電子限定描き下ろし漫画付き
「最悪な夜に出会った沼な男――」
最近、BL同好の友達がこの作品にハマっているのを見て、私たちには他にも共通で好きな作品があるので、本能的な信頼感から私も読み始めました。
話の進み方がとても気に入っています。ページ数は特に多くないんですが、内容がコンパクトで、内容が面白いので、一気に読んでしまいました。
性格も職業も立場も全然違う二人が、予想外の出会いをし、予想外の展開を見せる中で、お互いに感じ合う感情には運命のようなものを感じました!あまり多くの言葉を交わさなくても心が通じ合うような、そんな主人公たちにすっかりハマっちゃいます。
天授はヤクザではありますが、聖高が言ったように「堅気で生きるには厳しくて、ヤクザであるには優しすぎる」という、そんな複雑で矛盾したキャラクターは、大好きなタイプです!そして聖高は医者として、いつも患者思いの優しい心を持ってて、これもまたとても愛らしいです。
一つの物語の中に、ヤクザもののスリルと、医療現場の人間模様の温かさと冷たさの両方が描かれており、非常に深みがあります。エロシーンもすごくセクシーです…。そこも好きなポイントです。
甘く切なくそして甘くてエロくてエロい!リアルな現代ヤクザがモチーフながら、いわゆるヤクザBLにありがちなジメジメとした暗さがなく、読後感も多幸感に溢れています。
とにかくキャラが本当に良い!!攻の天授の優しさと強引さのバランス、受の樋口センセの真面目さとチョロさのバランスが堪りません。
そしてエロがとにかくエロい。天授のテクと言葉責めにトロトロになっちゃうセンセが本当に可愛くて……。
私のような、ヤクザものは好きだけど痛いの辛いののもギャグも苦手な方にオススメです!
腐友がこぞって、"天授の尻が絶品"というもので。
表紙からすでに好みの絵ではあったのですが
本編もきっちりレベルを落とさず
細やかに描かれていて全ページ見応えあり!
天授の目元と背中のお絵描きがたまらないですね。
トラウマを抱えて田舎の病院でリハビリ中の医師、聖高と周りの期待を一身に背負って立つ893の
天授。
最初は聖高が天授に救われていくんだけど、
最後は聖高がめっちゃオトコマエな展開に。
別のベクトルでかっこいい男たちに大満足。
舎弟の龍之介も好き!
刺青に対する独断と偏見から、自分だったから好きにならないから、肩入れ出来ず物語に入り込めないだろうという、退廃的で暴力的思想から読まなかったことをマジで後悔してる。
買ってから読んで心にぶっ刺さって、読み終わってからも頭の中占拠されてて、次の日また読んでしまったくらい、もうあっと言う間にアフターグロウに心酔してしまった。
2回目読んでみて、何がそんなに心に刺さったのか少し理解出来たかも。そしていま言語化できそうです。
天授に出会って聖高がただ救われたんじゃなくて
可哀想でかわいい聖高が天授の愛によって天授の支えになるくらい強くてかっこいい漢になるところが良いのだ!
でも、そんな作品は過去にもあったはずで、
じゃあ何が違うかって聞かれたら、天授の愛と慈悲の心がもう、観音レベルってこと。
聖高が精◯と涙を身体が枯れるまで出せたのは天授だけ。それを受け入れて褒めてあげたのも天授だけ。
私のは聖高の精液が涙に見えました。
聖高の強がりの鎧の心を溶かすことが出来たのは天授なんだよ。
必要不可欠で、魂の片割れを見つけたんだよね。
もう、深ーい愛情がこちらの心えぐられました。
読み終える頃には天授の刺青が綺麗で
必要不可欠だと思い、天授推せる!
ではなくて、惚れてました。
その熱量の方々がここに☆5と、熱量を語りにきてる訳で。
聖高も天授もお互いの手を離さないでね!
起承転結、タイトル回収完璧です。
すごい作品に出会ってしまった。
これはマジで傑作です。