美貌の錬金術師×別の世界の記憶を持つ青年の、異世界トリップ・ファンタジー!!

錬金術師と不肖の弟子

renkinjutsushi to fusho no deshi

錬金術師と不肖の弟子
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神27
  • 萌×216
  • 萌8
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

146

レビュー数
9
得点
223
評価数
53
平均
4.2 / 5
神率
50.9%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
シリーズ
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784199008368

あらすじ

金銀の竜が空を飛び、呪術師が跋扈する世界──幼い頃の記憶を失くし、
老錬金術師の助手として育てられたリクト。ところが17歳のとき、
病に倒れた師匠の命令で、師匠の弟子・アダルバートの元に修業に出されることに!!
町で工房を営むアダルバードは、黒髪の美しい男だが、大の人間嫌い。
なんとか助手として置いてもらうことに成功するけれど……!?

表題作錬金術師と不肖の弟子

アダルバート,錬金術師
リクト,推定17歳,錬金術師の弟子

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レビュー投稿数9

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幼いころに奴隷商人に捕まり、錬金術師エレズに買い取られ弟子として育てられたリクト(受け)。ある日、エレズが大病を患い療養するのでエレズの弟子アダルバート(攻め)のところに世話になるようにと言われ王都に送り出されます。
訪ねていったアダルバートに弟子は取らないと言われるのですが、なんとか粘って居候として置いてもらえることになります。
アダルバートは優秀な錬金術師ですが、ギルドにも属していないしお客が来るような気配もない、でもしょっちゅう仕事で留守にする不思議な人でした。
アダルバートの身の回りの世話をする日々が続く中、隣国との争いに錬金術師が巻き込まれる事になり、街が不穏な空気に包まれます。

龍や錬金術の存在する童話やファンタジーな話で独特な世界観に引き込まれました。
エレズ以下優秀な錬金術師ほど人間としての情緒などが欠落しているところが会話のは端々に見られて面白かったです。師匠のエレズの錬金術以外のことはすべで同列という態度で、しれっと失礼なことを言ってるのも面白かったし、その影響を受けたリクトも友人のアビーと話ている内容がアビーが顔を赤らめて話している内容なのに実験続きの話をしているような淡々としていて、でも決して情緒が無いわけではない普通の人の感覚があるところもあって、このバランスが面白かったです。
リクトは幼いころの記憶がなく、今いる世界とは違う記憶があったりして、今いるところが自分の居場所じゃないような気がして、でも自分の居場所が欲しくて一生懸命です。だんだんはっきりしてくる前世と思しき記憶。リクトの人格がその記憶に吸収されてしまうのか。いろいろな記憶を思い出していく中で自分という人格が消えるんじゃないか、アダルバートのためにもそのほうがいいだろうと冷静に判断しているリクトが切ないです。

50年前の王位継承争い。そこで次期王である義弟を殺したとされるエリオット王子。彼の不幸な身の上がこの話の根底にありました。エリオットは本当に気の毒で、生い立ちも気の毒なら最期も本当に気の毒でした。もう少し救われることにはならなかったのか。ラストに愛する人に再び会えた喜びのところは泣けました。

お話としてはとても良くできていて面白かったですが、BLとしては萌に欠けます。
リクトの身の上が盛大なネタバレになってしまう為あいまいになってしまうのですが、一応のハッピーエンドとは言え、魂の生まれ変わりという話は魂は同じでも人格は別なのでどうもすっきりしまん。
結局、アダルバートの気持ちはどこにあったのでしょうか?はじめは迷っていたようですが、どちらでもかまわないとはどういうことなのか。どの魂であってもリクトがリクトであればよいということなのか、それは魂に惹かれたからなのか、それともリクト自身に惹かれたのか、もしそうならリクトのどこに?そういったアダルバートの気持ちがよく見えませ
んでした。私は基本二人が幸せであれば傍目にはバッドエンドに見えても構わないと思う方なのですが、どうも納得できないようなもやもやした気分になりました。
もう少しアダルバートの心情を吐露するところがあったら良かったんじゃないかと思ったのですが。

表紙のあらすじには錬金術のとして才能を開花となっていましたが、やっと弟子になったとこで終わってしまって、ちっとも錬金術師らしいことはしないままでした。できればもう少し先の弟子になってからの話も読みたかったです。

お話はアニメやファンタジー映画を見ている気分になるとても良いもので、評価に悩みました。お話としての評価は神ですが、萌えという部分はあまりないので萌で。


1

映画にできそう

記憶が定かではなく、自分が何者か分からないリクト。
アダルバートの錬金術師としての仕事の謎、育ての親のエレズの不可解な言動等、ページを捲る手が止まらずどんどん物語に引き込まれました。

リクトという存在で欠かせないのが50年前の王子・エリオットですが、悲しすぎる生涯です。
彼がどうリクトと絡むかをネタバレすると本の面白さが激減するので書きませんが、なるほど…と唸る絡み方でした。

アダルバートもリクトも良いキャラなんですが、脇役が魅力的です。
エレズ、フリッツ、レナート、カナル…スピンオフいくらでもいけそう(笑)

残念なのが、BLとしての萌えはかなり低めです。
でもファンタジーとしては映画化できそうな面白さだったので『神』で。


3

一級品ファンタジー

評価、悩みました。

ファンタジーとしては本当に一級品。
竜のいる世界観も面白いし、錬金術師について書かれている箇所も読むのが楽しかった。
先が気になってわくわくして、色々と想像をめぐらせながら楽しく読ませてもらいました。
なので、わくわく感の評価を付けるなら悩むまでもなく「神」作品。

ただ……主人公たる受けの問題はクローズアップされて詳細が明らかとなるのですが、攻め側の問題は色々と残ったままハッピーエンドに至るので、攻めの心情にいまいち納得ができないんですよね。
そこがちょっと残念でした。

でもすっごく面白かったしなー、こんだけ面白いのに「萌2」にするのも……ってことで結局「神」評価に。
そのくらい面白かったです。

3

シリーズ化希望

不器用だけど優しい堅物と天然だけど真面目な不思議ちゃんのボケ×ボケカップリング、何気に新鮮でとても可愛い。
二人のツッコミ不在なやりとりは読んでて思わずニヤニヤしてしまう。
全体的にはBL作品というより童話風の異世界ファンタジーに近い感じというべきだろうか。
緻密に練られた設定や壮大な世界観がすごく魅力的で、散りばめられた伏線もきちんと回収されてすっきりした。
錬金術師や竜の話の比重が多い分ラブラブ要素は控えめだけど、それを抜きにしても転生物語としては最高におもしろい。
終盤の三つ編みを編む場面での「会えた、会えた」は鳥肌だった。

5

胸を打たれるファンタジーです

あらすじを読んでほのぼのとした主人公の成長物を想像しましたが、実際は重くかなり切ない展開もあります。転生物でもあります。
しっかりと作り込まれたファンタジー作品ですが上手に読ませてくれるので、まず世界観を理解するのが大変!!という事が無く、理解力の弱い私にはありがたいです。(笑)
そしてミステリー要素もあり、謎が解けると「そう来たか!」と思わず唸りました。

登場人物も多く、過去と現在が複雑にからんできます。
一番心を打たれたのが、50年前に忌み子として存在した王子です。
この王子がかなり不幸な境遇で、最期も悲惨その物です。もう切なくて、切なくて。(つд`)
生まれ代わって結ばれて、めでたしめでたしというのも分かるんですが、なかなか心情が追いつかなくて…。
なんとか彼を幸せにしてあげてもらいたかったです。(T-T)
不幸なまま死んでしまう受けというのは切なすぎます。

他のレビュアーさんもおっしゃる通り、ファンタジーとしてはとても面白いのですがBLとしての萌は少なくて評価に悩む作品です。
ただ天然な受けの純真さや真っ直ぐな所に絆され、押され気味の攻めと言う萌要素続きもちゃんと入っているので『萌』で!!

2

自分は誰なのか

リクトは、育ての親であるエレズの体調不良を理由に、エレズの錬金術師の弟子であったアダルバートの元に修行に行かされます。
リクトは幼いころから、自分の意識の奥底に別の記憶があることを感じて不思議に思っていましたが、アダルバートの元にいき、神人にあったり古い書籍を目にする中で、過去の記憶がより鮮明に思い出されるようになります。

自分は50年前に忌み子として扱われていた王子なのか、それとも異国から来た別の存在なのか、アダルバートが自分に向ける目はかつて愛した王子に向けたものなのか。
本当の自分が何者なのか知りたいけど知るのが怖いと葛藤するリクトが切なかったです。

二人が50年の時を超えて体も魂も形を変えたけれどやっと結ばれてよかったです。
引き込まれるファンタジー作品でした。

2

おすすめファンタジー

BL臭のない美しいカバーイラストの本。
内容的にもBL的描写はかなり少なめです。
なので、エロ重視の方には全く物足りないかも知れません。
むしろファンタジーとしての設定がしっかりしていて、ファンタジー好きとして、とってもおもしろかった。
作者後書きに好きな物をめいっぱい詰め込んだとある通り、錬金術師の生活や、王位継承争い、竜との契約などなど、ファンタジー好きにはおいしいネタがきれいに盛り込まれ、そこに更に、少年と美しい錬金術の初恋と、時空を越えたその成就が盛りつけられているなんて。
yoco先生の美しいカラー口絵にも萌プラスして神です。

8

錬金術師と助手のファンタジー

錬金術師のエレズに拾われ、育てられたリクト(受け)は、エレズが身体を壊したのを機にエレズの弟子であるアダルバート(攻め)に預けられることになる。偏屈で人嫌いなアダルバートだったが、リクトの突拍子もない性格を面白がり、ふたりは徐々に打ち解けていく。そんな折、異世界の記憶のようなものがリクトの夢の中に頻繁に現れるようになって…。


正統派ダークファンタジーです。
受けは、7歳くらいの頃に奴隷として売られていたところを、高位の錬金術師に引き取られた過去があります。このページのあらすじでは名前がなぜかユウトになってますが、実際はリクトです。
引き取られるまでの記憶がなく、記憶障害があります。突然意識を失い、その前後の記憶がなくなるのです。なので大事なことや覚えたことは逐一メモを取る習慣があります。
対する攻めは、偏屈で世捨て人みたいな生活を送っている錬金術師です。対外的にはヒゲの老人なのですが、それは術でそう見せているだけで実際は黒髪長髪の超絶美形です。弟子は取らない主義ですが、師匠の紹介で仕方なく受けを引き取ります。

嫌々引き取ったという設定だったのに、攻めが受けを懐に入続きれるのが早くてびっくりしました。受けの天然なところが良かったのかな? 個人的には、人嫌いの攻めを天然ほのぼの頑張り屋パワーで癒す受け、という設定が大好きなので、そのあたりがあっさりでちょっと残念。
BLとしては、アダルバートとリクトが惹かれ合うのにあまり萌えられなかった。あまり一緒にいない2人なので、惹かれ合うエピソードに直接的なものが少なくて。何ていうか、受けが周りの脇キャラとの会話で攻めのことを知ることによって惹かれる、というような感じ。
「アダルバート&リクト」より、リクトではないリクト(ネタバレ防止のため、わかりにくい表現ですみません)とアダルバートとの関係のほうが萌えたような気もします。

でもファンタジー作品としてはとてもよかった。二重三重に張り巡らされた謎が解けていくのは面白かったし、キャラがすごくいい。竜人の主従コンビやギルド長、受けの元師匠のエレズとか、脇役キャラもみんな独特で面白かった。
評価はBLとしての評価ですが、ファンタジー作品としての評価はもうちょっと上です。

6

読み易いファンタジー

異世界ファンタジー物。買うのをを少し迷っていたけれど買って正解の1冊。
子どもの頃に読んだファンタジーを思い出すような作品。主人公の一人称でずっと書かれていて、その語り口がとても読み易い。主人公が素直で頑張り屋ぶりがとても可愛くてほのぼのした感じで読める。キャラ文庫としては厚めだけれどあっという間に読み終えてしまった。
途中から過去の謎が解明されて哀しい部分もあるけれど、あまり重い気分にはならずに読めた。なので読後感も良くて嬉しい。
異世界ファンタジーなので風変わりな脇役たちが出てくるけれど、脇役も魅力的なのでスピンオフが出たら絶対に買いたい。

7

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