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小説
今回は虎族長の嫡男と
聖女召喚に巻込まれた区役所職員のお話です。
受様が娘の召喚に巻き込まれて渡った異世界で
攻様の大切な人となるまで。
受様は大学を出て故郷の区役所に就職し
4つ上の先輩女性と授かり婚をしますが
彼女は娘が1才の時に事故死します。
受様は父以外を拒んだ娘のために
休職を余儀なくされるも
娘も3才にもなると幼稚園にも通えるようになり
受様も悲しみは癒えないまでも
少しづつ妻の死を乗り越えつつあったのですが
ある日の朝、
幼稚園への道で急に目の前が真っ白になって体が浮き
受様を呼ぶ娘の手を握ったものの
真っ白な渦に吸い込まれてしまいます!!
次に受様が気づいたのは見知らぬ森の中で
近くにいない娘を探して歩き回ることになります。
しばらく歩くと
日本語でも英語でもなさそうな話声が聞こえて
そちらにそっと身を乗り出すと
ライオンのような耳と尻尾の大男が
虎のような耳と尻尾の少年の胸ぐらを掴んでいて
受様は思わず少年の前に立ちふさがります。
しかしながら受様の言葉は通じず
ライオン男の言葉もわかずで
受様までも恫喝されているようになります。
ライオン男に殴られそうになったところで
彪耳の青年が現れてライオン男をのしてくれるのです。
虎耳青年が今回の攻様です♪
どうやら虎耳少年の知り合いらしく
彼の村に向かうとなんと受様の娘が保護されていて
無事に再会を果たします。
しかも彼らの言葉がわかるという娘が
族長の言葉を翻訳してくれると
娘は数百年に1度現れるという聖女で
共に現れた受様も神の御使いとしてもてなすと
艦隊ムードなことが知れるのです。
受様親子の未来は如何なることになるのでしょうか!?
虎獣族の族長の長男で副長の攻様と
娘とともに界渡りした受様の
異世界トリップファンタジーになります♪
受様達は魂のみになったから獣人世界に界渡りしたので
親子は元の世界には戻れません。
言葉のわかる娘の方はわりと早くに虎獣族に馴染み、
受様が庇った少年・攻様弟と仲良くなっていきます。
受様は言葉を理解するという難題と
受様をロックオンした攻様に予想外のアプローチをうけ
繰ろうと悩みが尽きません。
言葉を覚えて虎族に貢献したい思う受様が
他族との交流について意見したり
攻様弟を恫喝していたライオン族のイザコザがらみで
聖女として拉致られたりとドタバタな展開で
受様が攻様の番となってのハピエンまで
楽しく読ませて頂きました♪
受様が召喚対象者ではなく
召喚に巻き込まれた者として苦労する展開はわかりますが
その辺りは話はアッサリでも良かったかなと思いました。