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表題作だからおまえは嫌われる

入間亘,新進気鋭若手カメラマン,30歳
奥村靫也,中堅企業の専務秘書,32歳

その他の収録作品

  • 素直じゃない男
  • 素直すぎる男

あらすじ

クールな敏腕美人秘書・奥村は、俺様で暴君なカリスマ写真家・入間と仕事をすることに。酔った勢いで体の関係まで持ってしまい…!?
出版社より

作品情報

作品名
だからおまえは嫌われる
著者
岩本薫 
イラスト
九號 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344812895
3.6

(17)

(4)

萌々

(5)

(6)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
60
評価数
17
平均
3.6 / 5
神率
23.5%

レビュー投稿数4

無精ひげな大型犬ワンコ

ヤッパリいいなぁ~、クールビューティなツンデレ…
精神的に強い男が“こんなことをさせるのはお前だけだ!”とばかりに徐々に溺れていく姿がイイですねぇ。
そのくせ、昔のオンナの残していった下着をゴミ箱に捨てることで、達成感めいたものを感じているあたり、独占欲と対抗意識が見え隠れしてかわゆいです^^

2

規格外の受け

2002年ビーボーイノベルスでも発売された「だからおまえは嫌われる」「素直じゃない男」の中篇2本に、「素直すぎる男」16ページを書き下ろしされたものですが、中篇も大幅に書き直されたそうです。

「だからおまえは嫌われる」
社長室付き秘書である奥村は、次期社長・倉田に50周年記念式典に向けて写真集を作るよう命じられる。カメラマンの入間に依頼をしたその夜、酔っぱらって寝てしまう。最初はチンピラで節操なしの入間にうんざりしていたが、見事な仕事ぶりには驚かされる。なんとか写真集はできたが、倉田が難癖をつけ破棄をするように命じて…という話。

「素直じゃない男」
会社を辞めた奥村は、期間限定で入間のマネージャーをしています。そこへ、昔なじみの氷川がロシアにある自分の組織のナンバー2になれと誘いをかけてきて…という話。「嫌われる」で話していた入間の初恋相手の登場も絡みます。

「素直すぎる男」
出会って1年目の日のメモリアル話です。甘い展開で終わらないところが最高に良いです!

あらすじを読んで、入間(攻め)がオレ様で、奥村(受け)が振り回されるというよくあるパターンだと思っていたら…良い意味で予想を大きく外されました!

奥村は悪事に手を染めていた過去があるのですが、ピッキングにスリ、他にも色々できる凄ワザ男です。作者様があとがきで入間を暴君ヘタレわんこと言われてますが、そのとおり!奥村が主導権を握っています。ケンカップルじゃないです。ケンカじゃなく、常に入間の負けです。

強引に抱いてもその後で殴られていたりして、どうにもしまりません。でも行間で入間がそれを楽しんでいるのが感じられるので、奥村の暴力がキツく感じません。

エロは色っぽいのに、全編通じてコミカルな印象の楽しい作品です。大人な攻めが受けを守るというムーディな雰囲気を期待したら外れてしまいますが、私は今まで読んだ作者様の作品で、一番好きです!ただ、奥村がなんで入間を誘ったのかは不明のままですけれど(笑)

3

美人…美人秘書…

タイトルと表紙絵のイメージの通り、自立した男性二人が反発し合いながらも恋人同士になっていくお話です。

美人で有能な秘書である奥村ですが、ある意味では攻の入間より漢らしい人物で、二人ともタイプは違えど男前。私は受身一方の受が苦手なので二人が仕事面でも恋愛面でもイーブンな雰囲気が楽しかったです。入間はワイルドで純情一途、単純でありながら賢さもあるキャラクターで、奥村が酔った勢いで身を任せてしまったのも頷ける魅力がありました。

物語は作中で一年が経過することもあり、二人の絆が深くなっていく様子をじっくり読むことができます。ベッドシーンの奥村は非常に艶っぽいのでオススメです。入間は…言葉のチョイスが面白いです。

ところで、文中のセリフやモノローグで、男女問わず「奥村が美人」という描写が多々あるのですが、イラストの奥村がそんなに美人じゃないのが残念でした。いや、好きなんですけどね、九號さんのイラスト。入間が入間のイメージぴったりなだけに、奥村はもっと美人でも良かったのかなーと思います。「美人…奥村は超絶美人」と念じながら読みました。

2

暴君へタレわんこ攻め

同じく岩本薫先生著の「年上の恋人」で
当て馬になった暴君カメラマンの入間が主人公の作品。

「年上の恋人」からすると、ずいぶんドラマの展開がアグレッシブ。
売れっ子カメラマンで暴君だけど、その実へタレわんこ年下攻めが
ダークサイドとのつながりもあるクールビューティ秘書に猛烈アタック!
痛快娯楽テンポのよい作品だけど
「年上の恋人」好きには、ちょっと物足りない。

最後らへんの展開が岩本先生が参加している「SASRA」現代編のラストと
ダブったなぁ・・・「SASRA」現代編の執筆者は岩本先生なのでは?

1

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