umeair
『ベターハーフムーン』Amazon限定ショートストーリーのこちら。
本編では怜王が東屋のもとを去った後、東屋視点に切り替わっていましたが、
こちらは知りたかった”怜王”視点のお話でした。
短いながらも、いまだ東屋のことを愛しく思う
怜王の切ない感情が伝わってきてグッときました。
東屋と離れた後、水商売を経てベビーホテルでバイトを始めた怜王。
夜勤の最中のコーヒーブレイク中、あるスタッフに
「なんで保育士になろうと思ったの?」と聞かれます。
無難に答える中で、本当の理由は
”大好きだった東屋と生活リズムを合わせたかったから”だー
その後彼とは離れてしまったけれど、彼が自分に残してくれた
”保育士になる”という夢は諦めたくなかった、と思いを巡らせます。
もう俺のことなんか忘れてしまっているに違いない、と思った時、
ベテランスタッフが「来週、ここのビルの移転説明会があるのよね」と
つぶやきます。
本編を既に読み、その移転説明会での再会を知っている身としては
「ああ…!この時にその予兆が…!」とドキドキ、胸が高鳴ります...
読み終えてもう一度、再会シーンを読み返してしまいました。
本編では語られなかった、怜王視点での離れ離れの間の一幕。
(未来を知っているから)希望の見える、とても印象的なお話でした✨
怜王が東屋と離れてから、保育士としてベビーホテルでバイトをしている時のお話。
東屋が怜王を探していたとき、怜王は保育士として奮闘していたようです。休憩中の他の保育士との雑談で、「なんで保育士を目指そうと思ったの?」と聞かれます。
「小さい子が昔から好きだから」という模範回答の裏で、大好きだった東屋と生活リズムを合わせたかったから、だから夢だった保育士を目指したと思っています。
東屋と離れても夢を諦めたくなかったから、怜王は夢をちゃんと叶えて働いていたんですね。…やっぱり怜王はエライわ…。
この話をしている翌週、まさか東屋に出会うことになろうとは。怜王が保育士として頑張っていた姿が垣間見えて、嬉しくなりました^ ^
アマゾンさんの特典ペーパー。こっちのペーパーも本編後のお話じゃなく、甘くもなく、本編の中のエピを補う感じのお話でした。なるほどーという感じです。
++
東屋の引越した後に同じように引越し、連絡を断った怜王。ベビーホテルの夜勤中で、他の保育士さんたちと休憩しているときの様子でした。
来週ビルの移転説明会があるのよねって書いてあるので、そことつながってます。
悲しみにくれているって様子ではなく、前を向いて保育士になるべく頑張ってる様子です。泣いた時間もあったと思うのに、辛い様子を見せないようにしてるんですかね…
これからはちゃんと辛いとき東屋に言うんだよ…?と思ってしまう、メンタルしっかりな怜王のお話でした。
本品は『ベターハーフムーン』の
アマゾン限定特典ペーパーです。
本編幕間、ベビーホテルでバイトする怜王お話です。
怜王は前に勤めたキャバクラの女の子の紹介で
今のベビーホテルでバイトを始めてから
そろそろ2ヵ月が経とうとしています。
受持ちの1才児の部屋を巡回し終えて事務所に戻り
「今日は暇かもしれません」と告げると大ベテランに
「それを言った途端に夜泣きが始まるジンクスがある」
と言われてしまい・・・
B5サイズ片面にて
怜王が東屋と再会する少し前の小話になります♪
怜王は思わず口を押えてしまいますが、
だからこそ今のうちに少し休憩しましょうと言われ
つかの間のコーヒーブレイクとなります。
保育士を目指した理由を聞かれた怜王は
昔から小さい子が好きだったと定番の答えをしつつ
本当の理由を反芻していました。
東屋と少しでも一緒に居たくて目指した保育士だけど
彼と共にいた事で抱いた夢だったので
諦めたくなかったのです。
東屋が今どうしているかを考えつつ
コーヒーを口にした怜王でしたが
子供が泣き出し慌ただしい夜になる
・・・という東屋視点の本編では見えない怜王の過去が
描かれた小話でした。
東屋との再会はこの後なので
本編では見えない相手の思いが滲んていて
読めて良かったです。
※他店舗特典(レビュー済)
コミコミ特典は東屋視点での本編幕間になります。