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表題作父の愛人

仁井名國彦
小説家、シングルファーザー
梓純平
家政夫

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

高校生の仁井名 晴輝は、小説家の父・國彦と二人暮らし。
父子家庭のこの家では、
優しく料理上手な家政夫の梓 純平が働いている。
あたたかい人柄で面倒見の良い彼のことを
本当の兄のように慕い、懐いている晴輝。
父の國彦は口数が多い方ではなく、表情もあまり変わらないが、
晴輝と同じように純平を信頼して心を許しているように思えた。
男三人で過ごす生活は平穏そのものだったけれど、
純平と父の間には“ある秘密”の関係があり…──。

塩味ちるが紡ぐ、扇情的な大人の純愛ストーリー。

【収録作品】
父の愛人 1話~6話
描き下ろし

作品情報

作品名
父の愛人
著者
塩味ちる 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人uno!
発売日
電子発売日
ISBN
9784801986152
4.6

(141)

(108)

萌々

(25)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
23
得点
652
評価数
141
平均
4.6 / 5
神率
76.6%

レビュー投稿数23

愛ある3視点作品に読後の満足度がバリ高い٩(♡ε♡ )۶愛とエロスの高水準な共存に大興奮間違いナシ♡

単行本化されるのをむっちゃくちゃ楽しみにしていた作品です٩(⁎˃ᴗ˂⁎)۶
デビュー作で先生の創作なのにやけにリアルさと言うか生々しさを感じるキャラとストーリーに魅了された読者です♪

作品タイトルだけでもワクワクしてしまうような次作にあたるこの「父の愛人」、一体どんな作品なんだろう…⁉と心待ちにしておりました

以下、ネタバレちょっとします…

正直、あらすじ含めてこの作品タイトル、、、
少しドロドロ系が頭を過って読み始めましたが、、、

読んでみたら、、、
思っていたのとは全く違った方向性で進むすっごい不器用でいじらしい大人のラブストーリーに出会ってしまい、読後の満足度がめちゃくちゃ高まっています(o→ܫ←o)

予想とは全然違った訳なのですが、寧ろコレで良かったし、コレが最高!!って思える愛すべき人達しかいない1冊でゴザイマシタ♡

攻め受け両視点に加え攻めの息子である晴輝視点も加わって語られる、珍しいタイプの3視点ストーリー

健気なすれ違いのラブストーリーがお好きな方で、官能的な濡れ場もお好みの方にはドンピシャな1冊ですので全力でおススメ申し上げる作品です☆٩(。•ω<。)و

作品タイトルだけ見たらちょっと物騒な感じもすると思うのですが、、、読むのに体力を要するようなドロドロ系ではありません
かと言ってエロだけでも全然ありません!(だけど…エロいのは超~エロスです///)

大人の素直になれない恋愛と、息子晴輝の10代の真っすぐな恋愛がすごくいい塩梅での対比となっているのが効いています♡
晴くん!えぇ子やな…!ちゃんとお父さん、頑張って育てたんだね♪

ホッコリと純愛とエロスの見事な共存です!

最後にどうしても書いておきたいのは塩味先生の生々しさ漂う筆致が醸す濡れ場の素晴らしさ、、、!
マジでエロかったしエモかったし、、、好み過ぎて全部のシーンを詳細にこのレビューで書き綴りたい衝動に駆られます⁄(/// ^///)

でも…当然そんな野暮なことは出来ないので、、、厳選しまくって好きな所をひとつだけ、、、
読者が初めて目にするこの作品の中での2人の初絡み!

息子を送り出す所から始まり日常感を感じさせておいて、急な場面転換で一気に卑猥な世界へ誘惑しつつ、更に高まる気持ちをスッと引かせる仕事の電話でまた現実に引き戻す、、、そんな緩急を付けつつも電話を継続しながらも熱の引かない2人の視線やそれぞれの指先の行方の示すエロスが、、、もぉ、、、たまらん昂ぶりを伝えてくる流れが最高で最強過ぎました…!!!!!

ぁ…あとやっぱりもう1か所書きたい…(>ω<)
流石に詳細は省きますが、、、2人のハジメテはマジで必見…!!!
色々素晴らし過ぎて称賛する所しかなかったです ブラ*。٩(ˊᗜˋ*)و*。ボーー‼

はぁ~・・・またしても作家買い作者さまが決定しましたね♡

修正|今回は前作の反省を活かして出版社から判断してRenta!にて購入~!シャーシャー引っ搔き斜線修正でした これが白抜きだったらもっと嫌だったと思うのでRenta!購入で良かったかな?と思います
毛の描き込みはシッカリ系です(受けの腋とアンダー)

※苦手な人がいるかも知れない?ポイントを一応書いておきます
・受けの方が断然ガタイが良いです!筋肉もすごいキレイですし男性らしい身体つきです(攻めの身体も貧弱な訳ではないですよ♪アラフォーの色気、ありますよ~まぁ…攻めはカラダよりテクニック派ですw)
・攻めに離婚歴あります
事後描写のみですが女性との描写あります
・受けはガタイの良さに反比例してだいぶ聖母感あるキャラです
決して女性には見えませんが健気過ぎるのが苦手な方はどうかしら…?と、思わなくもないですが、、、個人的には穏和、柔和な範疇でもあるとは思います

14

兎に角、いろいろエッチであることは置いておいて。

2025年始まってまだ4ヶ月程、今年一の最高傑作なのではないかと震えています。
いろいろ言いたいことはあります、家政夫ってエッチだよねとか、受の体がエロ過ぎるよねとか、大きめのおしりにぴちぴちジーンズがエロいよねとか、いろいろ言いたい。けど、それ以前に話さなきゃいけないことが多すぎて、煩悩は一旦置いておきたい。

前情報無しで発売前の試し読みとタイトルの感じから、不遇な不倫もので冷徹な先生と可哀想健気な家政夫の話だと勝手に予想していました(ごめんなさい)。が、全然真逆・・超絶純愛ブチかまされて読み終わったあとはしばらく放心状態でした('ω')

全編を通して、一貫して物語の根底に感じたものは『言葉にすることの大切さ』だと個人的には思いました。月並みな言い方でなんだか薄い感想ですが。
そもそも、先生と純平(受)の関係が拗れてしまった原因は、互いに互いの内にある想いを長らく抱えてしまっていたことです。よくある話だと思います。別にBLに限った話ではなく、身の回りで起こりうる事象だとも思います。しかし、歳を重ねれば重ねる程、長い年月を過ごせば過ごす程、分かり切っていることや当たり前のことが少しずつ疎かになるのが人の性だよな、と。先生は本当は凄く優しい人で、驚くことに結構序盤からちゃんと純平のことが好きなのにも関わらず、『かっこつけたい』とか『年甲斐もない』とか理由を並べて自分の本心を言わずに4年もの間自分の気持ちを言わずにいました。いや、4年て。一度、純平ははっきりと告白しているのですが、それに対して『うん』だけて。純平も最初こそはその曖昧な関係でも幸せを感じていましたが、次第に欲が溢れたことをきっかけに本心に蓋をします。そして、4年。次のオリンピック始まってしまいます。
しかし、そのずるずると続けていた関係に終止符を打つきかっけとなったのが、先生の一人息子の晴輝の存在だと思います。この息子が居なければ2人の関係は次のオリンピックまで持ち越されていたか、拗らせたまま終了していたかもしれないと私は思っています。彼は間違いなく、この物語の功労者です・・。息子のとあるエピソードを通して、先生は自分の気持ちを『言葉にすることの大切さ』に気付かされ、晴れて純平と恋人同士になります。
私は、先生と純平が互いに共通して『守りたい』と強く思う息子晴輝によって関係を前進させることが出来たことに尊さを感じて止まないです。先生は男手一つで育てた息子を幸せにしたいと思い、純平は兄弟のように自分を慕い懐いてくれる晴輝をいつしか守りたいと思い、晴輝もまた父である先生のことも純平のことも大切に思うからこそ2人の関係を受け入れ見守ります。3者の互いを思う気持ちの巡りの中で、先生と純平は曖昧な関係から恋人へと変わることが出来ました。えっ、美しすぎません????何?この尊い気持ちの循環。こんな大円団、最高過ぎませんか…感無量で、(もう十分だらだら話してますが)言葉に出来ないです。恋人同士になってからの先生の表情筋の柔らかさもだいぶ尊いです。1話なんてもう表情筋固すぎて、純平の尻のエロほくろを弄ぶ冷徹小説家だと勝手に思い込んでいたほどです。今思えば、あの固さはカッコつけだったのかもしれないですね。そうとなれば先生もかわいい奴だなと手のひら返しです尊。

そう、冒頭に戻りますが、エロいんです。これだけ美しいストーリーでありながらエロが抜かりなくてありがとうございますの気持ちでいっぱいです。デカ受がかわいいことなんて1億年と2000年前から分かっていたはずなのに、ここにきて思い知らされるデカ受のかわいさ。純平かなりデカイのにほんとうにかわいくて健気でエッチで…エッチで、えっち……。お尻なんてもう先生の両掌では収まらないデカさ(寝バックのときにグイッとやる先生の手から零れる尻肉)。先生睡魔に襲われお疲れセックスもよかったですが、やっぱり温泉旅行のときの……あの……浴衣……明かりに照らされて……ノーパン……クゥッ。正直上げたらキリがないので本編読んでくださいとしかもう言いようがないです。

(ようやく)最後に、息子晴輝には幸せになって欲しい気持ちでいっぱいです。彼女と仲良く…。そして彼女もきっとゆくゆくは晴輝の家族のかたちを受け入れてくれることを信じてます。だって、家政夫さんがいるお家といないお家は『あまり変わらない』のだから。

幸多からんことを。

14

タイトルの淫靡さとは裏腹に

めっちゃ純愛ありがとおおおおお✨️
はあああああほんっっとに良かったー❣️
(っ´˟`(´˟`*)途中まで、息子も純平が好きだったらどうしよう❕こんないい息子が、お父さんより俺の方が幸せにしてあげれる!!っていう展開になったらどうしようってハラハラワナワナしてたんです❣️もう、ずっと息子の事もオカンのように、でも一歩下がりつつ優しく接してあげてた純平。
純平が家政夫さんで良かったね
お父さん❣️不器用なお方。お父さんの表情筋お仕事してないとこ大好きでっす
好きな人との子供が出来たから離婚してくれ言うて、晴輝にも、お母さんと一緒に新しいお父さんと暮らそうとか、もうその選択えぐすぎるって
晴輝がお父さん死んでしまったらどうしようって泣いたとこ、泣きました。
お父さんの事も性格よく把握してて
純平とお父さんが出来てたって分かっても、ストンと納得して、仲を取り持って
でもそう思えるくらい、2人が晴輝くんを大切に育ててたからなんだと思う。
お父さん、純平、晴輝くん、良い家族よ。これからもずっと幸せにね❣️❣️
書き下ろしもめっちゃ良かったです。
彼女さん、
家政夫さんがいるなんて、すごい家かと思ったらウチと変わらないっていわれて、晴輝くんの、表情が物語ってますね︎ほんと、家族なんよね(´;ω;`)
いや〜、ほん…くぅぅぅ。
タイトルは、父の愛人、そう、父の愛する人。。
(」^o^)」デッカ受け最高じゃーーー❣️❣️❣️ド助平ナイスバディ❣️テンキュー♡♡

11

梓くんのホクロの位置が変態です

父である國彦のことが好きな家政婦の梓くんがある日國彦に告白し、息子の晴輝に内緒で國彦と身体の関係を持ちセフレのような状態が続いているのだが…
梓くんは自分の気持ちは一方通行だと思いながら、今以上に國彦さんを求めてしまいそうな自分の気持ちを押し殺してて、なんて健気なの…切なすぎる。
ただ蓋を開けてみれば、國彦は梓くんのことがめちゃくちゃ愛しくて困ってるみたいw
梓くんとすでに付き合ってると思ってるし、どんだけ言葉足らずなおじさんなのよもう!
そんな不器用な國彦になんか母性的な感情が湧いたわww
あと、関西弁な、最高。
そんな2人のすれ違いを解決させてくれるのが、息子の晴輝。
まじでこの息子出来杉くんです。存在してくれてほんとにありがとう(大感謝)

かなり遠回りしてやっと2人の想いが通じ合えて、國彦に泣きながら甘える梓くんがもう可愛すぎた…今まで苦しかった分、いっぱい甘えて幸せになって欲しい。

絵もストーリーも癖ブッ刺さりだった。
まず梓くんのボディがムチムチでエチくて曲線が美しい。
梓くんの黒子の位置変態すぎる。
それを確認してる國彦先生はもっと変態w
電子版白抜きやけどえちもかなり濃厚でありがとう❤️
そして物語は國彦(攻め)、梓くん(受け)、晴輝(息子)、それぞれの視点で描かれているから、3人のことがしっかり理解できるし、3人とも性格が良すぎて全員好き!!!!!

大人の純愛って濃厚でほんとに好き。
塩見先生の作品、これからまだまだ出てくれるかな〜全てチェックします。

10

不器用なオトナ2人が奏でる純愛と官能美

涙あり、エロスあり、家族愛あり、純愛あり。
色んな感情がぶわぁ〜っと込み上げてくる素敵作品でした。

「父の愛人」という息子の晴輝目線で付けたタイトルネーミングも興味深く、國彦と純平の2人の物語でありながら晴輝の存在をもしっかりと感じられる趣きが面白い。父と息子、そして家政夫の3人で構成された仁井名家のひとつ屋根の下で愛が育まれていく秘密の関係にどっぷりと魅入られてしまいました。

"愛人"という耽美的な響きとしっとりとした陰りのある絵柄が見事にマッチしており、互いの気持ちが交錯する切なげな世界観を見事に演出。オトナの不器用な恋愛が心にどっしりと響くストーリーです。
"愛人"の名称を当てているせいか背徳的な香りがしてしまうのはこの作品の味わいの1つだと思います。恋愛関係にあっても差し障りのない2人なのに、どこかイケナイ関係のように思えてしまうのは息子の晴輝がいるからでしょうか。
お互いの気持ちが通い合っていない期間は不安定で、あくまでも雇用主と家政夫の関係から前進しないのがもどかしくて堪りませんが、2人の行動や心の声を見る限り彼らの気持ちはピッタリと一致しちゃってんですよね。何を迷うことがあるのか、何を足踏みする必要があるのかと、臆病すぎる2人の恋愛下手な姿にため息でした。


身体だけの関係だけがどんどん進んでいくその関係はセフレ関係にも見えてしまいますが、両視点のストーリー展開のお陰で不安感をそこまで感じずに読めるナイスフォローはグッジョブです。
晴輝から恋愛にダメ出しされる父……しっかりして(笑)
晴輝の方が恋愛方面ではスキル値が上とか笑っちゃう。しっかり者の良い子に育ちました^ ^
3人の家族感もとっても良くて、不思議と笑顔が綻ぶ温かみのある関係性にホッコリ。官能的なセックスシーンもたくさんあるというのに、エロスとハートフルの振り幅とまとまり感はスゴいと思いました。

そうそう。
エロスといえば、まず最初に目に入ってくるのが、何と言ってもその体格差。受けの純平の方(表紙向かって右側の黒髪の彼)が、ガタイがめちゃくちゃ良いです。
上向きの締まったヒップに、盛り上がった見事な胸筋を持つしなやかな筋肉美を惜しげもなく披露しつつ、國彦に抱かれて善がる姿には圧倒されました。
攻め感の強い体格の純平ですが、献身的で健気で控えめな好意にジワッ…。國彦への想いを一途に抱きながらも自分の気持ちを出さずに耐えるその姿に思わず涙が滲んだ読者も多いのではないでしょうか。


クールな小説家と健気な好青年のオトナのBL。
不器用な2人が奏でる控えめな恋心が沁みる逸品でした。

9

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