もし叶うなら、恋人になりたい。

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6番目のセフレだけど一生分の思い出ができたからもう充分

6banme no sefuredakedo isshoubun no omoide ga dekitakara moujuubun

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表題作6番目のセフレだけど一生分の思い出ができたからもう充分

溝口 陽太
20歳、大学2年生
森良 幸平
20歳、大学2年生

あらすじ

「――本当は貴方と恋人になりたい。」平凡な学生である幸平は、幼馴染の陽太に片想いをし続けている。地味な幸平とは違って、陽太は顔が良く人気なモテ男。5人もセフレがいると噂されるほどの彼に、高校の卒業式の日に告白した幸平は、なんと6番目のセフレになることができた。それから一年半。大学生になった幸平は陽太と体だけの関係を続けていたが、身体を重ねたあとに必ずもらう1万円札を見ては虚しさに苛まれていた。本当は陽太と恋人になりたい。でも、陽太には思いを寄せる女性がいるらしい。悩む幸平だったが、友人たちの後押しもあり、今の関係を変えようと決心するが……

作品情報

作品名
6番目のセフレだけど一生分の思い出ができたからもう充分
著者
SKYTRICK 
イラスト
渋江ヨフネ 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784434346484
4.2

(124)

(77)

萌々

(23)

(8)

中立

(4)

趣味じゃない

(12)

レビュー数
13
得点
505
評価数
124
平均
4.2 / 5
神率
62.1%

レビュー投稿数13

No Title

読みづらかった。

2

不器用なふたり、ピュアピュアのピュア!

タイトルが強烈インパクト。
表紙絵もむちゃ萌え。タトゥー男子やで..。
大好物の予感しかない。紙の分厚さに期待大。
そして読んだらもっと凄かった。

一見するとトリッキー。
中の登場人物がズラリの絵はこれから始まる
謎解きのように感じます。
小説じゃないと味わえない技巧の妙。
漫画では味わえない裏切り展開がたくさんあります。
途中で最初から読み直したのも初めてです。

陽太のターンから可愛くて悶絶。
お互いの気持ちのすれ違いに気づいたとき
切なさが二乗になり、
猛烈に萌えて心が追いつかなかったです。
爛れたタイトルに反してピュアピュアのピュア!

ふたりの過去が交錯し様々な出来事と誤解、
行き違いにきづかされて悶絶します。
怪しいなあと踏んだ人物は無実でしたw(時川)
物騒な展開にゾワゾワしましたが
乗り越えてのエンディングは尊かったです。
想いが伝わった後のふたりの可愛さよ‥!

すべてが互いを想いやった結果のこと。
不器用で、表情が閉ざされていた陽太から
言葉が溢れてくるのがもう⋯
いじらしくてたまりません。
こんな会話読んだことない、新鮮な文章です。
陽太、九官鳥みたいになってる⋯。
すれ違いがしんどかったぶん
にっこり微笑ましくて永遠読めます。
ふたりのたくさんのすりあわせがもっと読みたい。
SSでもいい〜デート編読みたい〜!

新しいものを読んだ!という充実感です。
何回も読み返してしまう一冊になりそう。

0

一途に想い合う幼馴染の尊い物語

まずタイトルから良い意味で裏切られて、繊細な心理描写が丁寧で、登場人物たちが魅力的で、涙あり、大満足の一冊でした。

幼馴染の陽太と幸平が純粋で、一途で、とても尊い2人に泣けました。
2人の拗らせっぷりがひどかったけど、温かく、幸せな気持ちになりました。

陽太は特にギャップ萌えでした。
タトゥーに美人、背が高くモテるし、口数が少ないとなると、いろいろな噂が一人歩き。とにかく本当の気持ちが見えない。
溺愛要素はチョイチョイ見え隠れしていましたが、陽太目線での語りで明かされる本音が、あまりにも可愛くて、卒倒しそうでした。
幸平のことを考えただけでドキドキするようなロマンチックな陽太。
自分の幸せよりも、幸平の幸せを願える強さ、何としても幸平を守る姿ががカッコ良かった。
こうちゃん呼びを独占したがったり、とにかく笑ってしまうくらいかわいい。


一方の幸平の幼少期が辛い。弟を守り、生き抜くことで精一杯の幸平。
弱音も吐かず、我慢を重ね、なんとか生きてきた。
弟の進学のため、自分のことなんてなりふり構わず頑張ってきた幸平。
子供が大人の顔色を伺って生きている姿が切なく、でもその環境があったから、2人の絆はより深くなったのだろう。
告白する勇気と、苦しくなるほど好きになる気持ち、溢れる想い、読んでてグッとくるものがありました。


2人を応援する友人達もとても良かった。


陽太の執着溺愛ぶりが堪能できたこと、陽太の惚けぶりをきちんと受け止める幸平、この2人のやり取りに、癒されて、幸せな気持ちになりました。
素敵な作品でした。

1

究極にすれ違いまくった先にあったのは、、、

幼なじみ同士、タイプの違う2人。

この設定だけで、個人的にはもう萌えるのですが、まさかの攻めには5人セ○レがいて、受けは6番目のセ○レでもいいから、攻めと関係を続けたいと意を決して告白。

本当は、攻めにはセ○レなんて存在しないのですが、誤解が誤解を呼んでお互い超拗れまくっていました。
受け視点で話が進み、途中から攻め視点に変わり判明した真実。

もう少し、攻めに少しの勇気があれば、、、
と、終盤の受けの友達と同じようなことを思ったまりあげはさん。


けれど、攻めがタトゥーを入れた件や、どうして誤解されるような振る舞いや噂があったのか、など。
知れば、ただ純粋な受けへの愛しかそこにはなかったので、タイトルに惑わされず拗らせ純愛大好きマンは読んだほうがいいと思います。

あと、受けの生い立ちも今どきの毒親ガチャ外れた子なので(SKYTRICK先生はそういう受けが性癖なのでしょうか??)、不憫受け好きな方にもオススメです!

3

壮絶?なまでのすれ違い両片想い

幼馴染なのに、その関係性をほとんど知られていない2人の、壮絶なまでのすれ違い両片想い。
告白から付き合うのかと思いきやセフレから始まる現在軸と、ふたりに確かな繋がりがあった幼少期、だんだんすれ違う思春期が受け攻め視点で行ったり来たりする構成。
え?攻めくんそんなキャラなの?と笑ったり驚いたり、あまりに不憫な小学生時代にホロリとしたり…感情も行ったり来たり。
現在と過去の面子が入り乱れて起こる事件は、過去への決別かな。その後の幸せでかわいいふたりににこにこしちゃいます。
わりと登場人物が多いのだけど、個人的には時川くんが好き!

2

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