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表題作恋地獄で待つ

豪徳寺 学
地獄の住人、流行病で17歳で死亡
鷺ノ宮 楽
22歳、詐欺師1日目で死亡

その他の収録作品

  • bonus track
  • カバー下:プロフィール

あらすじ

〈やさしい執着イケメン×ツンギレな“憧れの君”〉
死後にはじまる地獄の同棲ライフ


“もう一度会いたかったんだ。
 地獄に落ちても。”


事故死した詐欺師・鷺ノ宮 楽は、
高校時代の同級生・豪徳寺 学と地獄でまさかの再会を果たす。

学はかつてはいじめられっ子で、楽への憧れから努力を重ねてきた男。
しかし楽にとって学は、人生の転落のきっかけとなった因縁の相手だった。

そんな学が、なんと死後も「どうしてももう一度会いたかった」と地獄で楽を待ち続けていたという。
そして生前の悪行の罰として、楽は学と地獄のマンションで“仲良く”同棲させられることに!

一刻も早く、この罰としての暮らしを脱したい楽だったが、
再会を喜ぶ学はどこか楽しげで、
“罰とは思わせないと誓う”と宣言してきて――?

作品情報

作品名
恋地獄で待つ
著者
ダヨオ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784396786045
4.5

(356)

(236)

萌々

(79)

(28)

中立

(11)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
36
得点
1591
評価数
356
平均
4.5 / 5
神率
66.3%

レビュー投稿数36

閻魔大王が縁結びの神に見えてくる

22歳で事故死した楽が目覚めると、そこは地獄だった。
地獄なのに高級マンションの一室で、中学高校と「楽くん大好き」と追いかけられ続けた学がいて、一緒に暮らさなくてはいけない、というお話。
確かにタイトルに「地獄」とありますが、本当に地獄でのお話と思っておらず驚きました。地獄とは言っても火炎とか釜ゆでとかは無くて現代日本と地続きのような都会(ただし街の様相は変化するし人に会うことは稀で言葉が通じないらしい)で、学と閻魔大王としかコミュニケーションが取れないことや、生前犯した罪の反作用のような仕組み(楽の場合は学に邪険にすると盥が落ちてくる)の世界観が興味深かったです。
とっても面白い作品でした。地獄の世界観も良いですし、完全にわんこのような学と、天邪鬼な楽の組み合わせ。差し挟まれる過去エピソードも可愛いですし、二人の未来エピソードもすごくグッときました。
中学まではなんでも一番だった楽が、高校(進学校)で成績が落ちて這い上がれずに荒んでいく図は分かりやすくて(多分勉強の仕方が分からないんだと思う)、学がそばに居たことで余計に意地になっていた部分もあっただろうし、おかしいなこんなもんじゃないはずなのにな、と現実を受け止めきれない時に悪い連中が寄ってきたことも不運だったなと思いました。
可哀相なのは、今回楽が事故死しなければ、楽は学が17歳で亡くなっていたことを知らずにいたということです。この事故死は言い方は悪いですが、学にとっては天の配剤であり最後のチャンス。ほんとに天邪鬼で素直になれない楽が、どうやって自分の気持ちを認めて学に向き合うのかと思ってドキドキしていましたが、結構なショック療法でなるほどなと思いました。このくらいのことが無ければあの子は変われない。それほどに意地っ張りでプライドが高くて頑固な人でした。
last heartの扉絵がとても好き。背が伸びて追い越しても、楽の成績が下がっても、邪険にされても、学はずっと楽のことが好きで憧れで一緒にいたかったのでしょう。いじめられていつも下を向いていた学にとって、ものすごく輝いて見えたに違いなくて、それだけに地獄での二人の日々はとても幸せに満ちたものだったんだなと思いました。また、生まれ変わった二人もとても可愛いです。逆エピになるのも面白かったです。

0

漫画としてちゃんと面白い

ど執着ラブです。
だって17才で病死しちゃってから徳を積んで成仏していいよって言われたのに、好きな子が地獄に堕とされるはずだから、待ちたいからここに残って待ってるって凄過ぎる。好きな子が死んで地獄に来るまで待ってるんよ。

ある意味〇〇しないと出られない部屋と同じ設定なんだけど、面白かったです。
主人公は鷺ノ宮楽22歳が工事現場の鉄骨落下事故の下敷きになって死ぬところから始まります。
死んだはずなのに目覚めたらファンシーな天蓋ベッドの中。大嫌い(?)な豪徳寺学が心配そうに自分を覗き込んでて…。って地獄ファンタジーラブコメ。

みんなが想像する地獄とはだいぶ違ってて現代化されてる。タワマン高層階でのある意味現実より恵まれた生活。だけど前世の罪を償う行為は必要で、楽の場合は、詐欺・嘘・暴力・裏切り・不良行為なので、「目の前の学くんと仲良くする事」「課せられたお仕事をこなす事」がミッション。クリア出来たら生まれ変われるんだって。
誰が判断するかって?もちろん閻魔様です。
地獄もシステム化されていてスマホ・パソコン完備、モニタリングされています。

閻魔様は、学ちゃんの事めっちゃ気にかけてあげてて(お気に入りなんだろうな)秘書的な仕事任せてます。

さて、学くんはなぜ楽を好きになったのか、楽はなぜ学を嫌っているのか。過去回想でちゃんと描かれてます。
いじめられっ子だった学にとってのヒーロー楽。
楽に近付きたくて努力して頑張って見た目も学力も体力も申し分なく成長した学。
努力せずともなんでも1番で万能感があった頃からだんだん落ちていく自分を認められず見下していた学にも追い抜かれ嫌いなのに意識してしまう楽。

こういう対比あるあるだよーー!
要は両思いだけど、楽が拗らせてて認めたくなくて意地張ってるだけ。こういう奴に対しては、強引に組み敷いてカラダから堕としていく攻めか、じっくり相手のペースに付き合って自分で気付かせる攻めかに分かれる。
学は後者のタイプなのだけど、あまりに楽が意地っ張りだから、諦めようとした時…

両思いになった後の2人のお話が早送り気味でしたが、とてもよかったです。地獄で生を全うするって変な感じするけど2人とも死んで生まれ変わるんよ。
また生まれ変わった先が日本で同じ名前なのはご愛嬌。来世では楽くん素直な子になってたね。
読み応えがあって楽しくてハッピーになれる地獄のお話でした。

シーモアで購入
白抜き修正

0

感動しました!!

めちゃやくちゃ泣いていた

1

とても優しい気持ちになる作品

初読みの先生の作品でした。奇想天外のストーリーからのキュンキュンで、幸せな気持ちになりました。

地獄にいる2人、楽と学。
学生時代に、窮地を救ってくれた楽に恋した学。地獄に行った後、ずっと地獄で楽を待っていた学。どんなに冷たくされても、楽に付きまとうワンコな学。
朝一番に楽に挨拶する学。かっこいいとこ見せようとジャンプしたり、楽を喜ばせることばかり考えている学が、かわいくて、健気。溺愛。

閻魔様が楽に「自分の願望に向き合え。学ちゃんを悲しませないように」
学を悲しませたことも罪になってる。正直に生きてこなかった。
楽を全力で守ろうとする学。
そして面白いのが、学と一緒のベッドで寝なくてはならないとか、一緒にお風呂に入らないとお湯が出ないとか、悲しませるとタライが落ちてくるとか、シバリがかわいくて、面白い。
身体の反応に、気持ちが追いつかないというか、気持ちを隠そうとしている楽が、自覚していく。

少し遅いけど、自分の思いに気がつき、学を追う楽。
よかった〜。意地っ張りだけど、自覚してからは素直でかわいかった。
学の一途な愛の粘り勝ちでした❤︎
bonus trackも最高でした‼️

1

添い遂げ系?明るい地獄生活

地獄が舞台のお話ということで、何が起きても強引に押し通してOKな雰囲気が楽しかったです。楽の死をネガティブに捉えず、これから一緒に暮らせると全力で喜ぶ豪徳寺のおかげで、明るい気持ちで読めました。
過去回想の中でも、地獄生活の中でも、とにかく豪徳寺の猪突猛進ぶりがすごいです。楽しか眼中にないのが、周囲の人たちにまで丸分かりの懐き方。たった一度の出来事だけでここまで一途に追いかけられるなんて、と最初は驚くばかり。
でも豪徳寺の過去が見えてきて、その小さな一件がどんなに大きな意味を持つのかが分かり、ちょっと泣きそうになりました。楽も、素直になれない捻くれ者ってだけで根っからの悪人じゃないし、応援しやすいのも良いです。
地獄でも年をとって就職したりデートしたり、楽しそうな人生(?)を過ごせたようでほっこりしました。海岸シーンが最高、正直ちょっと泣いた。
気になったのは、楽の顔がたまにショタ化する作画。実は表紙の楽が幼くて避けてた作品で、試し読みすると全然違ってたので読んでみたのに、Hシーンで幼くなっちゃって残念でした。
お気に入りは、枯れ専になる準備をしてた豪徳寺。あほ可愛くってとても好き。

1

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