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  • せんせい、あのね。

せんせい、あのね。

sensei, anone.

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表題作せんせい、あのね。

羽多野岳、20歳、患者
吉野千里、オメガ専門クリニックの医師

あらすじ

オメガ専門クリニックにて巻き起こる不穏なオメガバースです。
全36ページ

作品情報

作品名
せんせい、あのね。
著者
妺子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ナンバーナイン
電子発売日
2

(1)

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萌々

(0)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
1
評価数
1
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

オメガの生き辛さ

 ※ネタバレを見ないで読んだ方が楽しめると思われます、いつもより伏せて書きますが以下の感想はネタバレを含みます。


 絵はとてもお上手ですしHシーンの描写も良かった、作品としてのストーリーもしっかりあると思うけれど、内容が個人的に苦手だったのでこの評価です、合う人には合うと思います。
 少々不気味でインパクトのある表紙、多くを語らないあらすじ、ハッピーなお話で無いのは目に見えているので、ドッキリや衝撃的な展開・結末を期待して購入しました。
 
 友人を亡くしたエピソードから、もしかすると何か霊的ホラー要素があるのかな?と思いましたが違い、容易に想像出来る通りのやっぱりか…と言った結末、答えでした。
 前半の診察シーンはヒートの個人差や薬の種類、ホルモンバランスや病気がどうこうとか、少しリアルっぽく作り込まれていて良いなと思ったのですが、最後でいきなりチート能力による強制進行感がしました。
 

 ここからは誰の事を言っているかは伏せて「彼」として書きます。
 私はオメガって生まれつき生き辛さを抱えている人達だと思うんですよ、薬が効かない人も周期が乱れる人も居る、自分ではどうにも出来ないしその苦しみは当該者にしか解らない、街でヒートを起こしたオメガに対する周囲のモブと「彼」の反応や考えがダメでした…。
 
 訳の分からない自分勝手な愛が「個人」に対してはあったとしても、今までの考えや行動からも「彼」はオメガという性別自体は馬鹿にして見下しているとしか思えない…そういう人はオメガを愛し愛される資格は無いと思うし嫌悪感がしました。
 「彼」にも理由はあるのだけれど、ストーリー中にその描写が無く最後に説明で書かれているだけなので同情も出来ないし。

 私がDLした時は表紙など含めて37ページで400円ちょい、ナンバーナインなので一般的な分冊・短編よりは少々割高かな?全てが「彼」の思い通りにはならなかった事が唯一の救いでした。

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