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表題作負けてたまるか!―会議室の陰謀

緒方和正 32歳 有能な憧れの上司
小暮七生 23歳 新人社員

その他の収録作品

  • 負けてたまるか!~新米社員の反撃~
  • 負けてたまるか!異聞~囚われの週末~

あらすじ

誠実で勤勉、きわめて有能、加えて誰もが感嘆する美丈夫ーみんなの憧れ・緒方課長にうっとり恋する新人社員の小暮。熱い想いを抱え、酒の勢いに任せてついにズバーンッと告白!…するはずが、彼の過去の傷をえぐってしまったらしくてー?課長、常識なんかぶっ飛ばしましょう!直情型で真っ向ラブの小暮クンが、十歳年上の課長に向かって一途に突っ走る。課長の、そこまでイッちゃう!?愛欲日記もアリ。

作品情報

作品名
負けてたまるか!―会議室の陰謀
著者
綺月陣 
イラスト
青海信濃 
媒体
小説
出版社
ビブロス
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
ISBN
9784835215266
3

(6)

(0)

萌々

(1)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
17
評価数
6
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

強烈な課長に目が点、でもそんな課長がスキ

萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
格好良くて男前な攻めを愛する方には決してお勧めしません、イヤ出来ません?かといってヘタレ好きにお勧めできるかというと……分かりません。笑
ヘタレ攻めには間違いないんですが、笑っていいのか引いていいのか分からないヘタレ方をしてらっしゃるので。もしくはヘンタイとも言う。
わたしは笑って、仕舞いには課長(攻め)が愛しくなってしまいました。そんな素敵な同志はおられませんか…?

主人公・七生は有能な課長・緒方に片思いをしている新人社員。
直情型人間の七生はお酒の勢いで告白!そしていきなり玉砕!笑
しかも課長には長年想い続ける人がいるらしく、おまけにその相手は七生の知人で…不毛な課長の片恋に終止符をうつために「抱いてください!」と迫り(脅し?)ます。

体当たり勝負の七生の性格もアホっぽくて結構好きですが、そんな七生がマトモに見えるほどの後半からの課長の壊れっぷりは、もう楽しんだ者勝ち。
真面目で弱気な不器用絶倫サディストという厄介な課長に、七生とわたしは振り回されました。
前戯に2時間20分をかける課長。
ラップの芯に新しいリサイクル方法を見い出した課長。
特に終盤の「愛欲日記」は抱腹絶倒!あ~お腹イタイ…
課長ってば、強烈すぎます。笑
でもその弱気なところが結構好き。どこまで許してくれるのか確かめずにはいられない病的なところもまとめて好き。
そしてリミッターが外れた課長は凄かった……………(余韻)
七生の未来に幸あれ。

笑いの間口が広い、そんな方にお勧めします。
面白いか、好きになれるかは保証しませんが、記憶に残る1冊になることは保証します。笑
合い言葉はアナコンダ!

七生の良き相談相手の先輩のリンク作「負けてたまるか!白薔薇のキス」もあります。

~独り言~
すりこ木にも幸あれ。

2

ぎゃー!!恥ずかしい///このバカップルがっ

他サイトさんでぶっ飛んでる・面白いというので一読。
なるほど・・いろんな意味ですごかったです・・・(苦笑)ストーリーの充実度はかなり高め。トラウマ持ちのヘタレ課長に健気な新人が恋して奮闘する話。詳細はわかりやすく別の方がレビューしてくれてますんで省略で。
展開予想が見えるストーリーではありますが作家さんならではの巧みさとキャラのインパクトで難なく読めます。
しかし恋が成就したらすごいというかヤバイというか・・・課長のヘタレ度に反した変態なまでの愛が重い!七生は惚れて陥落させた手前、どんな愛も受け入れる姿勢ですがさすがに本人も若干引いてるのが笑える。本当にその男でいいのか!?てなくらいにひく読者は多いことでしょう。わたしはマジにヒきました。
しかしこのバカップルがっ!!って感じです。あんなやりとりはギャグとして読まねば悶え死ぬ。すでにお腹痛くて笑い死にそうですが・・・課長やばい
究極の言葉攻めで読んでるこっちが顔覆いたくなるほどの恥ずかしさです。愛の力は偉大なのでどんなに変態でも愛せるのねとしみじみ。
読者は課長の愛欲日記で撃沈させられますことしかり。







2

・・・変態としかいえません。

読み始めてこの課長、怪しいなと思っていましたがやはりそうでしたか!
変態さんでしたか。
しかし受けの小暮くんが明るく前向きで、変態の課長をとっても好きで何でも受け入れることができているため、明るい変態ストーリーになってます。

最初はストーカーの過去を持つ課長が、会社で昇進も望めるべくもなくその過去ゆえに周りの人たちに陰口をたたかれて、それでもなお、仕事を頑張る姿などが綴られ、切なく話は展開するのかと思いきや、二人の思いが通じたあたりから徐々に変態路線を匂わせ同時収録作品の「囚われの週末」では駆け抜けていってしまいました。

綺月さんの獣シリーズや「倒錯者Aの告白」にみられる暗い鬱々としたものはない、いわば明るい変態さんでしょうか、しかし決してお勧めはできません。
しかしチルチルさんに来ている方々ならば、これくらい平気なのでしょうか。
本当になんでもありです。
キーワードのところでもありますように、ソフトSM・監禁・玩具・緊縛・異物挿入・スカトロ・剃毛と、色とりどりに並んでいますがまさにそのような世界です。
課長の自宅での行為のため、家にあるようなものが多く使われます。
板こんにゃく、豆腐ディップ、リングドーナッツ、ホットドック、なぞ一例。

いろいろな行為に及ぶたび課長は言うのです。
「こんな僕は嫌いか?」「助けてくれ、七生」「こんな僕を軽蔑するかい」
こんなこと言いながら、さらに変態行為に進んでいきます。

綺月さんてすごいですよね。
よくぞ鬱々変態物から明るい変態物までしっかりと書くことができるなあと。
けしてさらっとは読ませてくれません。
ねっとり、ねっとり、ねっとり、ねっとり・・・。
このままでは七生、病気まっしぐらだよ。

2

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