電子限定特典マンガ付き
トラウマもとろけて癒える溺愛ケーキバース♡
デビュー作とのことで楽しみにしていました。
とても綺麗でかわいらしい絵柄で読みやすかったです。
とにかく莉央くんが献身的で救われたかな。
黒瀬くんは自分を追い込んでしまう性格でしたが
辛い経験を乗り越えて幸せになれてよかったです。
分かりづらかったのがふたりが同じ大学ということ。
さらっとまた会えてることに驚き・・・
どこかで話していたかな?と読み返したのですが見つけられず・・
莉央くんが敬語なのと幼い頃の回想を見て
数歳離れているのは分かりしました。
お互いに会ったことあるかもと思うけど最初は覚えてないんですよね・・
少しずつ思い出していくのですがよくふたりとも思い出せたなと・・
ケーキバースが浸透していない世界でしたが
突然味覚なくなるのを放置しておけるものなのか・・とか
噂になってるくらいなら調べたら分かるのではとちょっと気にはなりました。
ケーキバースも主流になってきた昨今ですがケーキバースは好んで手に取ることがなくなった自分が久しぶりに好みの作品に出会えることが出来ました☆
凛(受:ケーキ)は昔、突然変異したフォークに(好きだった人)ケーキだからといって襲われかけたトラウマ持ち
凛の叔父の店で出会った莉央(攻:フォーク)がフォークだと気づくと莉央に手を出しヤらせようとするが莉央が自我を取り戻しその日は終わります。
次の日から莉央に懐かれ(突然莉央が凛を見つけてくる。同じ大学?なのかな)莉央の優しさに触れ次第に恋心へと変わっていき付き合うことになるが莉央がフォークとケーキのことを知らずに付き合っていることを後ろめたくなる凛が切なかったです。
莉央と凛は過去に出会っていたことがあり凛もそれに気づき凛のトラウマも莉央のお陰で乗り越えられ無事ハッピーエンドとなります☆莉央はずっと凛に会いたがってたというのも読み返すと描写等からより分かり感慨深いです( ᎔˘꒳˘᎔)
ケーキバースはフォークがケーキだから惹かれてくのか!?(逆もまた然り)と思うところがありましたが、こちらの作品は過去に出会っていてまた再会出来た、しかも攻めの方がずっと会いたがっていた、という所が私的に盛り上がりポイントでした( *˙ω˙*)و
終わり方も綺麗でとても良かったです!!
先生の次回作も期待◎
エロス度★★★
おやおや。フォークを憎んでいたケーキがそのフォークに救済される愛が尊いですね。
莉央と凛が紡ぐ祝福の恋物語・・・・・・開幕。
ケーキの味の魅力を使ってフォークを自分にハマらせて最終的には捨てる行為をしてきた凛。
自分がフォークであることが無自覚な莉央にもそれを仕掛けますが・・・・・・。
フォークの莉央の優しさに凛の心が溶かされていく救済、我慢を強いる関係になろうとも莉央の存在が凛の中で特別になっていくのがたまらなく、莉央がずっと秘めてきた想いにもグッときました。
凛のデレも可愛らしい。
らぐららぐ先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
ワンコ 3
強気 3
切ない 2
エロ 2
な感じだと思います。
莉央くん×黒瀬さんのカプです。
ケーキである黒瀬さんは、フォークに傷付けられて過去により、今ではフォークと遊んでは、捨てるということを繰り返していた。そんなある日、知り合った莉央くんがフォークだと知り…。
今作は、攻めの莉央くんがフォークで受けの黒瀬さんがケーキのケーキバース作品です。
受けの黒瀬さんは、フォークに傷付けられた過去から、意図的にフォークに近付き、遊んだら捨てることをしてきたので、強気で性悪さがあります。しかし、過去のことがトラウマにもなっているので、怯えたり弱ったりする一面もあります。
そんな黒瀬さんに目をつけられてしまった攻めの莉央くん。突然味覚を失ってしまったことで、黒瀬さんからフォークだなと認識されるのですが、莉央くん本人はフォークやケーキの知識が無いので、自身がフォークだとは自覚していません。
因みに、今作の世界観ではフォークもケーキ一般的には「都市伝説だろ?」みたいな扱いになっています。
莉央くんの優しさや気遣いに触れて、ツンケンしていた黒瀬さんの心が徐々に開いて、莉央くんに惹かれていくのですが、2人の関係がフォークとケーキだと伝えると、優しい莉央くんだからこそ、黒瀬さんを傷付けてしまう、と離れてしまうのでは、と葛藤する姿が切ないですね。
傷付けてしまうかもしれない、一緒に居たら苦しませる、お互いを想うからこそ切ない雰囲気にもなりますが、莉央くんの優しさが黒瀬さんを救う言動に心がジーンとするので、是非とも読んでほしいです。
過去、幼なじみがフォークになってしまい傷つけられた結果、フォークに近付き、体を重ね捨てるという行為を繰り返していたケーキの黒瀬。
ある日、年下の莉央と出会った。
昨日から味覚がないと話す彼に、もしやフォークではないかと察し、キスをする。
甘い、と口走る莉央にフォークだと確信し、いつも通り部屋へ誘うが、莉央は最後まで致す前に我に返り帰宅してしまい、、、
という冒頭。
今までのフォークとは違う莉央に、一緒にいるうちに、今までのフォークとは違うのでは?? と、思い始める黒瀬でしたが、それは彼自身がフォークで、黒瀬がケーキだと知らないからだろうと考えがいきつきます。
また、優しすぎる莉央の性格を考えると、自らがフォークだと知ってしまったら黒瀬を傷つけたくなくて、自ら身を引いてしまうだろう、という可能性も。
だからこそ、黒瀬はお互いの正体を莉央に告げるべきか悩み、そして悩んだ結果、話すことに決めたタイミングで莉央は自らがフォークだと気が付いてしまいます。
もう、このシーンは本当に切なくてですね。
ようやく黒瀬が莉央との関係性に、彼は他のフォークとは違うんじゃないかと。
二人のバース性を伝えても大丈夫だろう、とポジティブな可能性を予感した直後だったのに!! と、黒瀬の代わりに発狂しそうになったまりあげはでした。
だって、フォークを傷つけることで、自らのフォークに傷付けられた心の傷を埋めようと、さらに自らも危険を犯した展開の果てに生まれたポジティブ感情だったのですから。
ケーキバースの関係性は、作家様の匙加減でシリアス多めにも溺愛多めにもなりますが、今回は切なさありつつ、守り守られたい再会一途(攻め→受けに対して)BLにとてもキュンとさせられた1冊でした。