身分違いの激情の恋、完結!

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表題作夜画帳 7

ユン・スンホ
高官ユン家の長男で男色家
ペク・ナミン
元春画師

あらすじ

スンホ以外の男に襲われたことで精神的に追い詰められていたナミン。
しかしスンホの気持ちを知り、愛を深めるのだった。
そんな幸せな時を過ごす中、周囲で起こる悪いことから逃げて二人だけで生きていかないか、とスンホに告げられる。
その提案を受けると決心したナミンの前に、欲深く権力を求めるイノンが現れ…!?

作品情報

作品名
夜画帳 7
著者
Byeonduck 
媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックス
発売日
ISBN
9784866577982
5

(39)

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萌々

(0)

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中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
195
評価数
39
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数6

ドラマチックなラスト

レジン追っかけ勢です。この度は完結大変おめでたい!最後まで作画コストを一切落とさない先生にアッパレの拍手!

終盤は今までで最も苦しい展開といっても過言ではなかったはず。お互いを想うばかりに、庇おうと守ろうとして、愚かな道を歩みかけてしまう。いらない罪を犯し、冤罪を被り、他人の言いなりとなるなど辛く目を瞑りたくなるような困難に何度も出くわしていました。

一度距離を置くために離れることを決意しましたが、それでも会うことを願って止まない二人が、慎ましやかに静かにその炎を燃やし続け、そして最後に体から心まで深く繋がり合う2人の幸せに満ち満ちた姿を見届けられて感動しました。

冒頭はなかなかに若が嫌な奴だったのですが、物語を通してナミンに向ける感情や心持ち、仕草が柔らかく真綿のように愛しさを感じられるように変化していったのはとても人間味がありました。だから彼が最後ナミンのために何もかもを投げ打ってでも愛し抜こうとするその必死さに真実の愛を垣間見たような気持ちになりました。

改めて完結おめでとうございます。
紛れもなく韓国BLで群を抜いた超大作です。

1

ラストまでハラハラ。スンホが思うこれからの生き方

いよいよ最終巻。
ラストまで読み続けて良かったです。
でも、最後まで二人に流血の危機が訪れて…それでも、二人を陥れようとしていた周囲の人間達との関係がうまく収められていました。

特に印象的だったのは、今までとても恵まれた家、環境で育ったと思われているスンホがとても孤独な人でナミンと出会うまでは誰一人味方になってくれる人が居なかった事がとても実感出来たのと、それとは反対に孤児として妓生小屋で育ったナミンは案外たくさんの人の親切によって今まで生きてこられた事の対比が良かったです。
いざ、スンホとナミンが二人だけでどこかにひっそりと暮らそうと仮定した時に、今の生活を捨てられないのは実はナミンだったと、彼が実感した所が印象的でした。それでよりスンホを大切にしてあげたい、絶対にスンホをひとりぼっちにさせたくないと思う辺りが良かった。今までは受動的だったナミンの行動が自分からスンホに愛情を注いでいこうとする様に明らかに変化していくのですが、読んでいてそんなナミンの顔がどんどん可愛くなって読んでいる私も嬉しくなりました。スンホにとっては今までどんな風に生きたいという考えもなく暮らしていたのに、ナミンが傍に居る事がどれだけ自分にとって大切なのか自覚してからの彼の顔がとても優しくなって、、このお顔の表情がとっても良いのです。

それから、ナミンに対してお師匠さんは最後に盛大なクズっぷりをナミンに見せて決別したのがある意味スッキリしました。スンホの家柄とかお金に最後まで嫉妬していた気持ちとか、今までは尊敬していたお師匠さんがあそこまでの姿を見たらさすがにナミンも気づきますよね。
暴君として今までスンホがしてきた事、そしてナミンを助ける為にやってしまった事。この辺りをうやむやには出来なかったけど、スンホもある意味貶められていた行動だったので、その辺の事をうまくラストで回収していたと思います。
ようやく訪れた二人の幸せな様子をもっと見てみたい!スンホに我儘を言ったりして甘えてるナミンをもっとみたい!って終わってしまうのが寂しい気持ちもありますが、本当に美しいラストでした。
細かい人間関係や設定が飲み込みにくい所がありましたが、最初から読み返すとエロや暴力だけでない様々な感情の部分でもっと深く読み取れる場面がたくさんあって、とても読み応えのある名作だと思いました。

1

スンホ好きだ!

終わった…終わってしまった。でも納得の結末だったので大満足でした。連載を追わないで我慢した甲斐あって、新鮮な気持ちで物語を読むことが出来ました。もうスンホの蔑んだ表情が見られないと思うと寂しいです。www

今回は愛に満ちた巻でした。スンホのナミンを思う気持ちが強くて、鬼畜さがどっかに飛んで行ってましたね。まぁ、ナミン以外には苛烈でしたけど。

ナミンの不安を取り除く為にいつもより饒舌で、目線も態度も何もかも甘くて、それ故にこれからの嵐を想像してしまいビクビクしながら読み進めました。

そしてアイツ(チョン・イノン)の遊街行列を皮切りに色々な策略が動き出すのですよ。スンホ父のユン大監を操ってた人物がまた憎らしいジジイで、イノンと同様に私が成敗してやりたかったー。

スンホの弱みであるナミンを狙うイノンの卑しさに、やっとナミンが気が付いてくれたのが良かったです。スカッとしました。www

ナミンを救うべく必死なスンホにズギュンとやられて、そのスンホを救うべく行動する弟にキュンと来ました。ちゃんとスンホを思ってくれる家族が居てくれて良かったです。

そして糞ジジイのソン大監の悪意からお互いを守ろうとするスンホとナミンに胸が苦しくなりました。2人のお互いを思う愛に溢れた完結巻でした。最終話なんてジワジワ来ましたよ。ナミンへの愛の為にスンホが手に入れたものに感動でした。

あの眩しいくらいに真っ白な修正さえ無ければ、更に最高なんですけどね。絵のトーンに凄く合わなくてアレどうにかならないんですかね?

1

終わってしまった涙涙

前巻で、次回で最終巻と知りドキドキしつつ、かつ先に電子で最終話を読み終えてた人の感想に、これは涙の用意をしておかねば!!
と、全力待機していたら、、、



まさかの最後の最後まで辛い展開が、、泣

マジですか。

お表紙はこんなにも幸せそうなのに!!

韓国BL、本当に容赦なく最後まで激情すぎる!!(まりあげは、100のダメージ)

勝手に、最終巻は冒頭のほうで問題は解決されて、あとは心の底から甘々ターンで埋め尽くされるのかと思っていましたよ。
そしたら、まさかの最後の最後に別離展開来るなんて…涙

ナミンの髪の長さが、その別離期間の長さを物語っていて、、、
でも、スンホは絶対に約束を守って迎えに来る!!っていうこの7巻で育まれた確信だけはありましたが、それでも残り少ないページに、いつ?? どこで?? どのタイミングで?? 迎えに来たとしても、本当に幸せになる?? と疑心暗鬼でしたが、、、

桃の花だとかさ。
あの絵だとかさ。
第129話の再会で、全部涙腺崩壊しましたよね。
やっと、、
やっと!
2人はなんの障害もなく幸せになれるんだって。

あの会話のやり取りすら感慨深くて、嗚咽洩らして泣きました。
そして、SNSで先に読んでいた読者様たちが言ってた最高とは、胸にせり上がってくるこの感情のことかと。


ナミンと出逢い、はじめは終始辛い展開も多々ありましたが、すっかり変わってしまったスンホ。

あのとき、2人で逃げてどこかで暮らす選択肢もあったけれど、こうして幸せに2人でいられる未来という名の完結を迎えられ、心より良かった。

そう思えた最終巻でした。

そして、Byeonduck先生、連載本当にお疲れ様でした。(深深と頭をさげる)

1

ラストまで見届けられて感無量!

表紙のふたりの表情、笑顔じゃぁー!
私の勘違いでなければ後ろは桃の花でしょ?
本当に思い返せば酷いことがたくさんありました。1巻なんてナミンが可哀想すぎてスンホに目をつけられなければ…と思いながら読んでいたことを思い出しました。

以前はナミンに自分を理解して欲しいとは思っていなかった若。人って変われるんですね!
もうね、トラウマを乗り越え、愛することを知った若は神がかった美しさですよ。
ナミンは若のためなら自分はどうなってもいいと考える健気さが可愛いし。
ラストに向かって泣けて泣けて仕方なかったです。
暴力や裸描写が多いのが特徴ですが最後まで読んでみると、お話の組み立て方が素晴らしい作品だったなぁと思いました。

2

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