電子限定描き下ろしイラスト付き
「もしかして今、俺……告白されてる?」執着愛が止まらない!悶絶必至の美形×平凡BL♡
ドラマ見る前に原作小説読みたくて1日で1巻読み終わったんだけど、渡会が初めからずっと日置を気にかけてて、すごい執着攻めだって印象だったけど告白してから加速してて付き合ってから更に加速してて、まじでキュンキュンした。修学旅行で2人の距離が縮まり、文化祭で日置が渡会の事が好きっていう気持ちが加速したのもとても良くて、あと修学旅行で約束した海に行くを果たして、少しづつ関係が変わり、告白シーンも本当に涙止まらなかったし、付き合ったあとからより渡会の執着というかあまり隠さなくなったのが本当に良くて.... これが幸せか..って気持ちでいっぱいになりました。Hなシーンがなくキスまでだけど、この絶対関わらないであろう2人が高校の行事を通して段々仲良くなって友達に嫉妬して気持ちに気づいて...そういう何気ない日常が本当に良かったです。2巻読みます。
読み終わったばかりの本がちるちるニュースで取り上げられていて驚きました。
実写ドラマ化されるのですね。なるほどー、と思いました。納得といいますか、実写化やアニメ化に向くかもしれないなとの印象を持ちました。
さて、読後の感想ですが、レビューがとても難しいです。評価も難しいです。
誤解を招きかねない表現で恐縮なのですが、本作は、雰囲気を楽しむ作品と感じました。
キャラクター同士のゆるふわな会話を楽しみ、修学旅行、夏休み、文化祭、クラス替えというアイコンのような学校生活にエモさを感じ、手をつないだり好きって言ったり焼きもちを妬いたり、それはもう可愛らしいです。
うまく言えないですが、子供の頃にマンガを読んで思い描いていた憧れの「高校生」「高校生活」の具現化のような世界観が繰り広げられています。そして、みんないい子たちです。
良いとか悪いとかではなく、個性だと思っているのですが、いわゆる「小説」とは一線を画していると思いました。
批評みたいなことを書きたくはないのですが、たとえば描写です。描写がたいへんに少ないです。クラスの目立つイケメン4人組がいるのですが、渡会はメインキャラなので置いておいて、残りの3人の書き分けはほとんどありません。
そのため苗字の字面から浮かぶイメージだけで読んでいきました。登場人物紹介ページにイラストがあるので、その顔を思い浮かべて読むことは可能です。また、日置の部活友達3人も同様です(こちらはイラストがない)。
ただ、全体を思えば、イケメン4人組のうちの3人、部活友達の3人だということだけ分かっていれば成立するので、余計な描写は不要かもしれません。メイン2人の恋にキュンできればそれで成立するのかもしれません。
そうしたことからも、これまで読んで来た商業BL小説とは少し違うなと思った次第です。落としていませんよ、個性と思っています。
本当にレビューが難しい。
あ、複数の人が同時に同じ言葉を発するときの「「「 」」」は驚きました。他ではあまり見ない。テンポは良いです。
最近、ハマっている青春BLレーベルです。
高校生たちのアオハルなBLがたくさん楽しめます。
こちらをはじめて読んだのですが、とても面白かったです。
執着攻めの日置くんがものすごく良くて、じわじわ距離を詰めてきて、もう絶対好きってわかってるけど、焦れる感じがたまらないです。
告白した時なんかは本当に胸がきゅんとしました。
おすすめの一冊です。
※詳細ネタバレあり
※読む人によっては辛口かもしれません
設定・キャラの配置・大筋は好きです。
あくまで個人的にはですが状況描写が所々少し回りくどく、似通った表現が散見され、文章のリズム感が合いませんでした。
それでも二人の恋愛模様は可愛らしかったのですが…最後の二章がどうしても好きになれませんでした。もっと中盤までなら分かりますがここまで来て元カノの話や、教師の鬱陶しいノリなどは読みたくなかったです。
そして何より期待していた渡会くん→日置くん目線がいまいち盛り上がりに欠け微妙でした。きっかけが細やかなものであっても、もっとそこから芽生えていく本人の熱量を感じたかったです。
友人キャラはみんな好きでした。もしスピンオフができたとしたら、ここからカップリングが生まれるのかは気になります。
最後に蛇足ですが、このレーベル文字が大きい(文庫本1ページに14行)
人気者のイケメン×平凡キャラ。
BLだけでなく少女漫画でも王道の組み合わせですが、主人公が「友達のいないぼっちキャラ」以外の個性がなさすぎて、それなのに修学旅行で同じ班になったことをきっかけにこれまで喋ったことのないイケメンが好意を匂わせてぐいぐいくるので、なぜ好意を持っているのかわからずストレスに感じました。
修学旅行は自分も関西だったので、当時を思い出して楽しめるかと思ったのですが、こちらも情報が少なすぎます。泊まっている宿泊施設も、「旅館」であることしかわからず、具体的な料理の描写もない。観光施設も、BLなので具体的な施設名を出しにくいのかもしれませんが、「鹿がいっぱい」いて「本堂」や「目を見張るほどの美しい庭園」があることしかわからない。
映像が全く想像できないので、絵のない漫画を読んでいる気分でした。おじさんにセクハラされる話よりも、もう少し情景描写に力を入れてほしかったです。
それ以外にも、受けがテーマパークで迷子の子をインフォメーションセンターに連れて行くのですが、母親がいるのに子供は男子高校生から離れず、ヒーローよろしく現れた攻めが優しく諭してようやく母親だと認識するというのは、かなり無理があります。世の中のお母様方が可哀相です。
ホテルの手配ミスでベッドが一つ足りず、攻めと受けが一つのベッドに寝るというのも、恋愛イベントを発生させるためだけの展開のように思えて全くキュンときませんでした。修学旅行生が泊るくらいの大きなホテルなら、エクストラベッドくらいあったのではと思います。
こうなると、攻めはなぜ受けのことを好きになったんだという疑問が読み進める原動力になるのですが、攻めは「一緒のグループになったら、日置のこと知れるかなって」と発言していて、じゃ、好意があったのではなく、知りたいからあれほどぐいぐい来てたってこと?と理解に苦しみました。最後は攻め視点でしたが、困っている女の子に攻めがペンを貸したのを受けが見ていて、攻めのことを聞かれたときに受けが「優しそう」と答えたことが、受けに興味を持つきっかけになったようです。
本人曰く、気になったものに没頭しすぎる性格だそうですが、なぜ、モテメンで友達も多い攻めが受けにだけ恋愛感情を抱いたのかは、結局私にはわからずじまいでした。
二人の関係を友情ではなく恋愛に発展させるにしても、ベッドが足りないとか間違ってお酒を飲んだとか、そういう偶然の要素に頼るのではなく、もっとキャラの魅力を主軸にしてあるお話のほうが好きなので、私には楽しめる部分が少なかったです。
イラストはどれも可愛かったです。