たとえ姿形が変わっても、貴方に何度も恋をします

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  • 三十代で再召喚されたが、誰も神子だと気付かない

三十代で再召喚されたが、誰も神子だと気付かない

sanjuudai de saishoukan saretaga, dare mo miko dato kidukanai

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表題作三十代で再召喚されたが、誰も神子だと気付かない

セルデア・サリダート
公爵
澤島郁馬
元神子

あらすじ

主人公の澤島郁馬は、十代の時に神子として異世界に召喚されたことがある。その時は神子の役目をしっかり果たして一年後に元の世界へ戻ったのだが、なんと三十代になって再び同じ世界に召喚されてしまった! だが、かつての神子とは誰にも気づかれなかったうえ邪魔モノ扱いされた郁馬は、元の世界に戻されるまでの間、セルデア・サリダートという人物のもとに預けられることになる。その人物は、一度目の召喚時に郁馬を徹底的に嫌っていた人物だった――!? 思わぬ邂逅に動揺する郁馬。しかしセルデアはかつての態度とは違い友好的に接してくれる。郁馬はそんなセルデアの態度の変化に戸惑いつつ距離感を計りかねていたが、とある理由から暴走し正気を失ったセルデアとたまたま遭遇したことをきっかけに、少しずつ彼との距離が縮まっていき――

作品情報

作品名
三十代で再召喚されたが、誰も神子だと気付かない
著者
司馬犬 
イラスト
高山しのぶ 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784434321689
4.4

(47)

(33)

萌々

(6)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
8
得点
204
評価数
47
平均
4.4 / 5
神率
70.2%

レビュー投稿数8

硬派攻めがすきなんですっ!!!!!もうありがとうございます!!

悪役公爵攻めなんですけど、主人公が二度目の異世界転生で前回の転生時にめちゃくちゃ嫌われていると思ってた攻めが実は……っていうのがすごく良くてですね!!私は普段西洋ファンタジーをあまり読まないんですが「化身」「神子」「瘴気」の存在が凄くおもしろく描かれてて涙涙しながら読んでました!すごく良かったです!

8

ド執着攻め、最っ高〜〜!!!!!!

化身たちは恋をした相手と結ばれなければ、その気持ちの重さ故に破滅してしまう、という設定。
なのに相手の為に自分の気持ちに蓋をするなんて……。たとえ破滅の道だと分かっていても相手を守ろうとする気持ちが、ひたすらにかっこいい。ただただ生きていてほしいと、自分の恋も人生すらも投げ捨ててしまえる。重すぎる愛ゆえに恋した相手と結ばれなければ破滅してしまうけど、逆にこうして何よりも相手を最優先にしてしまう。これは化身の愛ゆえだけど、全ての化身ができることではないと思うし、この化身が、攻めが、受けをそれほど愛してるんだなぁと感動すら感じる。

ハッピーエンドの展開は、愛の力で切り拓く感じがして、とてもいいと思う。お互いに想い合う愛を、たっぷり感じとれる。特に、神堕ちして大きな竜へと変化してしまった攻めが、受けによって救われた時のイラストが、とってもよかった。
それに、最後は愛で救われる感じが、真実の愛で呪いが解けるファンタジーな童話のようで、個人的にはそこが内容の重さに反してちょっとファンシーだなと感じる。でもそれが悪いとかじゃなくて、……なんて言ったらいいか分からないけど、とりあえず良かった。

途中は逆ハーかと思ったけど、違う感じで良かった。他が恋じゃないなら平和だし、安心。

メインカプ以外では、メルディが好きだな。全体的に重めな内容だから、彼のかしこまらない話し方やマイペースな態度のおかげでシリアスになりすぎないのが、読んでいて気持ち的に助かった。なんだか気が抜けてしまうのだ。でも真面目にしなければいけないところは、かなりシリアスだった。やればできる子、メルディ。

全体的にシリアス多めの中で、元神の話は特に泣けるお話だった。最初はすっごく嫌なヤツだと思ってたのに、最後ではもう悪い子だとは全く思えなくて、ほんっとに泣けた。

番外編も重かったけど、攻めの両親が完全に無関心でなかったことが逆によかったと思う。これ以上攻めの心を傷つけてほしくないと思ったし、攻めの両親が攻めを故意に傷つけるような人間でないと分かって少しホッとした気持ちだ。

読んだ後で、アルファポリスの連載ページで読めるところも読んだ。「番外編 メルディにとって時は苦にならない」のお話は、やっぱり何度読んでもメルディも元神も、どちらの気持ちを考えても哀しくて淋しくて胸がぎゅってなった。

軽く読むには重すぎる物語だけど、最後は幸せになったからまぁいいかと思えた。それに、あのシリアスがあったからこそ、攻めが救われた後の幸せがじんわりと心に響くような気もするのだ。

4

めちゃくちゃ面白かった……!!

初めましての先生です。タイトルからライトな物語なのかなと読み始めたのですが…め、めっっっっちゃくっっちゃ面白かった…です…!

過去に召喚され現代に戻った、歴代一位の力を持つ神子様が十数年後に再召喚されてから物語スタート。この先代神子のイクマさんが大変男前でした…。
現代に戻る理由の一つになった、神子時代にめちゃくちゃ自分を嫌っていた公爵の真実や、彼の孤独、そして深くて重すぎる一途な愛。
「こうなるのかな?」と予想するも「そうくるのぉ!?」と予想外の展開が怒涛のように繰り広げられるので、夢中で読み続けてしまいました。
ハッピーエンドでよかった……。攻め様の涙はたいへん美しく……まさかまさかの挿絵ありだったので、何度も涙ぐんでしまいました……!

サブキャラも魅力的でした!他の化身はメルディさん以外「どうしようもねえな!(笑顔)」なので、そんなに絡んでこなかったの嬉しかったです。メルディさん、静かに怒ってるのか排除してくれてましたね。素敵。すきです。
元孤児の、世話役の女の子がすごく好き。かっわいいです!元側付き神官さんも、出番は少なかったけれども印象に残るいい味だしてました!

元凶である彼も、過去を覗き見た読者としては憎みきれません。どうか、安らかにおやすみなさい…と、祈ってます。
続編もあるんですよね!まだまだこのふたりのお話を読みたいのでありがたいです!

2

じゃないほうじゃないんだが

WEBで昔読んでるものの
2巻がでるとのことなので
書籍で再読。
やっぱりこの作品好きだわとあらためて(^q^)
いや、なんだろね
一回読んでるせいか、あーこのときこうだった
そうだったのかな新たな気づきもあって面白かったです。
まぁ4年前にいなくなった可愛い少年が
くたびれたリーマンになって戻るとは思わないよね(笑

異世界召喚は2回目
時間軸の違いであっという間に大人になって
再びで戻った主人公
むかしはあんなにチヤホヤしてきたやつらの視線の鋭さよwww
ま、いいけど
なんて二度目の召喚やいかになお話。
元の世界に戻る原因になった男、自分のことを嫌っていた(ハズ)の男のもとで生活をはじめると
見えてなかったものと、気持ちがみえてきて
徐々に徐々にな種明かしが面白い。

目の死んだリーマンだったのが
少しずつ息吹き替えしてく感じも良き

巻末は溺愛につぐデレデレがまた愛おしい。
こういうファンタジー色強めの異世界転生モノ
もっと増えてもいいと思うのよな。

1

一癖二癖ある異世界もの

時を越えて、再び召喚され異世界を救う神子(三十路)というタイトルに純粋に惹かれて購入しました。読み応え抜群で、期待以上に面白かったです…!!人外と寡黙攻めが好きなのでそれだけでもう最高なのですが…内容もぶっ刺さりでした。受くんに辛く当たる攻さんが苦手な方でも安心してお読み頂ける良質なすれ違いものになります。セルデア(攻)の秘められた想い、執着に必ず泣きます。いじらしく、かわいい素振りは必見です✌主人公は基本淡白で諦めがちな印象がありますが、本質は思い遣りに溢れていて好感が持てます。物語の終盤ではかなり男前を発揮してくれていて大変素敵でした。
全体的に登場人物や設定に無駄がなく伏線なども綺麗に回収してくれるので、ページ数は中々ですがダレることなく読み切ることが出来ます。このタイトルだけでも十分満足出来ますが続編があるとのことなので♥早速読みたいと思います…!!

1

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