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表題作十六枚の告白

重広 (高校生)
高橋 (高校生)

同時収録作品華やかなくちびる

健 高校生
芳成

同時収録作品おかたづけ

清水 リーマン
佐久喜明 先輩リーマン

同時収録作品爪 -つめ-

タカシ
須藤 コンビニバイト

同時収録作品告白

渡辺京介 医師
千葉 教師

その他の収録作品

  • Touch me not
  • 初恋
  • Do you remember me?
  • ラブレター
  • 乾らし
  • 雪騒ぐ夜 / Touch me

あらすじ

「触るとはじけるぞ」ホウセンカの種みたいに、極限まで詰まった想い。それをもてあます俺に、何気なく触ったりしないで。そんなにセクシーに笑わないで…。学園、サラリーマン、初恋、身体から始まる愛など、胸キュンで彩った恋愛オムニバス。

作品情報

作品名
十六枚の告白
著者
梅太郎 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ビブロス
レーベル
ビーボーイコミックス
シリーズ
十六枚の告白
発売日
ISBN
9784835218236
4

(4)

(1)

萌々

(2)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
16
評価数
4
平均
4 / 5
神率
25%

レビュー投稿数2

心に響く

このタイトル「十六枚の告白」は
原稿用紙十六ページで1つのストーリーになってて
その中での告白って感じなのかな。
なので短編の詰め合わせなんだけど、どの作品も引き込まれる。


特に最後の「乾らし」と「雪騒ぐ夜」
本編とその後お話なんだけど…

大学時代、金がなくその教授に拾われた。
それからお金の代わりに体を差し出してるんだけれど心がジメジメとしてる。
教授からの言葉(お前だけ)が信じられない青木。
金で囲われてる関係が嫌で逃げ出すんだけれど教授は…

かなりの年の差
教授だって本当に青木が好きなのに、自分の言葉は信じてもらえない。
でもお金を渡してる間は自分と繋がってる。
要するに不器用なんですよね。
その教授の気持ちに青木も気付きハッピーエンドです。

そしてその後のお話ですが
教授はすでに亡くなってて、今は青木がお手伝いさんとだけ住んでる家に1人の少年が。
毎日やってきては本を1冊借りて帰るようになる。
そんな毎日が続いていくのですが会うたびにその少年は大人びていく。
そうして気付くのが、彼の借りていく本は、
過去に自分が教授から借りてた本の順番通り。
その日現れた少年(青年)は誰?

教授と暮らした16年の歳月。
その少年は青木が教授に出会う前の、自分の知らない教授の姿。
途中で少年が青木に尋ねるセリフは
「子供欲しくなかった?」「ひとりでさびしい?」
教授が青木本人に聞けなかったことなのかなぁと納得

そして彼が亡くなる時にした約束「ぼくがいく時は会いに来て」…
悲しいラストに続く内容になるのですが、
教授はちゃんとその約束を守ってくれたのです。
悲しいけど、とても幸せそうな2人でした。
おかげで号泣(笑)

0

切なくて優しい11作品

触られると、すぐにはじけるから
ホウセンカの花言葉は、「私に触らないで」
属名のインパチェンスは、ラテン語で、「がまんできない」
そんな気持ちをもてあます俺に、何気なく触ったりしないで―。

微妙な距離感の重広と、高橋の恋、『Touch me not』を含む
全11作品が収められた短編集です。
ちなみに、『十六枚の告白』という作品はありません。

物語の主人公たちの恋愛に対する真摯な姿勢が感じられ、
決して軽々しくないストーリーに、好感を持ちました。
花言葉や名刺など、アイテムの使い方がロマンチックで
切なくて、優しい、そんなお話ばかりです。

高校生、サラリーマン、初恋、再会ものなど、設定は様々で
1つ1つの作品は短いのですが、それぞれ余韻に浸れます。

2

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