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イラストがタイプでした！
アニメイトで見かけた時に手に取りました。絵柄がとっても可愛くすごくタイプでした。買う予定もありませんでしたが買って後悔はしておりません。作品の内容もとっても良く。受けの表情が可愛く攻めの優しさなどとっても素敵な作品です！
ベランダ越しの彼
初読み作家さまでした。
こちらの作品がデビューコミックスだそうです！
絵が繊細で綺麗なんです。顔も体も美しい。
ちょっぴりえっちなのにそれだけではなく、独自設定が面白い作品でした。
小さなことから危険なことまで、物心ついた時には大小さまざまな不幸に見舞われてきた不幸体質の画家・旭は、ある日ひょんなことからベランダから遠目にそっと眺めては、密かに癒しの存在となっていた美貌の彼・エレと交流を持つことになる。
主人公で今作の受け・旭の不幸が地味〜に嫌なもので、それが毎日のようにあるというのだから大変。
もうこれは仕方がないものなのかと思っていると、名も知らぬ憧れのご近所さんから「悪いものに取り憑かれている。自分なら祓ってあげられる」と言われ…
いや、どうやって祓う？それはもちろん接触で！
なんて、タイトル通りとろけるまで奥までとろっとろに突かれるわけなのですが、レビュー頭に書いた通り独自設定が生かされていて、なるほどな〜！と。
エロファンタジックラブの煽り文通り、甘いベッドシーンは多めですし、そちら方面のシーンを重視して読まれる方は間違いなく満足出来ると思います。絵もとっても綺麗です。
ですが、その中に謎めいた攻めのとある設定が入ることによって味付けが変わって、甘さの中にじわりと切なさもトッピングされていく。
何を書いてもネタバレになってしまうので何がどうとはあまり書けないのですが、どことなく儚さを感じる攻め・特殊設定・軽自己犠牲あたりのワードにピンと来る方はもしかしたらお求めのものが見つかるかもしれません。
やや詰め込み気味であっさりとしてしまっている部分があったのがちょっともったいなかったかもと思いつつ、2人の思いやりの気持ちが優しい1冊でした。
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