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保育園は保育園でもかなり変わった保育園のお話です。
暴力団組長の娘が経営するそこは、イケメンと美人な保育士で保護者を狙って園児を獲得しようという「イケメン保育園」。
金の亡者か?と思いきや、そこはやはり街子さん、なんとも人情味あふれる作品でございました。
BLを描いているんですが、園児との関わりを主軸にしているので、恋愛は二の次という感じです。
でも園児をとても愛しているのが伝わってきて、じんわりしました。
ほのぼのなだけでなく、シリアスな部分も適度にあります。
同時収録作品はちょっとファンタジーなお話。
小学校の頃からケンカして強さを争っている高校生2人が、ケンカ中に何百年も昔に封印された鬼と鬼と戦った武者が祀られた祠を壊して、その祟りを受けてしまいます。
やんちゃな高校生たちのコメディですが、短いのでサラッと読めてしまいました。
こんな保育園、あったらぜったい子供入れるでしょう(*^_^*)
やくざの組長の娘が開園した保育園。
ママたちのニーズに合わせ、保育士はイケメン揃い。
だけどみんな、ちょっと訳ありで・・・
元ホストの群馬×保護者の青戸
女装先生の成美×園児の兄(6年生)
須之内×榊(この二人は同僚の保育士)
それぞれみんないろいろ訳あってここで保育士になった人ばかり。
だけど、こども達を一番に考え過ごす姿は保育者の鏡。
保育の仕事って、子どものことだけじゃなく親との信頼関係も難しい。
その辺のことも織り交ぜながら、人間臭いストーリーになってます。
BLの雰囲気はもちつつも、ヒューマンドラマチックな感じになっているので
Hシーンやエロエロな雰囲気はありません。
ただ、実際こんなイケメンぞろいの保育園があったら
保護者同士、修羅場を見そうで怖い・・・
美女金持ち園長がその資産で美形5人男性を保育士にし、経営する保育園でのお話なんですがこれがおもろくて可愛くてホロッとさせてしみじみさせて切ないのとキュンキュンとかこの一冊で全部ぎゅっと入ってます。
5人の保育士達はタイプはビジュアルも性格もタイプ色々でその内4人にそれぞれの恋愛話があります。
でもこの作品が読ませるっていうのは、恋愛面だけじゃなくてちゃんと保育園の保育士としての仕事もこなしてるんですよね。
保育士としても成長し、子供達と触れ合いつつ話が進んで行くのでそういう方面でもよく出来てました。
全員の恋愛話はどれも良いんですが、やっぱり成美ことなるみ先生と陽介(小六~中学)の話が一番好きだなー。
ショタ攻の部類に入るんだろうけど、陽介が凄く真っ直ぐないい少年で彼はこれから凄くいい男に成長していくんだろうなっていうのが伝わって来る。
なるみ先生と陽介との関係は恋愛未満でカップル未満なんですがこの2人が凄く良い~~!!
保育園が舞台なので子供達がわらわら出て来ますがみんな可愛いのだなー。
これは読んでおいて損はない一冊だと思う。
他に学園コメディファンタジー短編が一作収録されてます。
めっちゃ面白かった。
子供の使い方がすごく上手かったです。
寒すぎるヒューマニズムを持ち込んだりしないストーリー展開も、私の趣味に合いました。
ポカポカあたたかい気持ちになれました。
イケメンの保育士さんばかりがいる保育園が舞台です。
オムニバス形式で、それぞれの保育士さんの恋模様がユーモアを交えて描かれてます。
他のレビュアーさんも言ってますが、小六の男の子と女装保育士さんの恋がいちばん好きでした。
ショタ苦手でも大丈夫だと思います。ショタ狙ってる感じがしないんですよ。もちろんプラトニックだし。
「――はやく大きくなりたい」
「はやく 今のタイミングで キスとかできるようになりたい」
きゅううううん。
小六のマセガキが漏らした小さな願いにキュンキュンしました。
『これもひとつの百年の恋』
このお話、オチが好き。
最後のヒトコマが最高w
ホストクラブのような保父さんのいる保育園が舞台の連作ですが、どれも楽しくておもしろいです。
わたしは年下攻が好きなので、女装保育士と園児のお兄ちゃんの話が一番好みです。将来に期待!