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こんなにも美しく、優しく、愛に溢れた作品はなかなかないです!
陽葵くんがカケモノということで一人悩み苦しむ姿に辛くなったりもしましたが高瀬くんの大きな愛で包み込み、離さない姿がたまりません!
高瀬くんの陽葵くんへの一途で真っ直ぐな思いにキュンキュンしまくりでした。
お互いへの愛が溢れてて素敵でした!
もう大好きなお話です。
コミックスの表紙がまるでおとぎ話の世界に居る2人かのような幻想的な感じがとっても素敵でした。
素敵な作品を読ませてくださり、ありがとうございました。
小さい頃に攻めが受けにあげた花で作った指輪をモチーフとしたお表紙が目を惹く、作者様のデビュー作。
これからの時期にぴったりな、春らしいお表紙です。
で、内容ですが、小さい頃、番になる約束をしていた非の打ち所のないエリートαと、αの勤務する会社に花屋として出入りしていたΩの幼なじみ再会BL。
受けのΩは、「カケモノ」という生まれながらに妊娠できない種の人間だ。
そのせいで、自分は攻めに相応しくないからと意図的に遠ざけていた。
けれど再会してしまい、攻めから番になりたいと申し出を受け、まずデートから初めるのですが、2人とも両片想いなので、初恋の延長戦という感じがして、とても可愛かったです。
カケモノという受けの設定に関しては、なにやらひと波乱でも起こるのか?? と思いきや、とくにそこまでの大騒動はなく、めでたく2人は夜に番になろう! で、キスマークをつけてハピエンでした。
オメガバースといえば昨今、色々な設定のものが世に出回っていますが、久しぶりにこちらの作品を読んで、王道っぽいロマンティックなオメガバもいいなあ…! としみじみしました。
また、柔らかい画がお話にぴったりだなあとも感じた作品でした。
次回作も楽しみです。
初作家さん
美しい表紙デザインに惹かれて購入しました
手に持ったらわかると思いますが普段のBLコミックスより比較的に薄めです。
あらすじを読んでもう少し重い話かなと予想してたが割とサクッと読める一冊でした。
壮大な話や物語性を求める方には向かないかもしれません。
どっちかというと攻め受けの心情を丁寧に描かれる作品でした。
攻めの一途さに感動します
エロシーンも少なくて描写があっさりめ。
以下はネタバレあり感想です
幼い頃番になろうと約束したふたりが大人になって再会した攻めと受けだが、
攻めの告白に、受けは妊娠できない身体という理由で断る。
それでも気持ちを伝え続ける攻めと、受け止めようとしない受け。
攻め受けの感情描写中心に描かれる作品。
オメガという体質性質に強くこだわりすぎて、妊娠できない自分と一緒にいても攻めは幸せになれないと思い込む受け。拒むけれど拒みきれない、結局好きだから会っちゃう。そういう中途半端なところもあります。
そんな受けに何度も自分の気持ちを伝える攻め、本当にいいひとで受けのことを愛してると思った。
どうして受けが妊娠にそこまでこだわってるのかわからなかったです。
攻めと受けの情事シーン。受けの淫らな姿はどんなのを想像していた攻めが語ってるところが好きです。
表紙の緑が印象的で手に取りました。
とても綺麗で幸せな物語を予感させるような装丁でした。カバー下もクローバで彩られています。
大人になってから再会して物語が動き出す、王道なオメガバース。
わくわくしながら手に取ったのですが、驚いたのはその本の薄さです。
ページ数が少ないので、物語が結構駆け足に進んでいってしまいました。
とくに1話で印象だった”カケモノ”という言葉。
子どもを産むことができないΩをそう表していて、受けがその体質であることが明かされるのですが...この要素がほぼ空気でした。
これを負い目に感じる受けだからこそ、なかなか恋愛に発展しないという展開ではあったのですが...
”カケモノ”という言葉ばかり強調されているように感じました。
なぜそこにこだわるのかという部分が掘り下げられていたら、オメガバースものとしてぐっと深い物になったのではと思います。
ページ数が少ないと制約があって難しいのかもしれませんね。
けれどそんな中でも、感情面はしっかりと描かれているので、読みごたえはありました。
久々のオメプロだったので、全てのバース性が妊娠できるという設定を忘れていまして...
受けが妊娠できないなら、攻めがその選択をする可能性がある。
というニュアンスの言葉が出てくるので、そこはそうだったなあと少し衝撃でした。
シロツメ草の花冠の輪の中で、微笑み合う高瀬と陽葵。
まるでおとぎ話の世界にいるふたりを眺めているような幻想的な表紙がとっても素敵で、思わず目を奪われました。
その優しげな印象がお話の中でも覆されることはなく、オメガバースなのでほんのりツラいところはあるけれども基本的に苦しさは感じない展開となっています。
「カケモノ」という妊娠ができない身体という設定の部分で陽葵が悩み、自分の気持ちを閉じ込めてしまおうと葛藤する場面はあるけれど。
それも高瀬の言葉でスルッと解決していくし、口では抗っていても高瀬のことを受け入れたい陽葵の本心は見えていたので、ふたりのやり取りはハラハラすることなく見守ることができました。
不安なことをひとつずつ取り除くように丁寧に愛していきたい高瀬の想いが伝わって、素直に心を明かせるようになった陽葵。
顔を見合わせるふたりの表情がすごく幸せそうで、心がじんわり温まったのでした。
あっさりと読み終えてしまった感はあるし、やっとスタートラインに立ったところで終わっているのでちょっぴり物足りなさもあったかな、と。
駆け足気味にではなく、もっとじっくりとふたりの世界に浸りたかったです。