最悪の再会から始まった、2人と1匹の同居生活

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表題作ビューティフル・ライフ

櫻川周、高校生→絵本作家、25歳
木地陽彦、高校生→ブラック企業リーマン、25歳

あらすじ

ブラック企業に勤めるサラリーマン・陽彦は、今まさにビルの屋上から飛び降りようとしていた。そこに現れたのは、高校時代の親友・周。最悪のタイミングで再会した周から逃れようとする陽彦だけど、周は陽彦を自宅に連れ帰って至れり尽くせり、ついには「うちに住んだらどう?」と同居を提案してくる。周と過ごす時間を心地よく感じる一方で、陽彦の胸には過去に周を傷つけた“ある出来事”が引っかかっていて…。

作品情報

作品名
ビューティフル・ライフ
著者
坂崎春 
原作
柿家猫緒 
媒体
漫画(コミック)
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784434321535
3.7

(7)

(2)

萌々

(3)

(0)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
24
評価数
7
平均
3.7 / 5
神率
28.6%

レビュー投稿数4

再会から始まるちょっと切なくて優しいお話でした

原作ありの坂崎先生作画のお話
男性同士の葛藤があるちょっと切ない両片思いなお話?です。周さんがすごく良いです。美人攻ってやっぱりいいなぁ
おまけにマメだし優しいし、穏やか、ちょっと腹黒さはあるもののほんの少し
でもそこも良い!どうやったら陽彦を手に入れるか画策してるのは良い!まさに理想の攻さん
でも最初の方で、陽彦がビルから飛び降りる寸前のところは、ビックリしましたええっまってそこまでするような会社に勤めてるの?早く辞めろ~と思いましたね
でもそこで周と運命的な出会いを果たします
高校の頃なかが良かった2人だけど悪い噂を聞いて、陽彦のほうからはなれていくのですが、それがずっとわだかまりになってて素直になれない陽彦、でもそんな陽彦をまるごと包み込んでくれる周
こんな人いる?なんて愛情深いんだろうと感動泣
結局2人の仲を取り持つのは周の元カレ?の弁護士さん
この人も好い人すぎる
それで初めて周の想いを知り告白
でもそこは、ずっと好きだった想いを誰に言われることなく自分から言ってほしかったかな?
ムギさんも可愛かったです。
多分コミックでは描ききれてない部分が原作にもあると思うので、ぜひ柿家先生の原作も読んでみたいです

0

再会から始まるほのぼのとした同居生活

周×陽彦


坂崎春先生の穏やかな絵柄と繊細な心情の表現が、
ストーリーと完璧にマッチしていて、
再会から始まる物語は本当に素晴らしかった。
切なさとほのぼのとした魅力が心にじわじわと響き、
胸にほっこりと感じられました。


陽彦がブラック企業で働きながら心の奥底で孤独を抱え、
屋上から飛び降りようとする場面から始まる。
その時、陽彦の頭の中で高校の親友である周が浮かぶ。
もう、その始まりが強烈な衝撃が走って、
涙がホロリとこぼれる瞬間なのだ。

まさかのタイミングで、
本当に周がそこに現れる。
高校卒業から7年ぶりの再会で、
周が陽彦に優しさと温かさを注入して
陽彦を救ってくれる。
その対比がますます切なさを引き立てているのだ。

周は陽彦を自宅に連れ帰り、
さらに同居を提案する。
それもなんと、大自然にあるログハウス。
そこには癒しの空間が広がっていて、
かわいい犬のムギさんもいる。

2人と1匹の同居生活がどうなっていくのかーー?

注目されているのは、
周の優しさ、包容力。と
陽彦の恋心と感情の変化。

陽彦にとって、周と一緒に過ごす時間は心地よくて、
周が絵本作家だから、
まるで彼の絵本の世界に入り込んで現実から解放されるような感じ。
日常の些細なやり取りや笑顔の交換となる。

2人の高校時代の特別な時間も絡めつつ、
昔も今も、陽彦は周に惹かれていくしかない・・・。
が、陽彦が過去に周を傷つけた出来事が心に引っかかっている・・・。

読んでいると心が痛むほど締め付けられるのだ。

他人の視線や社会的な偏見が心に気掛かり、
臆病で逃げる陽彦。

好きだからどうでもいいという
自分の感情を優先し、自由な考え方をする周。

陽彦がプレッシャーと闘いながら、
性自認や感情に対して不安を感じている姿からは、
心が抑圧され、本来の気持ちを押し殺している苦悩が伝わってくる。
それに連動して、
周の愛情は素直で偉大で、
陽彦を大切に包み込んでくれる。
彼の守る行動や一途さが、
陽彦に安心感を与えていのだ。

死のうと思っていた陽彦に
周が彼の人生に2度目に現れて、
陽彦は周と共に、
世界を愛せるようになっていくでしょう。

ベッドシーンは一瞬だけど、
ぎゅっと2人の間の愛しさがじんわりと伝えてくれる。

2人の心の距離が縮まっていく過程は、
痛みとあたたかさが交錯していて、
切ない瞬間に涙がこぼれるけど、
同時にふんわりとした笑顔が浮かぶ。
複雑な感情の波が押し寄せ、
彼らと共鳴する一冊でした。

3

苦しい

表紙のふたりの優しい笑顔とわんこの可愛さに惹かれて購入した作品でした。
その雰囲気からほのぼの系のお話なのかなと思っていたけれど、陽彦の置かれている状況がわりと大変なので現在も過去もずっと生きづらそうな陽彦にほのぼのするどころではありませんでした。

パワハラやサビ残が当たり前なブラック企業に勤めていることで精神的に追い詰められ、元カノは借金を残して失踪するという散々な日々に、陽彦は生きる希望を失って自殺しようとしていた時。偶然ビルの屋上にやってきた周に救われていくという展開になるのだけど…

高校時代の仲違いのエピソードや彼らが住んでいた村の閉鎖的な感じなど過去もどんよりしていたし、ブラックな職場で苦しんでいるのに何故か自分の身体より親のことを気にしている陽彦の田舎に囚われている感じも切なくて…
彼は本当に幸せな道に進めるのだろうかと心配になってしまったのでした。

結果的にはまるっと周に救われる陽彦ですが、そんな簡単に変われるのものかな?という疑問も。
周と一緒にいることで身も心も癒やされたのかもしれませんが、前向きになっていく過程が見えないのでこちらの気持ちが追い付かなくてモヤモヤ。
たくさん苦しいエピソードがあったわりに掴みどころがなかったような気がして、なかなか萌えることができませんでした…。

0

ビューティフル?

閉鎖的な田舎まち 他人の目を気にして右へならえでいることが普通

確かにあるよ ちょっと変わったことすれば噂たてられたりハブられたり それでトラブルになる事もあれば 住めなくなる人もいる

なんだけど 自分都合を頑なに田舎のせいにしてるのなんなんだろ?
飛び出すことができたなら田舎に縛られることもないはずなのに わざわざ自分を田舎に縛りつけておいて逆ギレかよ

って思ってしまったら最後 主人公の身勝手 自分勝手が鼻についちゃって
都会に疲れた彼を癒す優しいお話なんだろうけど とーーーーにも

どーーーーにもッ!楽しめなかった

原作 作画ともはじめましての作家さまだったし 優しいお話読みたくて表紙買いはしたんだけど にんともかんとも ほんと申し訳ない

ただ攻めの器のでかさ真面目さ 男前さ 自分を守れる強さに救われたな
こっちもぐずぐず言うような子だったら完全あたしの趣味からは外れてた うん

最後まで受けのあまえになんの感情ももてなかったけど これから先もあまえて生きていく幸せな未来がみえたのでね よかったよかった

0

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