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砂原先生のお話を読み返してます(^-^)/
こちらがデビュー作品なのですね。
今とはやはり違う雰囲気を感じました。
受け様は、コピーライターの浅名。
同居していた片思いの相手が結婚することになり、仕事を辞めて海辺の町に引越ししてきた。
無気力に暮らしていた時、コンビニのバイトくんから話しかけられ。
それが、攻め様である永倉。
さりげなさを装いつつ、キミ、タイミングをみてたでしょう( ¯ᵕ¯ )って感じで、永倉の背伸び感や一生懸命さが、可愛くていいわ~。
ただ、張り合って、浅名の仕事上付き合いのある相手の前で、勝手にカミングアウトしちゃうのは頂けないですけどね。
まぁ、そこは若さゆえって事なのでしょう。
浅名が、元気で若さ溢れる永倉に惹かれていくのが、とても普通でよかった。
永倉の、素直で必死な告白も好き。
「待ってたのに」って、年下攻め様からのセリフ。
これは可愛くて抱きしめたくなりますねぇ。
その後の、永倉の若さやこれからの未来を感がえると、躊躇してしまう浅名の気持ちもよく分かる。
だよねぇ、これからたくさんの出会いや可能性があるんだものね。
一途なのは伝わってきたので、これからも不安にさせないよう、しっかりね、永倉。
とてもいい年下彼氏でした(*^^*)
砂原先生のエロが好きなんですが、デビュー作にしてエロがエロい。素晴らしい。
失恋と同時に仕事を辞め、都心を離れて海岸沿いのマンションへ引っ越してきた浅名。フリーランスのコピーライターとして細々と仕事を続けていた彼は、毎日のように近所のコンビニに通っているうちに、店員の一人と顔見知りになる。屈託のない、九歳年下の明るい永倉と親しくなっていくのだが…。
ストーリーはスタンダードな年下攻めモノだと思うんですけど、攻めより大人なはずの受けの、揺れまくる恋愛心理がメインに描かれています。アラサーとはいってもまだまだ若いっす。そりゃわたしも十代、二十代前半くらいまでは三十歳は大人だと思いましたが、今じゃこの浅名は頑張って大人しちゃってるように見えました。オッサンだなんてとんでもない。
浅名はなんだかんだ後ろ向きな性格。恋には一途で、心が伴わないセックスを好まず、潔癖で頑なだったんですよね。けれど、惚れた相手に崩されてからは、感じやすくってすぐにイっちゃう身体になってしまうという…。最後に収録されている「シンプル・デイズ」にサラッとぶっ込んでくれています、ホットな濡場を。こういう受けは実にけしからんです。←もっとやれ的な。
浅名が恋に落ちちゃった相手は、えートコのボンなんですが、浅名に隠していることがあったりして、ちょいちょい浅名はショックを受けるんです。でも永倉は彼に嘘をついてしまうくらい真剣で、浅名の仕事の元パートナーである砥綿に猛烈にジェラシーしちゃいます。その後のエッチのまぁエロエロしいこと。
仕事終わりに砥綿と飲んで帰ってきた浅名。マンションの外で砥綿が浅名の髪を梳くところを見ていた永倉が、部屋に入ってから浅名の気持ちを確かめようと、砥綿が髪を触った部分にチュッチュするシーンに萌えました。永倉が早熟すぎてちょっとビビるけども、若さゆえの万能感がカッコイイ。その反面、表には出さない必死さにハラハラさせられたりして。
嫉妬から先行きが不安になったり、喧嘩したり…。恋愛に大人の分別は全く役に立ちません。やっぱり、心理描写をしっかりと踏まえた上でのエロが熱いんだな〜、って思わせてくれたお話でした。
1冊すべて表題作カップルの話です。浅名(受け)の視点で進みます。
「シンプル・イメージ1」で二人は恋人同士になり、
「シンプル・イメージ2」で不安を抱きますが未来へ歩む決意をし、
「シンプル・ライフ」は引っ越して3年後のラブな暮らしです。
航(攻め)は、文章では年下らしい若々しさが会話や描写に垣間見えているので年齢に納得ですが、表紙イラストでは高校2年生は無理がある大人な落ち着きぶりで騙された感がありました。でもカッコイイですけれど。
長い片思いに疲れた美人受けを癒す年下男前ががお好きな方にお勧めだと思います!浅名が航に惹かれていく過程も悩む経緯も自然ですし、切ないながら全体的に明るさを感じる素敵な作品です。
ただ、航は17歳ながら既に年上女性の家へ転がり込んでいた過去がありますので苦手な方はご注意ください。
大好物の年の差もの。そして年下攻め。
砂原さんのデビュー作だそうですが、面白かったです。
特に目新しい感じもなく、些細な日常をひたすら繰り返すという手法ですが、それゆえに緻密な心理描写に作品世界に惹き込まれる。
同じありがち設定でも、心の揺れ動きで差が出るというか、個性が出るもんだなぁ……と。
年の差にぐるぐる悩んだり、諦め癖がついてる受の懊悩もいいですが、対照的な攻の底抜けな明るさもいい。
しかもこの攻の家庭環境は複雑なんですが、そんなことはひとつも表に出さないのがまた……。
そのくせ受以上に愛情に飢えてて、心の底では「帰る場所」を必至に求めてあがいてる姿に身もだえしました。
年上受相手に、大人ぶろうと一生懸命なところもきゅんきゅんします。
作品を通して特にドラマチックな展開があるわけではないです。
まるでタイトルの「シンプル・イメージ」のように、無駄を省いたゆえに浮き上がってきた、キラリとした心の動きに注目です。
砂原さんのデビュー作。
田舎町といっても比較的都心にも近そうで、いわゆる閉鎖感のある田舎ではないです。
海があって夏は観光客でごった返すけど漁師街じゃない土地柄もあるでしょうが、海風が吹き抜けてる感じ。
長く密かに想っていた相手が結婚してしまい、浅名[受]は海岸のある田舎へと引っ越してきます。
そこで毎日通うコンビニの店員永倉[攻]から話しかけられ、最初はそれを鬱陶しく感じるも次第に彼の存在が日々大きくなっていきます。
最初から30代の浅名と、学生バイトの永倉で年下攻だとは分かってたんですがまさか高校生とは!!
そこはちょっと意外でしたが、高校生的な面を見せる事はほとんど無いですし浅名の感情を読み取るのが上手くむしろ強引過ぎない程度に引っ張っていく永倉は最初名乗っていた通りに大学生位って感じで読みました。
挿絵も大人っぽいしなー。
読んでて、ここはちょっと良いなあと思ったのは、浅名のかつての想い人である砥綿は妻子ある身ですが、その結婚生活がちと上手く行かなくなってこれはひょっとして砥綿が浅名に?って雰囲気が少し出るんですが別にそんな事はなく普通にどこまでもノンケで家庭を持つ男なのが良かった。
そこで浅名に行っちゃう展開ってよくありがちじゃないですか。
そう行かなかった匙加減がなんか好き。
基本的に浅名は受動的性格なので、永倉とはお似合いかなって気はします。