流星と真夏のクリスマス

ryuusei to manatsu no Cristmas

流星と真夏のクリスマス
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
5
評価数
1
平均
5 / 5
神率
100%
著者
 
媒体
コミック
出版社
桜桃書房
シリーズ
Gust comics(ガストコミックス・桜桃書房)
発売日
価格
¥583(税抜)  ¥630(税込)
ISBN
9784756704122

あらすじ

幼い頃父親から聞いていた、流星を探し続けていた俺の前に流星が降ったのは、なぜか夏の青空。その主、堀口真夏は校内でも有名な飛び込みの選手。俺と友達になりたがるオカシナ真夏に流されるように彼の飛び込む姿を見つめているうちに真夏の作り出す流星にひかれていく自分に気がついて・・・。藤たまき傑作集!
(カバー裏側 あらすじより)

表題作流星と真夏のクリスマス

堀口真夏 高校生
考宮星 高校生

その他の収録作品

  • 流星と真夏のクリスマス<前編>
  • 流星と真夏のクリスマス<後編>
  • 暗闇のランプ
  • 11月のペイルベーゼ
  • 恋しかるべき十六夜の君
  • リメンバーサプライ
  • The Garden Prayers
  • Singing in the desert

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レビュー投稿数1

「愛」について

 画像が表示されないなんて哀しい(涙)ですが、古いから仕方ないですね。『桜並木袋小路』と併せた方に出てる画像と同じです!
 初期の作品で、『ホライズン』系統のテーマが中心に据えられています。「愛」とは何か、当時の女性が持っていだのであろう疑問を、美青年に仮託して、美しくも儚く描き出した初期の傑作の内の一つです。この流れが『ホライズン』へ流れていったのかと思い、感慨深かったです。
 舞台も現代の高校で、登場人物も等身大の男の子なので、やはりその割にはテーマが重いなぁと感じてしまったのですが、上手く纏められていました。存在の不安と孤独からの救いを、愛に求めるセイは、太陽のように自分を愛するマカに惹かれますが、「愛」の本質に厳しくなる余り、マカに対して素直になれません。でも、マカの為には自己を犠牲にさえしようとします。もはや近代文学ですね。キリスト教的「愛」観念は、藤さん作品に一貫しているテーマでもあります。
「愛」とは何か。作者の思索と探求がそのまま伝わってきます。
 最近のBLとは違い、同性を愛することに禁忌的な雰囲気が流れていた時代の作品ですので、その背徳感の中に漂う儚さと美し続きさが佳(よ)し。少女漫画の影響をやや引き摺っているのは、時代ですので仕方ないとして、こう言う葛藤が下敷きにあって、今の多彩なBLが花開いているのだなぁと実感。BL史として読んでも面白いだろう一冊です。藤たまきさんの作品を年代順に読むだけで、変化が分かるので面白いですね。女性は「女であること」の葛藤から脱して、「男を見る」女へと立場を変えたのだなぁと、しみじみです。悩みは深くなったけれど、女性は強くなったんですね。精神的に成長したのだと思います。
 『暗闇のランプ』『11月のペイルペーゼ』『恋しかるべき十六夜の君』『リメンバーサプライ』『ザ・グリーン・プレイヤーズ』『シンギンク・オブ・ザ・デザート』の短編が収録されています。こちらはメルヘンチック、ロマンチックな藤たまきワールド全開で、幻想的な短編です。短編集としては『桜並木袋小路』の方が完成度は高いですが、これも佳し!藤たまきさんは、短編もとてもいいですね!『ザ・グリーン・プレイヤーズ』の観葉植物の擬人化が、結構ツボにはまりました♥

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