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表題作秘めやかに熟れる白衣

奇跡の指先を持つスーパードクター 氷室浩史 38歳
美人内科医 月島蓮 34歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

内科医の月島は恋人の医師、真咲と別れた淋しさから、野性的な色香を漂わせた行きずり男と激しい一夜を過ごす。
互いに素性も明かさぬままの一晩限りのエクスタシー…だが、それからほどなくして、月島はその男が近所に開業した整形外科医院の院長、氷室だと知ることに…。
白昼の診察室…淫靡に張り巡らされた氷室の愛欲の罠に、月島はたちまち絡めとられていく。
甘美な駆け引きに乱れるドクターたち。
書き下ろし。

作品情報

作品名
秘めやかに熟れる白衣
著者
睦月りな 
イラスト
サクラサクヤ 
媒体
小説
出版社
イースト・プレス
レーベル
アズ・ノベルズ
発売日
ISBN
9784872578232
3.4

(9)

(2)

萌々

(2)

(3)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
29
評価数
9
平均
3.4 / 5
神率
22.2%

レビュー投稿数4

エロがっつり医師BL

医師×医師。ゲイ淫乱受け。イラストはサクラサクヤさん。
前日、別の作家さんの特濃エロを読んでお腹いっぱいなところに、たたみかけるようなエロエロで胸焼けしました笑

初読み作家さんの10年以上前の作品というのもあって、ここ笑うとこかな?とか、攻めの言葉責めにオヤジくさっ、とかツッコミながら読んでいましたが、ストーリーもあるしハプニングもちゃんと用意されているので、ついうっかり…、いやしっかり(刮目して)最後まで見届けてしまいました。

攻め受けともに嫌みがない二人なのでCPのインパクトが薄れそうな気もするんですが、逆に大人同士の艶事の方を引き立たせる効果がありました。いい意味での古さ、エロが多いのに飽きさせない展開、突っつかないと読み手が気付かない巧みさに翻弄されちゃいましたね。

柔らかいのに男らしい、男性ばかりにモテモテな受けが結構好みだった上に、押しが強くて経験豊富な攻めの「白衣じゃなく、モラルを脱げよ」ってクサいセリフに座ぶとん飛びました。セリフがまた上手いこと言う!ってのがポロっと出てくるから侮れない。

気になるのは受けの元カレ。彼はどうしてるのかな?続編も電子媒体で購入可能ですが、Kindleユーザーなので目下Kindle 化待機中です。古いシリーズ作品はスピンオフも込みで、ぜひ一括Kindle化して欲しいものです。

読みやすい医師ものなので、ひたすら官能小説的なエロが読みたい時におすすめです。

3

総受け矢印発動!

医者×医者の乙女ゲームみたいなストーリーでした♪

別れ、新しい出会い、めくるめく一晩のセックス、複数の再会。
元彼・スーパードクター・取引先の御曹司・同僚などなどそれぞれ立場の違う複数のいい男から熱い視線が絶えません。
まさに主人公総受け状態。品があって綺麗なドクターはどこへいってもモテモテなんですね。

特に熱烈なアプローチをしてくる氷室にタジタジの月島が可愛いです。しかしプレイボーイと噂の絶えない男を相手に新しい恋をする勇気が持てなくて・・・

基本的には本命を決めているけど新たに現れる男たちとのイベントをプレイしつつ吟味して~というゲーム気分を味わいました。
そのため特に重大事件に巻き込まれたりとか大がかりな展開にはならず、日常的によくあるストーリーでなかなか楽しかったです。


しかし・・・
しかしですね、個人的な欲を言えばとってもカッコイイドクター・氷室がヒーロー的なポジションだったからといってこのイベントは外して欲しくなかった!!というのが一つだけ。
別れた恋人・真咲先生との最終的決着イベントが見たかった!!
特に大きなイベントらしいイベントが無いように思われたので、ここで来るかな?とずっと期待してたのに~
主人公または氷室先生とバトル?とか勝手に思ってました、はい。
どうもシリーズものとして次回作に真咲先生の話があるみたいなので、持ち越されたのでしょうか?はたまた新しいお相手との恋イベントに忙しくてやらないのか・・・次に期待!!

1

医者ものはエロいです。

睦月りな/秘めやかに熟れる白衣 (アズ・ノベルズ)
純愛:☆☆☆
H度:☆☆☆
オススメ:☆☆☆

登場人物 

白衣ものです・・。医者ものはなんだかエロいです。
インテリ職業だからでしょうか・・。
ストーリーは同僚の医者をゲイの道から遠ざけようとした月島が、一夜だけと思いゆきずりの男性氷室と関係をもってしまうところがスタートです。
精神的関係よに体の関係が先だったので、月島の困惑ぶりがいいです・・
第二章もあるようなんで、読んでみたいと思いますが・・。

3

魅力から抜け出せない・・・

先生方が素敵過ぎて、クラクラします。

特に、攻めの氷室先生。彼は病院の院長をしており優秀な外科医という社会的に見ても文句の付けようがない完璧さ。…それに加えてこの容姿!(これについては文章表現も挿絵も敵神って思いました。挿絵がピタッと合って見えてほんと素敵なんですよ~)。
しかも、立派な人間だけど、だからって真面目くさってるわけでもなく金に目がくらんでる嫌な医者というわけでもなく、人間的にも豊かで大きくて、魅力溢れます。ちょっとお茶目なところがあってそこがたまらなく素敵!

仕事のシーン(診察やオペ)もかなり本格的でした。働く男性って素敵。でも私は今まで医者ものって、カッコ良いのは分るけど説明文が多そうで敬遠していたんだけど、この作品は本格的な香りは感じとれるけど全然押しつげがましいところがなくて、すんなりと医者の魅力に浸れました。痺れます!
そして、否が応でも期待してしまうのはやはりラブシーン。こちらも大変あっぱれなわけで!!もうっ!受けの月島先生との会話&エッチでは、何往復もして読み返したくなるウットリする世界でした。夢心地です。

脇役もいいんです!
氷室先生も38歳だからBLでオヤジといっていい年齢ですけど、医師会の面々や患者たちが・・・彼らは50越え60越え当たり前の文字通りのオヤジたちで、そんなところにも萌えが潜んでいました。若者に関しては月島先生を慕う研修医やMRが素敵!ちょうどオヤジとのコントラストがあって眩しさが際立ちます。女性陣も看護師や婚約者や胡散臭い極妻・・・。みんなイイ!わりと、多くの人が出てくるけど、そのどでもがなかなかの名場面であり、後々物語が進んでいくと必要性をも感じる!この作者さんのファンになりました。

あ~この世にはまだまだ私の知らない作家さんが沢山いて、どんな素晴らしい物語があるんだろうと思うとワクワク!!!また一つ発酵したというか、また一段階さらに、ボーイズラブを好きになりましたよ!面白い作品に出会うって素晴らしいことですね。

4

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