「さーせん」「知らなかったっす」 「瀬野さん、好きです」

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さしすせそで口説いてくる小生意気な後輩

sashisuseso de kudoite kuru konamaiki na kouhai

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表題作さしすせそで口説いてくる小生意気な後輩

青木
食品メーカーリーマン,新人,瀬野の後輩,25歳
瀬野
食品メーカーリーマン,32歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし ある日の午後の先輩と後輩

あらすじ

食品メーカー営業部で働く瀬野は、イマドキな新人・青木に告白される。
軽いノリでどこまで本気かわからないけど、健気に慕ってくれる青木に戸惑いつつも少しずつほだされてしまう。
けれど瀬野は過去の経験から踏み込むことができずにいて…。

ふてぶてしい令和後輩×恋に臆病な平成リーマン
じんわり癒される等身大のオフィスラブ

作品情報

作品名
さしすせそで口説いてくる小生意気な後輩
著者
大森小鳩 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ブライト出版
レーベル
Tulle Comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784861239953
4.4

(50)

(30)

萌々

(13)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
219
評価数
50
平均
4.4 / 5
神率
60%

レビュー投稿数10

印象と違う!

え?!やばい!
すっご〜〜〜く良かったんですけど!!!!!

…というのが読後の第一声(心の中)です。

初読みの作者さま。
ほのぼのリーマンものでも読むかぁ(失礼)みたいなノリで、表紙とサンプルの雰囲気から安易に(とても失礼)購入。読む前後の私の内面の変化がすごい。私比で。

恋愛の最初と+くっつくまでのモダモダと+つきあってからの葛藤と+果ては元カレ登場まで各ステージでの萌えが1冊でばっちり供給されました。ハァ、お得だった。

何といっても、攻めの青木の一途さがもう、、、
瀬野と一緒に、こいつかわいいなぁ〜と悶えてしまいましたよ/////
冒頭のテキトーに軽く生きてますみたいな感じでは全然なくて。愛情表現がいちいちストレートで、仕事も頑張るしデキるし、もろもろ変に悩まず溜め込まないのが清々しいし、いい塩梅の年下攻め感が素晴らしい!

あと、個人的にお仕事描写がちゃんとしてるので変にイライラしないで済みました。(社会人だといいかげんな描写されると引っかかりません?)

ということで、作者さまの次の作品が楽しみになりました!
ちなみにのほほんとした素朴な雰囲気は終始ただよっております。しいたけの原木とか出てくる。笑

9

「さしすせそ」に込められた深い愛情に拍手!

本当、読む前後でガラッと印象が変わる作品です!
「世代間ギャップを感じるラブコメ作品かな〜」と思いきや、2人の幸せがじんわり沁みる、余韻が残る作品でした

舐め切った「さしすせそ」を多様しながらアプローチする後輩の青木君と、そんな青木君の流れるような口説き文句をのらりくらりと躱わす先輩の瀬野さん。
試し読みでの2人の軽快なやり取りがツボで即購入でしたが、自分の直感を信じて大正解!

完全に小生意気なチャラ系リーマンだと思っていた青木君には、良い意味で裏切られましたよ……!
めちゃくちゃ一途&誠実で最高なワンコ攻めじゃんか!!!!
若さ故の少し強引でストレートな愛情表現に、タジタジになってしまう瀬野さんとのバランスが堪りません♡

一方、過去のトラウマから、同性同士の恋愛に臆病になっていた瀬野さん。
「いつか捨てられる」と言う思いが根底にあり、青木君と恋人になっても深い関係になる事を避けている様子が焦ったくも、「わかるな〜」と頷けるキャラクターでした。
そんな瀬野さんですが、青木君の一途な誠実さに後押しされ、一歩踏み出す事が出来て本当に良かった……!

大きな山場は無く、淡々とした雰囲気の作品ですが、だからこそ日常の小さな変化や出来事を積み重ねていき、コツコツと信頼関係を深めていく2人に凄く満たされます。

何より、椎茸の原木や釜飯越しに目が合うシーンなど、些細な描写がめちゃくちゃツボでした!
こう言う、さり気ない見せ場が凄く良いな〜〜〜!
お仕事描写もリアリティーがあって、描写の一つ一つに拘りを感じる丁寧な作品で◎

淡々とした日常系作品がお好きな方に、是非!
個人的にもっと多くの方に読んで頂きたい、激推しな一冊です。

▶︎シーモア/白抜き(意外とエッチ多め)※描き下ろし…10P

8

ゴーイングマイウェイわんこ

お久しぶりの大森小鳩さん。
作家さん買いです。

「さしすせそで口説いてくる」ってなんのことやら?と思ってたけど、納得。

でも「せ」がないぞ、もしや「せ」から始まる言葉って……あれか?
「セックスしません?」
だったら嫌だなぁ……
って思ってたら「瀬野さん好きです」とド直球!
5ページ目にして早くも火の玉ストレートを投げる姿に、あ!なんかこの攻めいい!!とキュンポイントを早くもゲット。

この攻め、めちゃワンコなんだけど、一筋縄じゃいかないというか。
「中年特有の」とか言いたいこと言うわ、グイグイくるわの調教は難しい自由なワンコ。

ウケたのが「俺、この家くると玄関先でいつもこうですよ」と前おっ勃てながらえっへんしてる姿。
威張ることじゃないと思うけど、かわいい。

「俺だけをいつも聞き分けのない〜」というコマや、花火大会での「瀬野さんは俺と何にもなりたくないんだ」と傷ついた笑顔を見せたあそこのコマにキュキューン!とさせられました。あれは反則。可哀想で可愛い。

新人リーマン×先輩リーマンというリーマンカプなので、きちんとリーマンBLらしく二人の仕事を軸に、仕事に邁進する描写もしっかりあって好印象。
読んでみるとさらりと織り込まれていた鯛めしが重要アイテムだったし、まさかのしいたけ原木登場には笑ったけど、こういうところがお上手だなと思います。
(「よるにきんのあめふる」の銀杏や葉っぱもそうでしたね)

そして攻めはめちゃ有能だけど、どうしても先輩とは七年分の経験の差があって……みたいなとこや、「なんか子どもっぽいとこばっか連れていっちゃったかな」とデートで心配する描写とか、「俺って頼りない?」と悩むところとか、年下攻めの萌えツボもしっかり押さえてて好き。

受けの元カレ描写も絶妙で解像度が高い!
「俺の最適解」とか言っちゃうとことか、良心は欠如しててずるいけど軸があって魅力的なところとか。
だから、なんでこんなクズ男に受けは惹かれたんだ??みたいな疑問は湧かず、あぁ仕方ないな…と思わせてしまう。

細かいところもしっかり満足できたので、神で。

4

セリフがいちいち面白い

クスッと笑えるところもあってじんわりと暖かい気持ちにもなる、すごく大好きな作品です。
青木のセリフがいちいち面白いんですよね、好きなはずの相手を中年扱いしたり、うすぼんやりした理由で振るなとか言ってきたり。
2人の同棲生活もみてみたいなーって思います

1

後輩リーマンの魅力全開

最初の数ページでガシッと読みたい気分にさせられました。
さしすせそって絶対世の中なめて調子に乗ってる軽いやつが出てくるでしょっと思ってたのですが全くそうじゃないんです。

言葉づかいが先輩の前だと学生っぽくなっちゃうだけで良い子でした。
ひょうひょうとしたタイプであまり物事に動じない感じの後輩、青木が執着しているのが会社の先輩、瀬野。
なんかねー
青木が一途で素直で真面目。愛らしいんです。
ちょっとチャラい言葉を使って先輩との距離を縮めようとしてるのかなぁ。
2人きりになるとちょこちょこ自分売り込みアピールしてきます。
もーそういうしれっとした一生懸命さが読んでて可愛らしいんです。
こんな子に慕われて職場で毎日会ってたらゲイである先輩はすごく気になってしまいますよね。

ストーリーは恋愛だけでなくお仕事の事もしっかり描かれていて、面白いです。
後半は先輩が過去に関係のあった人も登場してお話が動きますが心配はいりません。

リーマンものでハマる作品はあまりなかったので
いまさらですがこのお話に出会えて嬉しかったです。

1

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