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かけ合いが凄く面白い。面白い・・・・面白い。
コレは、 【その男~】にも有った、掛け合いでもあり、樹生先生だな~というノリの会話なんです。
しかし、しかしですよ。コレが凄く疲れます。
なぜならば、こんなわけの解らない。一見、明人の無駄な労力を消費している会話が1冊丸まる繰り返されているんですから。
言いかえれば、明人の心労が読者にも伝わって、ほかの本の2倍・・・いや3倍疲れるというのでしょうかね。笑っていられるのも最初だけ・・・・後は苦笑に変わりますから。
とくに、今回の攻は不条理男なわけです。
「不条理ってどの程度が不条理なの?」と思っていた私でさえそれはダメでしょうorz
のオンパレードです。
自分はほかの人間とも付き合う。身体の関係も持つ。
だけど、お前だけはオレだけじゃないとダメ。
オレだけ見てないとだめっていうね。
思考回路がおかしくなっちゃってるんだよね。
うん。
頑張ろう自分・・
話的には文句なしに面白いです
表題がずーっと気になっていました!
「何に不条理?何が不条理?」って!
現代お殿様の「邦衛」と普通の庶民「明人」は、母同士が遠い親戚で仲良しだから、生まれる前からの幼馴染み。
そして、邦衛は幼児の頃から「明人を愛人にする」と公言している程、明人にべったりだし、明人の母も、室生家なら息子を性転換させても可・・などと思っているしで、この息子2人の関係は“幼馴染み”と簡単に言えない仲なのです。
この2人の大学生活も、同居で明人が世話係。
邦衛の規格外の“惚れ易くて覚め易い、その後は記憶に残さない”と“金使い”や“偏食”の程は読んで頂くとして、付き合わされる明人の苦悩はずっと続いています。
何しろ、邦衛が一目ぼれした相手とのベッドインに付き合うように、邦衛に言われるんだから半端じゃないのさ!
だけど、明人はしっかりした男なんで、嫌な時はちゃんとNOって言えているから“主従関係”ではない。
「僕は明人が1番好きなのは絶対」
でも、明人には触れないから“愛人”でもない。
邦衛に束縛され依存されて、だから明人は童貞のまま。
反して、邦衛の方は、数日・・1日・・に1人の割でヤッテる。
あ、自分的にここが1番の不条理だったわ!
明人の相手は邦衛しかいないのに「したら明人に飽きられる」と考える邦衛は、明人にとって超ヘタレじゃないのかいな?
どうせなら、飽きさせない努力をするって言って欲しい!
せめて手扱きしてやってよ!
「明人が1番」で誰にも触らせないなら、そこんとこも責任感じてよ~!
強く強~く、その不条理さを感じたのでした!
愛が強い方が下?上?上手い方が上?下?
夢と希望と男のプライドを持って想像する2人の話し合いに笑えた!
邦衛への恨みを被ってしまった明人の緊急入院で、不条理な男に対抗する明人に光明が!これから期待大ですなーっ^^!
タイトル、ストーリー、イラスト、どれも好み!二重マル!
今更ながらでしょうか?作家読みさせて頂きますです♪
趣味が分かれそうな作品でした。
このハチャメチャで不条理な攻めを好きになれるかどうか、ハチャメチャさの中に可愛げを感じ取ることができるかどうか、それがこの作品を気に入るか気に入らないかの大きな境目になると思います。
私はもちろん気に入りまくりました。
幼なじみモノです。
庶民くんと、資産家のお坊ちゃん。
お坊ちゃんのほうは、女でも男でも取っ替え引っ替えしながら恋をしてます。けど庶民くんのことは大好き。異常な独占欲で、束縛しまくります。でも、庶民くんのことは抱かない。『抱いたら飽きられる』と思ってるのだ。
庶民くんもお坊ちゃんに恋してるので、モンモンとしつつもその状態に甘んじてる。
お坊ちゃんの母親を死をキッカケにして、長い間保ってた均衡もかたちを変えてゆきます。
何度となく笑い、何度となくキュンとなり、最後は寸止めされて『セックスなしかい!』とツッコミ入れて、でも大満足して本を閉じました。
面白かったー。
不条理な男すさまじい〜話にならない。
あれ、、、、結局えっちしてない?(笑)
かなめさんのDr.〜シリーズの主人公が超苦手なのですが、この不条理な男はどことなくしつこいところがそっくり(笑)しかも真逆なうえその筋のない話を勝手に推し進めるあたりが嫌いじゃない。
ただ、こんなやついたらシネと思う(笑)
なんたって、お前が一番大切といいながら女の子とのセックスを隣でみてろ!とか僕以外の人に頼るな!とな彼女とのセックスと明人どっちとる?と聞かれればお金あげるから明人をみはってて、でもお前は仲良くするな、触るな、と友達にまで平気でいう殿様(笑)
笑いしかでてこない一冊です。
邦衛のせいで明人の友人が一人は天国、一人は地獄をみせられており地獄のほうは悲惨で今後を思うとかなりかわいそうです。
天国行きはどうやらホモになってしまったようで彼のスピンオフがあるといいなぁと思いました。
タイトルと美麗なイラストからしてハードないわゆる悪い男のストーリーを勝手に想像してました。
しかしこの「不条理な男」、ハードものとは真逆の平凡かつあり得ないのにある日常を描いた物語でした。
問題の男、邦衛だけどかなりの甘えん坊とみた。
誰彼かまわず一瞬で惚れて落とした恋人を数日で忘れる、恋愛体質を超え病気と言ってもいいくらい。老若男女を問わないのがすごすぎ。
当然邦衛の通った後の道には、トラブルの数々。
付き合わされる身にはたまったもんじゃない。幼馴染・明人もお手上げ状態で、この彼に振り回されてしまいます。
邦衛に対し明人には密かな恋心があるゆえに放っておけないんです。
常に一番近くから邦衛の恋の行方を見守る明人。
もちろん誰だって好きな人が他に恋人つくるのにおもしろいわけがない。
そうして明人が離れようとしたら不条理な男の本領発揮です!
わけのわからない理屈で独占欲を見せ、明人が離れることを許しません。
こんな状態が延々と・・・
常に恋人をとっかえひっかえしてる邦衛にとってずっと変わらない距離でそばにいる明人は特別な存在・聖地なのです。
ああこんなわがまま男見たことない。かわいいんだけど間違ってるよ!!とやきもきさせてくれます。明人も同じ気持ちでしょう。
しかし邦衛の食事事情にまで不条理があるなんて思わなかった・・新しいパターンだ。そこだけでもなんで明人が邦衛を好きでいるのか、私には理解不能なんですが。
おもしろいのは、邦衛の家庭事情が絡んでくること。
不条理なのはDNAのせい!?
家庭環境がおおいに関係し、二人のというか明人の悩みは尽きません。
そして今まで邦衛の行動に対し許してきた明人はある決意をします。
がんばれ明人~反撃開始だ~!!
ここからが見どころです。
そして一番萌えたポイント。
ごめんなさい(笑)邦衛にふりまわされた友人たちです。とくに綺麗な人とねんごろになっちゃった彼。「凄いんだ」を連発する彼のスピンオフが読みたい。
Hなシーンがないところやっぱりホワイト文庫だな~と納得しつつよくこの手の話がここから出版されたなと感心しました。
そしてやっぱり邦衛こんな困った男は好きになりたくない。大変そうw