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表題作ピットスポルム 三葉

小田島苑、高校2年生
矢野久哉、高校2年生

その他の収録作品

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あらすじ

紆余曲折の末、無事に交際をスタートする こととなった小田島と矢野。 二年の前期考査も無事終え、恋人としての ひとときを噛み締める。 夏休みも近くなり、他の生徒は帰省の予定を立てている中、矢野は帰省のための交通費に頭を悩ませていた。 心配する小田島に「両親に迷惑をかけたくない」と本音を漏らしてしまう。 慌てて誤魔化す矢野と、そんな彼を見て考え込む小田島だがーー? 大人気シリーズ交際編堂々スタート!!

作品情報

作品名
ピットスポルム 三葉
著者
三上志乃 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ジーオーティー
レーベル
picn comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784823605833
4.7

(225)

(184)

萌々

(33)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
21
得点
1062
評価数
225
平均
4.7 / 5
神率
81.8%

レビュー投稿数21

待望の続編、恋人としての二人がしっかり描かれています!

一葉、二葉の続編で恋人になった二人のお話になります。

そんな三葉は夏休み帰省編になるのですがもう堪らなく良かったです。

冒頭からラブラブっぷりが(と言うか苑の久哉大好きっぷりw)凄くてえちもかなりしっかり描かれています。

あれだけ歪んで拗れてそして久哉に受け止めてもらえた苑の気持ちを考えたら仕方がないかもしれないです(笑)

帰省に際して久哉の経済事情が重く圧し掛かって直視する事になるのですがそんな所を苑はしっかりと見てくれて…でもそれは久哉の為でもありまた苑自身の為でもあって苑がしたい事で久哉をどうにか繋ぎとめたいって感じも滲んでます。

ちゃんと想いが通じ合って恋人同士になったけどそれでも苑はまだ何処か不安を抱えてる感じが凄く伝わって来ます。

そう言った苑の感情的な部分の描写が本当に素晴らしいです。

久哉の実家に一緒に帰り、彼の育った家、土地に触れて色々と感じる苑の感情がまた前作とは違った儚さを感じさせてくれます。

でもそんな苑の感情を何時だって久哉は掬ってくれて…そこが久哉の何よりの魅力なんだと思います。

そして何より久哉のルーツに触れたことで想いを強くしていって…。

自分が久哉の甘えられる場所になりたい...と。苑は少し強なれたと思います。

帰省中の二人の様子、久哉の家族達との触れ合いで苑と久哉が得たものは彼らの人生で掛け替えない何かになると思います。

作中では2泊3日のひと時の出来事なんですが…なんでしょうかこのまるで永遠の中のひとときを感じさせてくれる独特の感覚は。

懐かしさ?尊さ?誰しもこんなひと時があるのかなってとても情緒的な感覚にハマってしまいました。

それがきっとこの作品の、そして久哉と苑の堪らなく魅力的な所なんだと改めて思いました。

非常に抽象的なレビューしか書けませんが(語彙力まじで欲しいです…)読んで確実に心に響いて刻まれるお話だと思います。

前作から追ってる方は三葉を読まれたら共感してくれるかな…?してくれると嬉しいです(笑)

もし今回初めて「ピットスポルム」に触れられる方は是非一葉・二葉から読まれる事を強くおすすめします。

四葉も物凄く楽しみに待っています。

8

両想いになっても切ないが終わらない

3巻!!!!嬉しい!!!!

小田島くんも矢野くんも良い子すぎて、ままならぬことがたくさんあって・・・
涙が止まらない・・・_(:3 」∠)_

育ってきた環境は違えど、二人とも家族のことを大切にして生きてきたんだよなあ。頑張りかたはだいぶ違っていたけど、目的は同じ。

そんな二人を育てた親御さんだから、小田島くんのお母さんも、矢野くんのお父さんも、優しい声をかけてくれるし、きっと二人を受け入れてくれる。子どもの幸せを希う気持ちが伝わってくる。

今作では特に、矢野くんのお父さんの『他に意図があっても誰かが救われたことは変わらない』という言葉はその通りだなと思います。

小田島くんは矢野くんを自己犠牲的だと思ってるだろうけど、彼も十二分にその気がある。

切ない二人をもっと見ていたい気もするし、無事に大学に進学するなどしてあま〜いキャンパスライフを送っているのを見たい気もする。

いずれにせよ、もっともっと読みたくなる作品です。キャラクターの心の機微が伝わってきます。

7

心の内側を明かして

晴れて恋人同士になった彼らの日々が描かれていた三葉。
二葉まではかなりハラハラな展開が続いていたので、冒頭からふたりのナチュラルなやり取りが見れただけでもグッときてしまうようなところがあって。
幸せそうなふたりの様子に、無事気持ちを通わせることができて良かったなと改めて感じたのでした。

表情と心の中が一致していないことが多く、これまで掴みどころがない印象だった小田島が
苦しさや焦りを隠すことなく表に出している今作。
そんな取り繕わない本心が見えることでふたりの間にあった壁が無くなったのがわかったし、何より彼の心が解れている証拠なのだなと感じられてすごく嬉しかったです。

小田島自身はそういう自分がいることを矢野に知られたくなくて、内側の部分はなるべく見せたくないのが色んな場面から伝わってくるのが切なかったけれど。
でも矢野はどんな小田島でも受け止める覚悟はできているだろうし、簡単に揺らいでしまう気持ちではないのもわかるので
少しずつ時間をかけてうまく向き合っていってほしいなと思いました。

矢野のことが大好きすぎる小田島は、こんなに幸せでいられる"今"が怖くなってしまっているのかもしれませんね。
先のことまで考えて、ぐるぐる悩んでしまって。
それが杞憂だったと笑える日が来てくれたらいいなと心から願います。

ふたりの甘い絡みもたくさんあって大満足の三葉でした。次巻も楽しみに待ちたいと思います。

7

繊細な感情を表現するのがうますぎる・・・

続編読めて嬉しいです~!
帰省編。家族想いで切り詰めながら生活している矢野くん。帰省は厳しいかなと思ったところで苑くんからの提案が!帰れて良かったし苑くん一緒なのも最高だった。
矢野くんの家族は温かくて、それが矢野くんの性格にもつながっているのだなと思いました。。
育ってきた場所や人と触れ合うことで矢野くんと離れたくない気持ちが苑くんの中でふくらんで・・・未来が不安になる等身大の気持ちがすごくリアルでした。
一旦は話すことで落ち着いたけど根本的な解決はこれから。帰省を終えたあとの苑くんがどう行動していくのか楽しみです。

7

小田島の成長っぷりに涙

一葉・二葉が大好きで、三葉の発売を心待ちにしていました〜!
好きすぎて一冊になるのが待ちきれず、単話配信で追っかけていました。
やっと一冊にまとまったものが読める喜びを噛み締めながら読みました…

点呼の後のえっちシーン、矢野の可愛さが爆発していて小田島気分で「くああっ(?)」と、たまらない気持ちになりましたね。。
声が出ないように必死で両手で口を押さえる矢野くんが愛らしすぎて。愛しいよ…

もう、初期のヤリチンだった頃の小田島を思うと、成長・変わりっぷりに涙、涙です。「矢野が甘えられる場所」になろうと決心する姿に、胸がきゅーっとなりました。溺愛・執着攻めってやっぱたまらんですね。

そしてもちろん矢野くんの健気さ・可愛さは変わらず継続中で文句なし。

今回は矢野の実家に帰省編ということで、青森方言の子供たちなんかも出てきて可愛さ爆発しておりました。虫が苦手な小田島も可愛い。。

続きが来月早々に読めるのも嬉しい!四葉も早く読みたくて今からワクワクしてます。

6

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