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小説
楽しかった〜〜〜!
受けがノンケすぎるので恋愛ドラマ的なドキドキ感は薄めですが、【不器用ながらも必死にアピールする隠れ健気なツンデレ攻×そんな攻めのアピールに全く気付かない鈍感おバカ受】の、すれ違いに思わずクスッとなる楽しいラブコメ作品でした。
兎に角、受けが鈍感すぎる……!
お世話焼きな攻めのアプローチに全く気付かず…と言うか、自分が恋愛対象として見られているなんて露知らず。
それなのに、攻めとのスケベなハプニング(?)を何の疑問も無くスルッと受け入れてしまう鈍感さは、正に“ノンケ受けの鑑”
ただ、ノンケ故に待望のスケベ展開でも色気皆無のコメディ色強めなので、濡れ場に艶っぽさを求める方には向かないかも……
個人的には「友達と性欲発散!」みたいな、濡れ場でもワイワイ煩い男子っぽい受けが好みだったので〚無自覚に攻めを煽りまくる受け〛の図をニヤニヤ堪能しました♡
1巻では自分に向けられる攻めの想いに気付かず、攻めの事を「何かスゲー絡んでくる奴」と言う認識でしかなかったドニー君ですが、2巻ではゆっくり気持ちを自覚していき、無意識に嫉妬しちゃう変化がとっても良い!
そして、攻め視点の番外編が完全に残念なイケメンで笑いましたw
他人に無関心でクールだった人間が、恋を知ったら猪突猛進一直線に溺愛しまくる姿って何でこんなに萌えるんだろ……ほんと眼福すぎる(合掌)
ただ、辺境伯と若奥様はひたすら好きになれなかったので、二人のハピエンはそこまで求めて無かったかなぁ……
寧ろ、もう少しザマァが欲しかった…笑
辺境伯のお屋敷で働く庭師見習いのドニーと執事見習いのアレフの、まるで漫才を読んでるような絶対に伝わらないのにいつのまにか恋人になってる?勘違いもの?
異世界転生なドニーが前世で読んだラノベの世界だと気がついて、若奥様の旦那様へ対する自分を当て馬に仕立てあげるフラグをへし折って生き延びようとするお話です。
ドニー視点です。
若奥様の本性を見破る賢さがあるのに、アレフの求愛行動を毎回気が付かないどころか意地悪だと思い込むドニー。
アレフがせっせとドニーを餌付けして、ドニーが気が付かないうちにお揃いのネックレスやら恋人らしく仕立てあげて(笑)
ドニーが折ったフラグをなぜかアレフが拾いまくるのです。
こんなにしてもドニーは全くアレフの気持ちに気が付かない。アレフが気の毒になってきます。終盤ではとうとうアレフが強硬手段に出ましたね。今度こそここまでしたらドニーは気がつくのでしょうか?