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表題作ピットスポルム 一葉

小田島 苑
高校生
矢野 久哉
高校生

あらすじ

全寮制の高校に通う矢野久哉の悩みの種は同室で学校一の問題児、小田島苑だった。
門限を守らず、男子寮に女子生徒を連れ込み性行為に耽る姿を目撃し初めて見る男女の生々しい営みに混乱と欲情を感じてしまった矢野に半ば強引に自己処理の手伝いを行う。
「生真面目な優等生」を揶揄う小田島、かと思いきやそこには誰にも言えない恋愛感情とトラウマが混在していてーー。

作品情報

作品名
ピットスポルム 一葉
著者
三上志乃 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ジーオーティー
レーベル
picn comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784823603747
4.5

(302)

(221)

萌々

(54)

(18)

中立

(5)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
23
得点
1380
評価数
302
平均
4.5 / 5
神率
73.2%

レビュー投稿数23

神作品の幕開け

最新4巻まで読んだ者です。

最初は、矢野にとって印象最悪の小田島でしたが、だんだんそれだけじゃなくなっていくっていう…
どうして小田島が矢野を好きになったのか分かるのが巻末の辺りなので、試し読みで興味持った方はぜひ一度最後まで読んでいただきたい作品です。

女子との3Pシーンとかもあるので地雷を避けたい方にはおすすめできませんが、執着攻め・溺愛攻め×健気受け・ピュア受けが好きな方には強くおすすめしたいです!!

0

なんとも言えないこの切なさが...

好きなのに好きになってはいけない。
この切なさともどかしさが本当になんとも言えません。読んでいて悲しくなりましたが、それでも読まずにはいられない作品です。
本当に大好きです!!!!

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2人の幸せを願わずにはいられない!

全く正反対な性格の2人が想い合うおはなし

女遊びばかりしてチャラチャラしているだけだと思っていた苑が抱えていた想いが実はとても辛いもので見ていて苦しくなる
久哉は苑が何を考えてるのか知りたくて行動する姿がすごく健気で可愛い
少しずつ互いに歩み寄りながら想いを伝えようとしていく2人を見ていると応援せざるを得ない!!
足りないところを埋め会える素敵なお話。
時々みていて苦しいところもあるけれど頑張って乗り越えて欲しい

0

美人攻めの仄暗い執着が切なくて萌える

先生の作品はこちらのみ、三葉まで拝読しています。
ドラマCDを購入して、再読したのでレビューします。
(一葉と二葉が上下巻のような内容です。)

キャラは、とにかく攻めの小田島が麗しくて好きです。まつ毛バサバサの美人さん。普段は陽キャの仮面を被ってるけど、時々仄暗い目線に色気が漂う。体格はしっかりめなのもいい。
矢野は細身で可愛い顔ですが、芯が通っている男前な性格がいい。

始まりは受け視点。小田島の矢野への気持ちは、初めははっきりとは描かれないけど、表情や言動に細やかに匂わされていて萌えますね。

小田島が女子を抱くシーンが数回ありますが、結構生々しくて驚きます。地雷の方には厳しそう。

女子との遊びを諌める矢野に小田島が「じゃあ矢野が相手してくれんの?」と詰め寄るシーン。
溢れてくるセリフに、小田島の強い執着が滲み出ていて、ちょっとゾクッとします。

小田島があることに縛られて、矢野への想いを否定しようとすればするほど惹かれていく様子が、切なく描かれます。

それにしても矢野への情欲を、矢野に似せた女子で解消しようというのは、かなり引きますね。他にやりようなかったの?(泣)
そうしないと矢野を襲ってしまいそうだったのかしら、うう…。

後半は子供時代から、小田島の心情が語られる。
父のとんでもない姿を見てしまうシーン、衝撃ですね。でも真昼間に車のドア開けたままって、ちょっと不自然で…。お相手が変態さんだったのか?(汗) もうちょっと現実的な展開にしてほしかったかも。

とにかく、親たちのために自分を偽り、歪めなければならなくなった小田島は、不憫としか言いようがないですね…クスン。

終盤は、攻め視点で小田島の強すぎる執着が語られて良きでした。一葉はかなり気になるところで終わり。二葉も再読しようと思います。

電子 白抜き修正(矢野のtnkを小田島が扱いてイかせるシーンあり)

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思春期の不安定だからこその不可解さ

読み返しレビューです

発売当初読んだままで実は1,2巻同時発売を購入した後に3巻購入を一旦お休みしたのですが4巻発売のペースも早かったので3,4巻もこの度一緒に買ったので改めて最初から読み直しました
今はまだ3,4巻は未読でレビューします&2巻の内容には触れないようにします


最初読んだ時の感想としては高校2年生という設定の割に精神年齢の若さ、幼さに不整合さを感じる行動自体に少し違和感を感じてしまい何となくキャラが掴み切れなかった印象です

小田島は分かり易い1軍だけど問題児
1軍の圧倒的モテオーラを放ちながらも心が不安定で未熟
問題児なのに母親を「お母さん」と呼び、彼を明らかに不安定にさせている原因だろうに無下にしない
心が不安定そうなのにセフレを多く抱え、自身を軽んじる取り巻きのやっかみにも諦観を見せる無の境地
小田島が思春期の中で自我の芽生えを恐れているのか、乗り越えたいのかが見えずにいた所が「掴み切れなかった」んだろうなぁ…と今、冷静に読み返して自分の中での違和感の正体が分かって来ました

「整合性が無いからこその不安定さ」
これこそが思春期の中で性自認に悩むDKのひとつのリアルなのかも知れない…⁉と読み返してみて思い至りました
ここまで自分なりに考えが進むと当初の印象とは違った感情も生まれてきて小田島に俄然興味が湧いて来ます(`・ω・´)ゞ

部屋割り表を大事にしてしまう程繊細で不器用に一途な小田島にとても庇護欲を掻き立てられてしまいます
分からないから知りたい、どうなるのか見守りたい、そんな気持ちに変化している自分がいます
益々この後を読むのが楽しみになって来ました

少しだけ気になるのはお話しの内容ではなくて絵の描き分けは初読みと再読で変わらずチョット気になってしまう点です
特に矢野の髪色トーン…たまに黒くなかったりするのはナゼなんでしょうかね…
2人ともキレイめのお顔で儚げさがある雰囲気に被る所が感じられるので出来たらハッキリとした違いのある髪色は描き分けて欲しいなぁ~と、、、甘えた事を言ってしまうド素人でスミマセン…でも同じ髪色になってるのは困惑しちゃうょ(。・_・。)

1巻はまだ2人共にキャラとしての興味はあるものの魅力!とまでは自分の中で至っていないのと先があるからこそ!という点を踏まえた評価をしていますが確実に先を読みたくなる1巻ではあります
最初に読んだ時に評価していたら多分☆は3かな~?ですが再読で気付いた事が多かったので購入当初に評価付けをしなくて良かったです♪

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