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表題作終末、君と 上

(攻め受けなし)修平、中学生→大学生
(攻め受けなし)智也、中学生→飲食業

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

「君を食べる」――その約束を果たすために。

「俺、修ちゃんが食べてるとこ見るの好き」
「智也は綺麗に食うよな」

==

去年の冬から、幼なじみの智也と修平はルームシェアをしている。
食事は智也。その他の家事はふたりで分担。生活費は折半。
そして、週末は肉を食べる。それが、ふたりのルール。

ゾンビが蔓延る世界で、ふたりは今日もご飯を食べる。
約束が繋ぐ、グルメBL!

作品情報

作品名
終末、君と 上
著者
るぅ1mm 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
ビームコミックス【非BL】
発売日
電子発売日
3.7

(4)

(1)

萌々

(1)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
15
評価数
4
平均
3.7 / 5
神率
25%

レビュー投稿数2

3月ぶりの、るぅ1mm先生作品は終末世界。

まだ上巻読み終えたところでのレビューです。

ですので、なにが伏線なのか。
すべてが伏線なのか、ハラハラドキドキしながら読んでいる状態です。


そんなこちらの作品は、幼なじみの智也とシェアハウスを始めた修のお話。

食事は、智也が。
その他の家事は、修が。
生活費は、二人で折半で、週末は肉を食べる日。
これが二人のルールで、この字面だけ見れば、なんだか楽しそうなシェアハウスだなあと思います。

ですが、ここで思い出してみてください。

タイトルについている「終末」という意味を。

そう。
そしてそのあとで語られる物語の世界観が、人が人を喰らう、ゾンビ病が発症した世界なのです。
そこで、毎週末肉を喰らう二人。

なぜだかゾッとしますね。
それとも、まりあげはだけですかねえ、、、


ちなみに二人がシェアを始めた経緯として、智也は修のことが昔から好きでした。
ある日、智也の祖母が亡くなった。
住むところなども奪われ、なにもなくなってしまった智也は、祖母のタヒだけを伝えに修の家を訪れる。

行き場の無くなった智也。
そんな智也に、同居を持ちかけた修。
けれど、修のことをずっと好きな智也。
一度は同居を拒否しますが、、、


大学で、修が学んでいるのが「民族と死生観」だったり、
学生時代の修と修の彼女と智也のお弁当エピソードだったり、、
あきらかに修と智也の間に流れる感情は、友達のそれ以上で、決して智也からの片方側通行ではないような気がします。


しかも、修がいずれ智也を食べることになる想像をしていたり、週末肉食べるルールがあるとはいえ、執拗に智也が肉を調理して、二人で食べるシーンがあったり、、と。

ただ現時点でお伝えできることは、智也は修のことが本当に好きなんだなあということ。

上記の背景がなければ、爽やかアオハルBLなんですけど、そうはいかないのが、るぅ先生の作品です。
これは前回読んだ短編集で、すでに把握済みです。



あー!夜中だけど、私もお肉が食べたくなってきてしまった!! などと、果たして下巻でも言える状態なのか。
まだ上巻では、謎しかないのでこのまま下巻へ突入したいと思います。

1

ほのぼのとした雰囲気の中に、不気味な予感が漂っている

非BLレーベルだけど、
完全にBL領域に入っていると思う。


さすがにるぅ1mm先生!
一見すると、和んだ可愛らしい絵柄での
ほのぼのしたルームシェア、温かいご飯という作品だが、
迫ってくるゾンビの脅威がもちろん、
その裏に隠された
薄気味悪い考え方から、
徐々に漂いてくる不穏な雰囲気が絶妙で、
何が起こるかわからないという微妙な背筋が凍る感覚で読み進めた。


ゾンビが蔓延る疫病の世界で、
中学の同級生だった幼馴染の2人、
大学生の修平と、
飲食店のキッチンスタッフの智也。

ノンケの修平に恋心を抱いている
金髪で可愛い智也が、居場所を失い、修平の家に、
告白していたが、好きだから一緒にいられないと。
しかし、修平が智也のご飯が食べたいからと引き留めた。
2人一緒に住むことになった。

とにかく智也の健気な恋心にグッとくる!
恋じゃなくても、自分のご飯を食べてくれるだけで嬉しいという
涙ながら純粋な気持ちに対して、
常に「智也」を食べるという歪んだ思考に囚われている修平。

中学校の卒業式で、
智也が修平に「大切な人ができても・・・俺のこと食べてくれる?」という約束を交わした。
(先生のセンスが良すぎる!)
この約束の中で、
「食べる」とは「ご飯を」ではなく、
修平の中には、「人を」食べるというオカルト的な要素も含まれて、
ゾンビが蔓延り広がる状況を考えると、不思議な意味がある。

「ゾンビは食べることで命をいただく、魂を取り戻そう」ーー
友情も恋も、「食べる」ことで切実な絆が交わされていることだ。

智也の魂を自分の中に取り込もうなど愛情表現に少し身震いする。

中学校時代のエピソードも描かれて、
2人の関係性の深さや心理描写が繊細に表現されている。
ルームシェアの中で育まれる新たな感情が、
ほっこりする瞬間が散りばめられていながらも、
ゾクゾクと心がくすぐられる感覚も味わえます。

6

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