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表題作根暗魔術師の惚れ薬

グレン・イングロット、騎士団長
リオ、魔術師

あらすじ

人づきあいが苦手で口下手なリオは、町の人々から「変わり者の根暗魔術師」と囁かれている。けれど、幼馴染みであるパン屋の娘・リディアだけはリオに対しても優しくて、リオはそんなリディアにひそかな恋心を寄せていた。しかし、リディアには想い人がいた。美貌の騎士団長・グレンだ。リオはグレンのことが嫌いだった。なんでもそつなくこなすグレンの無表情な顔を見るたび、魔術の勉強以外なにもできない自分をみじめに感じるのだ。リディアをグレンに渡したくないリオはついに、惚れ薬の研究を始める。研究の末、ようやく惚れ薬が完成するが、アクシデントによりそれを口にしたのはなんと、グレンだった! リオの魔術は完璧だ。その日からグレンはリオにべったり。毎日のように家に来ては掃除洗濯料理と甲斐甲斐しくリオの世話を焼くようになる。はじめのうちこそ、それを煙たく思っていたリオだったが、グレンと共に過ごすうち……。

作品情報

作品名
根暗魔術師の惚れ薬
著者
綺沙きさき 
イラスト
いずみ椎乃 
媒体
小説
出版社
くるみ舎
電子発売日
3.6

(9)

(3)

萌々

(3)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
31
評価数
9
平均
3.6 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数2

もっと長く読みたい!

電子配信のみなので短いお話なんですが、あらすじに惹かれて読んでみました。…めっちゃ面白かったです!尺を長くしてもっとこの世界観をじっくり描いて欲しかったです。サラッと読めたのは嬉しいけど、ストーリーを広げたり深掘りして欲しかった。それくらい面白かったです(^ ^)

設定が良いんですよ!
好きな女の子に飲ませようと惚れ薬を渡したら、恋のライバル(リオが勝手に思っているだけ 笑)が間違えて飲んでしまって、自分のことを好き好きと言いまくる。しかも飲んだその相手は、女子ならみんなが惚れてしまうイケメンエリート騎士団の団長。そんな彼が、冴えないダサい魔術師にデレデレなんですから、たんのしい〜〜!(≧∀≦)

惚れ薬の効果も切れる気配もなく、リオは罪悪感から解除薬を作って飲ませようとします。だけど、既にリオの心はグレンへの恋心でいっぱい。リオはグレンと過ごすうちに彼のことを好きになっていました。飲んで欲しいけど、飲んで欲しくない…。自分のことをこのまま好きでいて欲しいのはエゴなんじゃないか、本当は他に好きだった人がいたのに自分が邪魔をしてしまったんじゃないか…そんなことを思うワケです。

結末はお察しの通りです。
惚れ薬なんか飲まずとも、グレンの心にはずっとリオしかいなかったので、結果は変わらない。
あーーー…この錯誤?誤解が解けるシーンが、めちゃくちゃ好き。真実がどんどん明るみにでるネタバラシに、キュンキュンです。


グレンのリオへのド溺愛が最高です。執着イケメンスパダリのワンコっぷりにも、リオのお世話姿にも萌えました。もっとやれやれ〜と心の中で思ってました(笑)


読後感も良くて、ほっこりニヤニヤで満たされた素敵な作品。ぜひぜひ長編にして書籍化して欲しいです(´∀`)

1

パン屋に行きたくなる

ため息つきすぎ〜(笑)

リオがグレンの好意をすべて意地悪や嫌がらせみたいに受け取ってて、読んでて心が痛みました。

そしてあの惚れ薬。
予想がつくのですが、引っ張りますね〜。
そしてリオがほだされて、でもこれは惚れ薬のせいだし…と切なくて。

リオが見てられないよってくらい卑屈でひねくれてて、妖精以外だれも親しい人がいなくて孤独で、パン屋の娘への片想いも蟻の行進くらいのアプローチで。

グレンの甘さにこちらまで尻がこそばゆくなりました。

1

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