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表題作王を統べる運命の子 4

ルスト・フロシフラン
25歳,国王陛下,王の剣
リオ・ヨナターン
16王の鞘

あらすじ

魔女の幻影に騙され、ルストをナイフで刺してしまった!! しかも王一行と引き離され、地下神殿に閉じ込められたリオ。俺を使って王をおびき寄せ、暗殺なんて絶対させない!!  出口を探すリオは、監禁されて弱った一頭の竜エラドと邂逅して…!? 王国400年の歴史に封印された神々の真実、魔女との最終決戦、そして時迫るリオの命の刻限──全ての因縁に終止符を打つ、感動の大団円!!

作品情報

作品名
王を統べる運命の子 4
著者
樋口美沙緒 
イラスト
麻々原絵里依 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784199010958
4.3

(75)

(49)

萌々

(10)

(10)

中立

(2)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
14
得点
317
評価数
75
平均
4.3 / 5
神率
65.3%

レビュー投稿数14

乗り越えた先にある結末

3巻は正直辛さしかなかった。
死にたがりでわからずやのリオと、狂ってしまったルストに目も当てられなかった。

でもそれを乗り越えて4巻。最終巻。
挫折しなくてよかった。すっきりとした終わり方で読後感のいい作品でした。

ただ1,2巻は個人的に最高の展開で、3巻でガクッと落ちてしまったのを4巻で取り戻せたかというと、そこまでではなかった。なので総合的に見て萌×2評価とさせていただきました。
1,2巻が良すぎたとも言えます。ただこれは好みの問題でしょうから、神評価が多いのは頷けます。

そして番外編があるらしいですね。
子供みたいに嫉妬するルストや、アランの領地ストリヴロに行く話など読めたら嬉しいな。なんでも嬉しいけど。

次は樋口先生のどんなお話が読めるだろうと思うとワクワクします。
次回作も楽しみにしています。



電子書籍なのでページ数はわからないですが、途中エラドのことをウルカと誤表記されている箇所があり、混乱しました。どこに報告したら直してもらえるんだろ。

0

感涙!

1巻を読んで、
これ絶対面白い。そして続くやつだ。
と、最終巻が出るまで積んでおいて(ホント、良く我慢した!!)早く読みたいような、もったいないような気持ちのまま、この3連休で一気読みしました。

もう、素晴らしかった!
ファンタジーとして、世界観が分かりやすくかつ没入感がすごい。
最終巻まで我慢して、邪魔する家人の居ない3連休を当てられて本当に良かった!

途中頭痛がする程泣きすぎて、でも続きが読みたいから痛み止めを服用しつつ読みました。

そこからの最終巻の幸福感たるや、
見事でした。

ぜひこの世界観を味わって欲しい!!
本当は、BLの壁を超えて本好きな人々にオススメしたい!!

ネタバレはあまりしたくないので詳しくは書きませんが、
とにかく、リオの健気さ強さが愛しい。

そして、ユリヤ王子の儚くも煌めいた日々(心の持ちようで)を思うと涙せずにいられません。

先生、素晴らしい時間をありがとうございました。

0

萌えが続かなかった

3巻前半?くらいまでは、設定は美味しいし、展開にハラハラして楽しんで読めていました。

主人公も最初の方は頼りなげだったのが、成長していって、成長物語としても楽しんでました。

でも窮地に立たされる度に繰り返される主人公の感情描写&攻めとの衝突がしつこく感じてしまい、最後はお腹いっぱいになってしまいました…。

あとBL的な萌えも、設定のせいか上記のせいか、最後の方は無くなってしまいました。

うーん、途中までは面白かったです。

4

とても面白いシリーズだった

とても良かった。
最終巻。忘れられた神エラドの真相が悲しかった。やはり人間は欲深くて愚か…神の力なんて身に余るよ…と思ってしまう。

そして受けの余命を攻めがどう乗り越えるのかというお話。苦しみ呻きながら涙する攻めの姿が切ない。なにをどうしたって、大切な人との死別が楽になることなんてないというセリフが印象的でした。ただ幸せに生き切ることが相手を慰めるものになるとうい考え方も好き。

全体を通して命の価値、死生観を問うお話だと感じました。死の受容過程を経て乗り越えていくお話が好きなのでツボでした。

3

嬉しい誤算の続きに

前巻で完結するもんだと思ってたから、続きが早く読みたくて仕方なかった!!
自分の死を受け入れてほしいリオと、何としてでも生かせたいルストのすれ違いが苦しくて苦しくて切なかった。そのすれ違いこそが、お互いへの行き過ぎた愛っていう何とももどかしいし、読者が焦らされてる感じがすごく良かった。
物語に頻繁に出てくる言葉、『生きることに意味なんてないけれど、この世界には生きる価値がある。』このリオへ向けられた言葉が、私の人生も肯定してくれてるようで嬉しかったし、大変勇気をいただいた。
樋口先生、素敵な作品をありがとうございます。

2

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