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表題作雨色の居場所

古都宮鈴 愛情に飢えた坊っちゃん
辛島泉 鈴の家庭教師

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

古都宮鈴の家庭教師になった辛島泉。
出会った最初からなにかと慕ってくる鈴に辛島は苦しくなり、鈴の前から去ることを選ぶ。
そんな辛島に鈴は「逃げることは許さない」と両手でベルトを縛り、無理やり体を繋ぎ・・・。

作品情報

作品名
雨色の居場所
著者
みささぎ楓李 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
ミリオンコミックス HertZ Series
発売日
ISBN
9784813050889
2.7

(4)

(0)

萌々

(0)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
10
評価数
4
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

お互いが最高の拠りどころ・・・

 高校生×バツイチ・眼鏡オヤジ
人が自分に愛想をつかして去っていく前に、自らが(大切な人も含めた)周りの人を切り捨てていく決断をしてきた辛島と、人が自分から離れていかないがりために、体をつなげることもその手段として固執してきた鈴君の出会い。
 みささぎ楓李先生の場合、表紙を見ただけではどっちが受けか判断できないものがあります。大体は先生の好みでオヤジ受けが多数輩出されるのですが、この作品も然り。私は、年下に迫られてわたわたしているオヤジが好きなので、今回の辛島も鈴君にキスされたり、強姦されたり(大変だ!!)してるのに、鈴君はスキンシップが過剰だな~なんて鈍いあたり本当にかわいいです★その鈍さも辛島のいいところ。
 しかし、強姦されるところにしても、そのあとのHシーンにしても、性急過ぎるような気がして、もう少しゆっくりと、辛島のガタイのいい体を蹂躙する鈴君を描いてほしかったです。

1

雨色の居場所レビュー。

ベタな年下攻話です。愛情知らずの坊ちゃん×坊ちゃんを甘やかさずフツーに接する家庭教師…というベタなストーリーです。
ベタな話が好きなので、先の展開が読めるのについつい読んじゃいました。坊ちゃんの、愛情不足故の悪戯やツンツンっぷりがあまりにもあまりにも…ベタで吹いた。

表向き愛想の良い子を演じている鈴坊ちゃん。こういう子供が大人は好きなんだろう扱い易くてと世間をかなりスレた目で見ています。怒られたくて、家庭教師から逃げたり悪戯したり…愛情不足の子供の典型的パターンなので坊ちゃんの考えている事は読者に伝わり易かったです。
ちゃんと叱ってくれる、「坊ちゃん」ではなく「鈴」として見てくれる人を求めていたんだろうなーって。

鈴にしたら辛島は今まで見てきた大人とは違っていて、嬉しくて何かと慕って懐きます。そんな鈴の可愛い部分に、辛島は苦しくなり、鈴の前から去る事を選ぶ。これ以上懐かれたら、家庭教師という立場を忘れて特別な想いを抱きそうだったから恐くて逃げた。
だが自分と距離を作ろうとする辛島に、鈴は「逃げることは許さない」と両手でベルトを縛り……。

坊ちゃんゴーイン!最初っから縛りプレイ…っ。
ベタだなー。ベタだけどこういう愛に飢えた子供の衝動ってネタが好きなのでニヤニヤ。オヤジ受ニヤニヤ。
そういう、外面の良い子供と真面目なオヤジの恋愛が読みたい人にオススメです。

0

BLファンタジーの許容範囲

生徒×家庭教師という、すこぶる王道な雰囲気のお話。
みささぎ楓李なのでもちろんオヤジ受けである。
世間と家族から逃げたオヤジである辛島は自分を変えたいと思い、金持ちのボンボンだけど親に捨てられ歪んだ人間関係の中で育った鈴は、愛情を得ることに固執していた。
捨てた人間と捨てられた人間の出会い。
仕掛けとしてはまずまず面白いかと思う。

そんな中、鈴の愛情が重くて、いつものごとく逃げ出そうと辞表を出した辛島をいきなり拘束・強姦とは・・・・・・。
しかもそれで絆される辛島って一体。
BLファンタジーに極端なリアルは求めるつもりはないが、どうも拘束+強姦の後にラブはないだろうと、いつも思ってしまう。
これは個人の趣味の問題であるので、その辺り気にならなければそこそこ楽しめるだろう。

ちなみに例のごとくだが、やはりあとがきは面白かった。

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