俺サマなハニー 世界は恋するふたりのために

ねばり勝ち

シリーズ2冊目です。
でも読みきり形式なのでいきなりこれだけ読んでも大丈夫ですよ。
(出来れば、前作とあわせて読んだ方がより楽しめると思いますが）
「幽霊騒ぎは恋の予感？」「軽井沢ラブバトル！？」「世界は恋するふたりのために」の短編3本立てです。
幽霊～はCobalt07年12月号に、軽井沢～は08年2月号に掲載されました。
表題作のみ、書下ろしです。
ちなみに、あとがきでも触れられていますが、雑誌でのイラストは、文庫とは違い、柚名ハルヒさんでした。
文庫はどちらも、ほたか乱さんです。
雑誌の時はほたかさんの都合がつかなかったのかな？
どっちのイラストもよかったですけれども。

書下ろし部分にて、よーうやく、めでたく結ばれました。
往生際の悪いツンデレ女王様・総が、やっとこさ観念した、って感じでしょうか。
それでも、主導権と言うか、決定打は総の方から、というのがこのカップルらしくていいですね(笑)
思い立ったら即行動したあたりも実に男前な女王様受けでした。
一生は割りと辛抱強いって言うか、待つのが苦にならないタイプなんでしょうね。
その一生も、ラストで総を思って引こうとした所で落ちてきたので、やっぱり一生の粘り勝ち……？
そして、いっそ清々しいまでの朝チュンぶりでした。
それでこそコバルトです！(笑)
くっついた後のふたりの様子も知りたいので、あと1冊くらい出たらいいのにな～と思いました。
少しは甘々な雰囲気が漂ったりするんでしょうか？
猛烈に照れながら怒っている総が思い浮かびます……(笑)