個人的には流の考えていることはとても安易だ、と思わないこともないんですが、それだけ真剣になれるってことはとってもいいことですよね。
うまくいかないって最初から諦めちゃったら何もできないと思うので、そういう意味では深いのかな……と思います。
ちょっと考えたいときにはいい話なのかもしれません。