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表題作投げやりの夜

橋元
ウザい部下、26才
吉野
ゲイの上司

同時収録作品お仕えしません

内藤
デザイナー
博田
内藤の助手

同時収録作品馬鹿でもいいだろう

大多
上司
池内
部下

その他の収録作品

  • 投げやりの夜のその後
  • あとがき

あらすじ

吉野の部署に新しく入ってきたのは優秀だけどなんだかウザい橋元。そんな彼から過剰にスキンシップされたり、手作り弁当を持ってこられたりと、毎日激しくつきまとわれて、吉野はすっかり疲れきっていた。だがある日、ひょんなことから橋元と一夜を過ごしてしまい……!? ハイジ流ストレンジ・ラブ!!

作品情報

作品名
投げやりの夜
著者
佐倉ハイジ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
ISBN
9784403661839
3.4

(14)

(1)

萌々

(4)

(9)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
48
評価数
14
平均
3.4 / 5
神率
7.1%

レビュー投稿数7

ほのぼのだけどキュンとくる

会社の部下×上司。年下攻めです。
といっても、攻めである橋元はよくあるわんこ系ともちょっと違うかなぁと思いました。
かといってクール系でもない、ちょっと変わったキャラです。

受けの吉野いわく、めんどくさくて気持ちわるいくてうざい、確かにそんな感じ。
と書くとどんなだ、て感じですが、まめで世話焼きでちょっと不思議系で、確かに気持ち悪い強引さもある、コメディーなキャラですね。
お話として見れば味のあるキャラなんですが、攻めにはある程度の「かっこよくいてほしい」願望がやはり少しはありますので、このキャラに萌えれたかというとちょっと微妙でした^^;
吉野もゲイで手が早いのに橋元だけはちょっと…て感じです。ですが次第にほだされていく…お話としては王道でした。

どっちかというと、受けが主導権を持ってるお話。というか、佐倉さんのお話は、カップルのタイプは違えど受けが主導権を持っているものが多い気がします。
  
「お仕えしません」
こちらは安定した(?)佐倉さんの不敏な年上攻め×わがまま年下受け。
デザイナーの内藤に雇って欲しいと押しかけてきたものの、ろくに仕事をしない助手の博田。
内藤が、僕が主人だよね?と言いながらの世話をしています。

普通ならこんな助手クビになりそうなんだけど^^;
内藤は博田が好みなのでつい甘やかしてしまう…というお話です。

コメディーなのであまり深く考えずさらさらよめる感じ。
博田がツンデレなのですが、何を考えてるかわかり辛かったのがちょっと残念でした。
博田のワガママっぷりにちょっと眉をひそめそうなお話なんだけど、なんだろう・・・佐倉さんの雰囲気に慣れきったせいか、この程度では最早攻めを「可哀想」とは思わなくなってきました・・・。

ゆるいけど萌え所もちゃんとある、コメディなのにバランスのとれた短編集だと思います。

0

萌のポイントを抑えている

相変わらずの雰囲気から始まる
佐倉さんの作品。

でも、もうそこが萌ポイント。
いいですね。
「いい加減」「適当」が、最高です。

主人公(受け)の橋元(攻め)への態度が
あまりにもひどくて、報われなさすぎて、
橋元が可愛そうになってきます。

でも、橋元も悪いですよね。
あんなにいい加減に迫られたら、
「こいつ、冗談で俺に言い寄ってるんだな」
とか、思っちゃいますよね。

それにしても、
主人公(受け)は、最初タチのつもりでいたらしいんですが、
どこからどう見ても
受けでしょう!

だって可愛すぎますもん。

佐倉さん、次作も出してくれないかなー。

長い間待ってるんですけど、
ここ数年、ホントにコミック出してくれないですねー…。

寂しいです。

0

ほのぼのな働く男たち

全部で3組のカップルのお話が収録されているのですが、主人公たちは全員社会人。
私は佐倉さんの作品の、独特のほのぼの感というか、ちょっと抜けたところがあるのが好きなんですが、今作もそんな作品ばかりでした。
決して強烈な印象や燃える情熱はないのですが、ほっこりとした、色でたとえるなら暖色系のパステルカラーのような、そんな感じがします。
そこに登場するちょっとツンデレというか、意地っ張りというか、自分の気持ちを上手に伝えられないキャラがいて、可愛いなぁと思ってしまうんですよね。^^
ちょっとコミカルな所もあったりして、思わずフッと笑顔をこぼしてしまいます。
この作品も、ホッとしたい時にまた読みたくなりそうです。^^

1

働く男たち

久しぶりに佐倉ハイジさんの作品を読んだけど、やっぱり面白いなァ。
脱力系とよく言われますが、私にとったらそれがすごく心地のいいテンポです。
心情モノローグを最低限にして、ストーリーで気持ちの動きを伝えてくれる。

『投げやりの夜』
ウザワンコな年下攻めと、ツンデレ上司受け。
受けがある人に片想いしてることを示唆する描写とか、それをウザワンコが目ざとく気づく描写とか、上手いなァと思いました。
ウザワンコ攻めのウザさやそこはかとない気持ち悪さは萌え要素です。ウザいしキモいけど実に可愛い。

『お仕えしません』
愛だの恋だのを語らないで話が進んでいくのがいいですね。主役二人の気持ち行間に滲ませてるだけだけど、読み手には少しずつ伝わっていく。

『馬鹿でもいいだろう』
これ、攻めの髪の色と受けの同僚の髪の色ははっきり変えてほしかったな。よく見れば違うトーンだし、攻めはメガネをかけてるんだけど、たまにメガネをはずすときもあるから分かりづらい。
それを除けば、ゆるくて好きな話でした。会話の流れがナチュラルで好き。

1

投げやりの夜レビュー。

脱力系BL作家佐倉ハイジさんの年下攻!
ウザイ部下×意地っ張り上司のお話。ヘタレと意地っ張り、そしてメガネ…。佐倉ハイジさん御得意の設定です。

BLらしからぬ動きと会話、その珍妙な空気と言葉のチョイスにハマってページを捲っていくと…どんどん進んでいる恋愛モード。ゆるい雰囲気で話は進んでいくのに、ふとした時に見せる色っぽい表情のインパクトは大きい。口元の絶妙なラインが好き。この顎の描き方に弱い。

このゆるさがクセになっている方にオススメ。
1冊丸ごと上司と部下ばかり。だからってリーマンモノってワケじゃないのがハイジ流か。
そういえば、橋元さんって以前描かれていた『感応喫茶店』に出ていた橋元さん……ですよね?あの縛られていた人…。懐かしいなぁ。

1

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