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表題作If we had...

あらすじ

高校二年、冬樹はある日の教室でゲイである事をからかわれてイジメられる男子・蓮の怒声を聞いた。
自分なら無難にかわして終わると思うところを、傷つけられても自分の事で堂々と怒る蓮の姿を見て純粋に憧れを抱く。
その日から何となく気に掛けるようになり二人は友達になっていく。

18年後家庭を持った冬樹は、恋人と外国へ行く蓮から連絡を受けて久々に話をする。
その中で思い出すあの頃の記憶――…。
もしあの頃ほんの少し何かが変わっていたら、僕達の関係は違ったのだろうか。

男子高校生の切ない青春の恋を描いた表題作と、冬樹の親友・やっちの視点から描いた話、さらに年を重ねておじさんになった2人が飲みながら当時の事を思い出して語る話、同じ組の男子を好きだと話した息子と父としての冬樹の話の短編4本

作品情報

作品名
If we had...
著者
ふじみらの 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ナンバーナイン
電子発売日
5

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萌々

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中立

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趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
10
評価数
2
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数1

青春の秘めた想いと、30年後まで繋がれてゆく関係

こちらKindleで拝読。なにげなく読んだんですが、とても切なく胸にグッとくる内容でした…!

クラスでゲイだと揶揄われ、それに対して真っ向から言い返していた蓮と、そんな蓮と親しくなった冬樹の物語。

のちに明かされる冬樹の気持ちに、思わず「ああ…」と声が出ました。親友にさえも打ち明けられなかった秘密、、

そして何より最高だったのが、息子に彼氏を紹介され、ゲイだと分かった時の冬樹の反応。切なくも暖かくて、じんわり胸に沁みてなんとも言えない気持ちになりました。こんなふうに言い切るまでには、彼の中でどれほどの葛藤があったんだろう、と考えさせられた、、

終盤、40代になった二人の様子も刺さる。ただの友人とは言えないけど、もちろん恋人でもない。深い深い二人の絆を見た気がしました。

表紙が学生時代の二人で、裏表紙が40代の二人になってるのも最高だった。。

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