スローリズム

slow rhythm

スローリズム
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神30
  • 萌×220
  • 萌29
  • 中立4
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
26
得点
321
評価数
88
平均
3.8 / 5
神率
34.1%
著者
杉原理生 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
木下けい子 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
価格
¥552(税抜)  ¥596(税込)
ISBN
9784344812970

あらすじ

水森に毎週2回必ず電話をかけてくる矢萩は、高校のときからの付き合いで一番身近に感じられる友人。だが、高校生の頃、ゲイである事を告白した矢萩はすました顔をして「安心しろよ、おまえだけは絶対好きにならないから」と、言い放った。あれから十二年、その言葉どおり水森と矢萩はずっと友達でいるが……。単行本未収録作品&書き下ろしで待望の文庫化!

表題作スローリズム

矢萩,高校からの親友
水森,矢萩と親友関係

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数26

杉原作品は、いつだってスローリズムv

CD化が決まり、キャストも決まり
ものすごく楽しみにしている中、読みましたv
CDが届いてから
CD→原作→CDの順番で楽しもうかなぁと思ったんだけど
我慢しきれずに原作を先に読みました。

『スローリズム』なんてタイトルつけなくったって
もぉーv杉原さんですからね・・・
あなたいつもスローリズムじゃないですか!と、思うwww

最初っからお互い好き同士なのに
うまく繋がらないもどかしい想い・・・
しかも何年も、そばにいてずっと本音を温めながら
ひた隠しにするという焦らしプレイ。
でも、周囲の友人には駄々漏れwww

もぉー!じれったい。じれったい。
ページをめくるたびに、こっちが熱いため息をついちゃうくらい。
でもそこが癖になる作家さんですv

ふたりの気持ちが通じるまでがじれったい分
セックスシーンも、じれったい感じでたっぷり書いてあって
ああ、ここまで焦れ焦れしながら読んできた自分が報われました。

『スローリズム』
『スローリズム2』
と入ってまして、『スローリズム2』では
恋人同士になって気持ちが通じた途端、このぬくもりが
いつ消えてしまうのか?に、ビクビクしだすんですよね。
恋ってそんなもんさーっ。
相手の気持ちにあぐらをかきだして安心すると
ドキドキなんかなくなっちゃうんだぜっ
恋って素敵ですよねー(遠い目)


【ルチル文庫創刊4周年記念フェア書き下ろしSSカード】
の感想も一緒に・・・

引越し前夜の二人が4ページほどに綴られておりましたv
まだ荷物の整理ができていないのに
ムラムラっと押し倒す矢萩w
明日は引越しなのに「俺を殺す気か」と、
ぴしゃりと突っぱねる水森。
そんな甘い甘い夜・・・v
水森に拒まれることをあんなに恐れていた矢萩でしたが
ぴしゃりとエッチを断られてもふたりの間は
もうギクシャクすることはなく、引越し後に思う存分エッチするがいいさv

5

微熱な恋

ここのレビューを読んで、「名作」という意見と「じれったい」「イライラする」という意見の両方あることを知った上での購入。
「私、白黒はっきりして欲しいと思っちゃうトコあるからダメかなー……」と不安を感じつつ読みました。
しかし結果的には、私は全くストレスなく読むことができました。むしろ、のめり込んで読めたとさえ言える。
なんで自分はハマれたんだろうと考えた時、この作品の攻め・受けの「大人らしさ」に共感できるかどうかが鍵なのでは、と思いました。

この作品の二人は、本当にいい歳の大人なので(それでいてきちんと地に足がついている大人なので)、人生なんて地道に生きていくしかないとわかっている。
ある日突然とんでもないラッキーが降ってくることなんてないのもわかっている。
そして、いま自分が乗っているレールにそのまま乗っていれば、なんの問題もなく日々は過ぎていくこともわかっている。
そんな、諦観とも言えるような「大人の感覚」に共感できるか否かがこの作品に対する評価の差に繋がっているような気がしました。

燃え上がった瞬間をやり過ごしてしまった二人には、もう一度火を身を投じる勇気は持てなくて、でもずっと微熱が続いている。そんな二人。
「大人」を描いた名作だと感じました。

しかしその一方で、同時収録の「スローリズム2」の方は、よりもだもだ感に拍車がかかっていた気も(笑)
表題作は、大人ならではの臆病さ・慎重さを描いていると思うのですが、後日談の「スローリズム2」の方はそれとは種類が違う。
単に受けが鈍感だと感じる。そこが少し残念です。

4

平坦で何気ない日々の重さ

買って2ヶ月の間に、五回以上読み返しています。
それくらいハマりました。
非常に深い…。

何も大きな事件はありません。
いつもの電話、いつもの酒の場、いつもの友人、いつもの会話…。
リーマンたちの、ちょっとお疲れな日常風景。
でも、同じような毎日の小さな積み重ねで、新しい世界が広がるんだなぁ、と思いました。

鈍感な水森の心に、毎日少しづつ少しづつ染み込んでくるもの。
いつも水森の気持ちばかり優先してしまう、臆病で一途な矢萩の心。
続編の最後まで読んで、二人の新しい一歩に、爽やかな気持ちになりました。

水森の発言が「俺」で、気持ちが「ぼく」と一人称を使い分けているがはじめは不思議でした。
でも、外見的に鈍感で雑な性格の水森の、中身の柔軟で繊細なところを表しているのかな?
と思うと、非常に深いです。

不器用だけど、口は悪いけど、表情や態度で少しづつ染み出てくる二人の心情。
この杉原理生先生の表現力に、思わず唸ってしまいました。

2

ずっと見ていたい二人です(*^_^*)

少し不器用な大人の遠回りだけど、確実に寄り添っていく二人の気持ちが見事に表現されていると思いました。。


大きなハプニングも、のたうち回るようなキザなセリフもありませんが、読んでいて二人の空気に引き込まれました。


木下けい子さんの挿し絵がまたピッタリ。


読後はその後の二人を想像して、ほっこりと温かい気持ちになれます。


こんなカップルには性別問わず憧れてしまいます。


お気に入りの一冊になりました(≧ω≦)

1

はやくくっついちゃってくれ!

高校時代からの友人同士の恋。
内容にふれていますので、ネタバレが嫌な方はお気をつけください。

…………………………………………………
途中、当て馬の後輩堀田が出てきて良からぬことをしかけたり。
しっとり、ゆっくりした日常のようで、意外と色々な出来事があって楽しめました。
水森の頑固さに読んでいてじれったいなぁと思ったり。
振り回される矢萩の臆病さと健気さに、途中から
もう告白しちゃって…(>人<;)
と歯がゆく思いました。
電子書籍で読んだのですが、やっぱり紙で手に入れようかと思います。

1

低温低速なのにラブラブ

少し古い作品も電子書籍のおかげで手に取りやすくなりありがたいです。
今回はあらすじの「お前だけは絶対好きにならないから」という一文がとても良いフリだなあと思って購入してしまいました。ジャケ買いでも作家買いでもなく、あらすじ惚れです。

結果大当たり。大好きです。このテンポ。この日常感。男女問わず普通のカップルが抱えそうな葛藤もありながら、ちゃんと二人は大人の男なんです。そこに中学時代からの思い出が重なることで至極の物語になっているんです。…一見全く地味なんですが。

命の危機も、記憶喪失も、世界の滅亡も、悪魔も妖精も魔法使いも、何もなくても美しくドラマティックなBLはあるんですよね。なんてことのない日常は、二人がいることでこんなにも愛おしく、切なく、狂おしく、幸せになれると感じさせます。

やっぱりお互い他人ですから、ちょっとした考え方の癖は違うし、でもそこを噛み合わせていって、いつの間にか、お前じゃないとなんか変だ、落ち着かないってなる、そんな愛の形が見えます。低温低速なのにラブラブです。

付き合いだしてから、二人が些細なこと(二人にとっては大問題なんでしょうけど)で喧嘩っぽくなったときに矢萩くんが有耶無耶にベッドになだれ込むところが大好き。大好きと不安がぐちゃぐちゃになって葛藤している攻は良いですね。水森くんもベッドでは可愛いけど、芯は強いし、周りを振り回しちゃっているし、これはいつまでも矢萩くん苦労するわーって思います。でもお互い一番大好きな人と暮らしていけるっていいなあと思いました。ごちそうさまです。後輩の堀田くんもちょうどいい当て馬加減でとっても好印象です。元カノの今彼の暴走を冷静に分析している水森くんも好き。あと、やっぱり電話のシーンが良いです。冒頭から「え、これで付き合ってないとか嘘でしょ?」という自然な空気感。後半からは離れた距離が心を縮めるという現象を小説でここまで体現できるとはという感動もあります。

もっとこういう日常BL増えないかなー。

1

焦れったいけど、良かった

タイトルからかなり焦れったいんだろなぁと覚悟してたけど、本当に焦れったかったです。

二人のやりとりを読んでて思い出したのは「表面張力」って言葉。
いつコップの水が溢れてもおかしくないギリギリのところにいるのに、極度のヘタレ攻めと鈍感受けという組み合わせなので、奇跡のような表面張力が働いていて溢れてこない。

焦ったさを期待して読んだくせに、友人から脱却しそうでしない二人にウガー!となりかけたけど、なんどもお預けをくらった末のご褒美ターンは非常に甘美で美味しかった。

中学時代からの付き合いで、攻めからゲイだと打ち明けられた時の「お前だけは好きにならない」という言葉が引っかかってる受け。
攻めの気持ちは友人達が気づくほどで判りにくいわけではないのに、受けには変化が見られず、攻めに同情する友人達がついつい嫌味を言いたくなるくらい。
受け自身もあえて目を瞑ってるけれど、何かとついつい考えてしまうのは攻めの事。
なのに「お前だけは好きにならない」という言葉を心のストッパー代りにしちゃってるという面倒くさい人です。

攻めは飄々としているかのように見えて、実は生半可ではない重い気持ちをポロリポロリと見せてくれるところがたまらなかった。
受けは「換えのきかないもの 失うわけにはいかないもの」だから、本音は言えず、つい冗談みたいな言葉でごまかしてしまうんです。
好きすぎて手も足も出せないというやつ。
だから受けから「俺に言う事があるだろ」「いいかげん俺が好きだって白状しろ」とまでけしかけられても言えないんです。

この「言えない」というところが、私は好きだった。
いつもの私なら、「このヘタレがっ!」と憤死確定なんだけど、この攻めは「言えない」というところに好きが詰まりすぎてるのがヒシヒシと伝わってきて、愛おしさすら感じました。
だからこそ、どこか高みの見物じゃないけどお綺麗なところにとどまっていたような受けが、言えない攻めに代わって自分から言うという展開が超絶良かったです。

それにしてもこの攻め、好きだなぁと思います。
これから初めてというときの「お前に嫌われるようなことはなにひとつしたくない」とかホントいい。
こんな気持ちを抱えながら12年間、遠くに離れていても週2の電話を掛けて繋がっていたかった攻めの気持ちを考えると、泣けてくる。

「スローリズム2」は転職で東京に戻ってくる攻めが新居を探す話なんだけど、受けの鈍感力が壮絶に発揮されていて攻めが不憫になりました……。

友人の新婚家庭にお邪魔した後に攻めが「うらやましくなかったか?」と受けに聞くんだけど、てっきり受けから「俺たちも同棲したくなっちゃった」という言葉を引き出すためかと思いきや……そっち……(涙)
攻めの「好き」という気持ちが、常に私の予想を超えた重いものを見せてくれるところがとても良かった。
受けのことがどんだけ好きなの?と何度思ったことか。

「スローリズム」という通り、この二人にはこの時間が必要だったのだなと思います。
そしてヘタレな攻めが自分からついに申し出ることができたというところも感慨深いです。

この受けのどこに男二人を引きつける魅力があるのか、いまいちわからなかったのが残念なのだけど、着地点がとても良くて読んで良かったなと思います。

2

杉原さんの攻めが好きです。

親友から恋人へゆっくり変わっていくお話。
失うくらいなら何も告げない方がいいと、本当に長い間、鈍感な受けの側にいた攻めが本当切ない。
でも受けも鈍感ながらもう週二回の電話が当たり前になってる時点で、無自覚のうちに始まっていましたよね。
受けの一人称なので、ずっと自分がモヤモヤする気持ちが何だか分からないまま、話が進みます。いや分からないではないですね、認めたくないだけだったと思います。
そして、最後はきちんとまとまりますが、それでも受けは鈍感過ぎました(笑)2話目はあまりに受けが鈍いので、心底攻めが可哀想に。
でも攻めは受けを責めない。これ少しくらい怒ってももいいレベルだと思うんですけど(笑)

杉原さんの作品を読むのは「恋を綴るひと」「いとしさを追いかける」ときて三作目ですが、本当どれも攻めが好みです。
こんな包容力のある人いないですよねえ。たまらんです。
対する受けは「スローリズム」が普通で、「いとしさ〜」は微妙、「恋を〜」は転げ回るほど好きです(笑)

1

ゆっくりペースでも愛しい

高校からの友達、矢萩智彦と水森秋人。
社会人になっても親しい友達同士。
水森にゲイだと告白した後も「安心しろよ。お前だけは絶対に好きにならないから」と好きで好きで好きでたまらないくせに矢萩は水森を失いたくないばかりに普通の友達でいようとします。
忍耐強い矢萩ですがどうやら周囲にはバレバレの様子。
共通の友達、木田や水森の後輩の堀田(どうやら水森のことが好きらしい)をやきもきさせています。
最後には焦れた水森からアプローチ(笑)
杉原さんのお話は恋が成就するまでに時間がかかるお話が多いような気がします。
丁寧に進むお話に好感が持てます。恋はゆっくり・・・。

0

なぜかときどき読みたくなる

もだもだ焦れ焦れ大人の恋…みたいなものが読みたいときに取り出す一冊。
感動した!萌えた!神!って興奮する感じではないけど、ふと思い出して読みたくなる不思議な引力があります。

何度も読んでいると、片思いする攻め・矢萩の気持ちを分かりながら受け・水森視点を読むことになるので、読むたびに切なさが増します。水森の無自覚な矢萩への信頼がチラ見えするだけで萌えるので、たぶん矢萩に肩入れして読んでいるんだと思います。一途な矢萩がとても好き。
水森への言葉の節々に、優しさだったり怖さだったり矢萩の臆病さが見え隠れしている。読む回数を重ねるごとにそこがよく見えてくるので、何度も読んでしまうのかなあと。少なくとも初回だけでは分からない魅力がたくさん落ちている作品だと思います。

付き合うまでも付き合ってからも、小さな歯車がことごとく噛み合わないふたり。小さなことでこれだけ長くもだもだし続けるふたりなので、絶対的な安心感を持って読み終われるお話ではないです。たぶんこれからも小さなことで散々すれ違ってしまうんだろうなあと心配が残る。それでもちゃんと少しずつ近付いているのは確実で、はたから見ればずっともどかしいんだろうけれど、そんなことをずっと続けながら気が付けば還暦ぐらいまでいってそうな空気感があります。
すぱっと腹をくくれそうなのは水森の方ですが、残念ながらそこまでいかずに終わってしまいました。その先の想像というか妄想をかきたてられるのも魅力の一つなのかもしれません。

木下けい子さんの挿絵も淡い作品の雰囲気にぴったりで好き。これからもふと思い出してはときどき読んでいるんだろうなあという大好きな一冊です。

0

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