たとえ姿形が変わっても、貴方に何度も恋をします

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三十代で再召喚されたが、誰も神子だと気付かない

sanjuudai de saishoukan saretaga, dare mo miko dato kidukanai

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表題作三十代で再召喚されたが、誰も神子だと気付かない

セルデア・サリダート
公爵
澤島郁馬
元神子

あらすじ

主人公の澤島郁馬は、十代の時に神子として異世界に召喚されたことがある。その時は神子の役目をしっかり果たして一年後に元の世界へ戻ったのだが、なんと三十代になって再び同じ世界に召喚されてしまった! だが、かつての神子とは誰にも気づかれなかったうえ邪魔モノ扱いされた郁馬は、元の世界に戻されるまでの間、セルデア・サリダートという人物のもとに預けられることになる。その人物は、一度目の召喚時に郁馬を徹底的に嫌っていた人物だった――!? 思わぬ邂逅に動揺する郁馬。しかしセルデアはかつての態度とは違い友好的に接してくれる。郁馬はそんなセルデアの態度の変化に戸惑いつつ距離感を計りかねていたが、とある理由から暴走し正気を失ったセルデアとたまたま遭遇したことをきっかけに、少しずつ彼との距離が縮まっていき――

作品情報

作品名
三十代で再召喚されたが、誰も神子だと気付かない
著者
司馬犬 
イラスト
高山しのぶ 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784434321689
4.3

(50)

(33)

萌々

(9)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
10
得点
216
評価数
50
平均
4.3 / 5
神率
66%

レビュー投稿数10

再召喚で、じゃない方扱いされるお話

オープニングが面白すぎる。再召喚された神子なのに、「貴様、どこから入った?」と不審者扱いされて剣を抜かれるくだり、コントとして秀逸すぎるw モブ萌えにはたまらない楽しいお話の始まり。
前回の召喚を経て現実世界に戻ったものの、しょっぱい現実を経験して辛酸も舐めつつ、果たすべき責任もちゃんと果たして…という地に足のついた神子という設定も良い。

教皇メルディは、普段は怠け者なのに決めるときは決めるというギャップのあるキャラで味がある。神子召喚の重みを語るシーンでは、召喚する側の倫理と罪まで描かれていてハッとした。あまり他では見ない展開だと思う。

攻めは愛する相手を亡くすと狂ってしまう為、受けが死ぬ時に俺も連れて行けと言う。殉愛は重いな~と思いきや、受けが俺の方が長生きするからいらない心配だと男前100点の回答を出すというBL的着地でとても良かったw

オープニングではモブラブコメかと思いきや、終わってみれば殉愛を背負ったけっこうシリアスなお話でした。個人的には、世界観が壮大なだけに、もう少し情景描写にもスケール感が欲しかったところ。
次作の「転生した兄上~」では情景描写、話のテンポ感も素晴らしかったので、1作ごとに進化されてるんだな(偉そうw)と感じました。作品ごとに完成度が上がってて、今後も追いかけたくなる作家さんです。

0

No Title

序盤、受が少し不憫な目に遭ってたり(あくまで少しだけね!)、攻に冷たくされる描写があったりして、最後は溺愛ハッピーエンド!という設定が大好きなので、この作品はかなり高評価でした。

星5ではなく星4をつけたのは、あくまで私個人の好みの問題です。
一番好きな設定→攻が受を溺愛する。時には幼子に接するような言動をとるほどに溺愛する。
この作品→溺愛ではあるけれど、溺愛より慕情・執着という言葉の方が合う。攻にとって受は常に自分より少し上の存在のような扱い。
この違いで星を1つ減らしました。

BL小説って、イラストもかなり大事ですよね。
表紙のイラストが好みじゃないと、そもそもあらすじに目を通そうと思わない。
この作品は絵も綺麗だし、受が受受しくない容姿なのが良かった。
文章も硬すぎず崩し過ぎず、読み易かったです。

0

めちゃくちゃ面白かった……!!

初めましての先生です。タイトルからライトな物語なのかなと読み始めたのですが…め、めっっっっちゃくっっちゃ面白かった…です…!

過去に召喚され現代に戻った、歴代一位の力を持つ神子様が十数年後に再召喚されてから物語スタート。この先代神子のイクマさんが大変男前でした…。
現代に戻る理由の一つになった、神子時代にめちゃくちゃ自分を嫌っていた公爵の真実や、彼の孤独、そして深くて重すぎる一途な愛。
「こうなるのかな?」と予想するも「そうくるのぉ!?」と予想外の展開が怒涛のように繰り広げられるので、夢中で読み続けてしまいました。
ハッピーエンドでよかった……。攻め様の涙はたいへん美しく……まさかまさかの挿絵ありだったので、何度も涙ぐんでしまいました……!

サブキャラも魅力的でした!他の化身はメルディさん以外「どうしようもねえな!(笑顔)」なので、そんなに絡んでこなかったの嬉しかったです。メルディさん、静かに怒ってるのか排除してくれてましたね。素敵。すきです。
元孤児の、世話役の女の子がすごく好き。かっわいいです!元側付き神官さんも、出番は少なかったけれども印象に残るいい味だしてました!

元凶である彼も、過去を覗き見た読者としては憎みきれません。どうか、安らかにおやすみなさい…と、祈ってます。
続編もあるんですよね!まだまだこのふたりのお話を読みたいのでありがたいです!

2

一癖二癖ある異世界もの

時を越えて、再び召喚され異世界を救う神子(三十路)というタイトルに純粋に惹かれて購入しました。読み応え抜群で、期待以上に面白かったです…!!人外と寡黙攻めが好きなのでそれだけでもう最高なのですが…内容もぶっ刺さりでした。受くんに辛く当たる攻さんが苦手な方でも安心してお読み頂ける良質なすれ違いものになります。セルデア(攻)の秘められた想い、執着に必ず泣きます。いじらしく、かわいい素振りは必見です✌主人公は基本淡白で諦めがちな印象がありますが、本質は思い遣りに溢れていて好感が持てます。物語の終盤ではかなり男前を発揮してくれていて大変素敵でした。
全体的に登場人物や設定に無駄がなく伏線なども綺麗に回収してくれるので、ページ数は中々ですがダレることなく読み切ることが出来ます。このタイトルだけでも十分満足出来ますが続編があるとのことなので♥早速読みたいと思います…!!

1

じゃないほうじゃないんだが

WEBで昔読んでるものの
2巻がでるとのことなので
書籍で再読。
やっぱりこの作品好きだわとあらためて(^q^)
いや、なんだろね
一回読んでるせいか、あーこのときこうだった
そうだったのかな新たな気づきもあって面白かったです。
まぁ4年前にいなくなった可愛い少年が
くたびれたリーマンになって戻るとは思わないよね(笑

異世界召喚は2回目
時間軸の違いであっという間に大人になって
再びで戻った主人公
むかしはあんなにチヤホヤしてきたやつらの視線の鋭さよwww
ま、いいけど
なんて二度目の召喚やいかになお話。
元の世界に戻る原因になった男、自分のことを嫌っていた(ハズ)の男のもとで生活をはじめると
見えてなかったものと、気持ちがみえてきて
徐々に徐々にな種明かしが面白い。

目の死んだリーマンだったのが
少しずつ息吹き替えしてく感じも良き

巻末は溺愛につぐデレデレがまた愛おしい。
こういうファンタジー色強めの異世界転生モノ
もっと増えてもいいと思うのよな。

1

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