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とにかく素晴らしい世界観にどっぷりです。
登場人物全員魅力的で性格も考え方もきっちり設定されているので読んでいるうちに頭のなかで人物が勝手に物語を紡いでいくように感じます。前作三日月、満月と本自体はかなり厚く感じますが読み始めたらそんなこと気にならないくらい一気に読めてしまいます!
オススメです!
途中に挟まれる稲荷屋先生の作画も鎧の細部に及ぶまで綺麗に描かれており、お話にぴったりの雰囲気にため息がでそうです。
こちら本は必ず三日月、満月を読んでから読むべきです!その方が3倍はどっぷり感マシマシです!
1冊目の三日月から心を持って行かれました。
今話題の政治や行政のお話が背景にあって
もちろん物語だしファンタジーだし現実とは比較にならない事はわかっているけど、
主人公エルンストの民に対する姿勢が今、
国を統べる全ての方々に少しでもあれば変わっていくことあるよなぁ…。と
思って読んでいました。
決して難しい内容ではなく
伴侶ガンチェとのラブラブっぷりは蕩けそうなくらい甘いし、エルンストを取り巻く人々とエルンストの会話が斜め上で外れてるところに笑いがあったり、
ガンチェのエルンストへの慈しみがほんとに年下なの?ってくらい包容力豊かで頼りがいあって。
もうひとカップルのお話も優しさに包まれてました。
私は個人的にティスねぇさんと呼ばさて頂いてます。ティス母様でも良いかも。
心が辛くなったら何度でも読み返したいお話です。
月夜先生が、是非読んで欲しいと仰っていた電子特典の書き下ろし『天啓』
こちらがどうしても読みたくて、紙は勿論電子でも本をお迎えいたしました。
“満月”という言葉に特別な意味を持たせた作品です。先の二冊では、エルンストとガンチェの満月を淡々と、でも情感豊かに描かれました。今回の一冊はティスとタージェスの満月が描かれました。環境も寿命さえ違う二人の思いの積み重ねと、相手を思う姿の可愛らしさに心を打たれました。そのタージェスの満月を補完、いえ完璧に描くために書き下ろされたのが『天啓』のお話です。
月夜先生の描く“満月”は、死だけではない、人生全てをどう生きたかを描いたものだと思うのです。
だからこそ、感動して涙が止まらなくなる、そんな物語なのです。
そこにミナハが連なる、『天啓』は大切な、素晴らしいお話でした。
「満月」で完璧な結末を迎え、もう続きはないだろうと諦めてもいました。
それが、なんと!大量書き下ろしも含んでの本に!
作者様と出版社様に感謝です!
気になっていた脇役2人のお話、2人の関係性が変わっていく過程や2人の満月。
webで読んで知ってはいましたが、本として手に出来るのが嬉しいです。
それに書き下ろしも……何気ない日常もいいのですが、ガンチェやタージェスが持つ懸念など含みもあって、これはまた続きがあるのでしょうか?
気長に楽しく待っています。
