ボタンを押すと即立ち読みできます!
30歳童貞ファンタジーにはお馴染みの、相手の心の声が聞こえちゃう設定のヤツ、あるじゃないですか。これはその逆で、自分の心の声が相手にダダ漏れな、残念で変態な攻め様が暴走しちゃうお話です。
全くファンタジーではないです。ただただ自分の欲望や欲求が、ありのままに、エロのままに、大声で溢れ出てしまうだけ(笑)変態エロ妄想が意中の相手・悠斗にバレてしまっても何のその。むしろ俺の脳内エロを知って欲しいと言わんばかりに喋り倒しています。
イケメンスパダリの変態エロマシンガントークは私的には大歓迎でした(^ ^)高際は悠斗がどんな言葉を発しても、全部下ネタアプローチで返答をする猛者です。
ここでは説明しきれないほど、高際…アホだわ(呆れ)って思うセリフの数々。これはぜひ読んで頂いて、2人の噛み合わない掛け合いを楽しんで欲しいです。
高際は残念スパダリですが、脳内エロ妄想ダダ漏れゾーンに入るのは悠斗だけ。彼なりの求愛行動と言っても良いでしょう(^ ^)そして、そのエロトークに真面目に返す悠斗もなかなかの変わり者です(笑)夫婦漫才のような2人はとてもお似合いです。
悠斗の喘息の持病についても理解があるし、料理もめちゃくちゃ上手いし、優しいし…で黙っていたら本当に良い男の高際。
そんな高際を自分の恋人だと勘違いする料理研究家・滝本(男)も登場しますが、なかなかイタイ系の人です。(こーゆうタイプ苦手。ドジっ子ぶりっ子すんなー…本当にどつきたい。)
悠斗に牽制かける当て馬要因ですが、後始末大変な爆弾投下しやがります。それなのに存在感はほぼ無し。おイタな当て馬は高際のように妄想暴走タイプですが、他人に迷惑をかける人種なので、下手すればストーカーにもなりそう。作中では滝本のその後について触れてないので、どうなったんだろうなーと気にはなりましたが、深追いしないくらいの妄想タイプだったのかも知れませんね。
エッチ中も高際の変態トークは健在でした。一例として、
高「明日から同棲、来年春には婚約、秋には高際姓だ」
悠「色々…早い…からぁっ…」
高「早くない。俺は早漏じゃないぞ」
みたいな(笑)この噛み合わなさが素敵。
出会いから、ずっとずっとエロトーーーーク。カッコいいスパダリ作品ばかりを読んできたので、変化球と言う意味で良い刺激になりました。ハッピーエンドで読後感も良い。声に出して笑っちゃうほど面白かったです♪
おいしそうだなあと思って購入。なんとまあよく喋るというかエロ妄想を垂れ流す攻めなんだろうとクスクス笑って読んだのですが、会話主体なのがあまり得意ではないため中立寄りの萌にしました。本編200pほど+後日談21p+あとがき。お料理ものが好きで、攻めがよく喋るのでもよい方でしたらおススメです。
昨年からお気に入りになったワゴンキッチンで弁当を買おうと並んだ悠斗。冷たい空気で持病の喘息発作が出そうになったところ、顔見知りとなったワゴンのスタッフに助けてもらい・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
笹岡、滝本(攻めの仕事仲間)、樫山(受け母の再婚相手)とその息子等ぐらい。
++攻め受けについて
受けは女々しくなく、喘息もちではありますが、さらっと攻めのエロ妄想攻撃を躱せる方。こういう方でないとこの攻めの相手は難しい気がする。
攻めがすごい。まーよく妄想をしゃべり倒す。とうとうとエロ妄想をしゃべる。音声をミュートにしないから全部駄々洩れという方です。最初は?と思っていた受けは、こんな方なのねとさっくり受け止め、さらりと躱してますが、私はこんな方が隣にいたら「やかましい、ちっとは黙っとけ」と一喝しちゃいそう。超イケメンでお料理上手な優良物件なんだけど、しゃべくり漫才師級によく喋るという欠点ありってところでしょうか。
各種出てくるお料理はおいしそうだし、エロ妄想もくすくす笑えるんだけど、実際にこの攻めが言い寄ってきたら絶対やだと思う、珍しいパターンのご本でした。