電子限定特典付
過去と現在、現世と冥界で交錯するファンタジーな世界観がサイッッコウに楽しい!!
笑いあり、涙ありのストーリーに心が揺さぶられっぱなしの神作品でした。
かつての同級生と地獄で同居生活をすることになる再会ラブ。死後の世界で共に暮らしつつ、ずっと蓋をしてきた想いに向き合っていくハートウォーミングラブコメディです。
意地っ張りで嘘つきな楽の恋心が焦ったく感じるストーリーで、ストレートに想いをぶつけてくる健気ワンコな学との感情対比が著しいのがこの作品の味でしょう。学のグイグイアプローチに終始困惑する学の態度……何やらワケアリ感が漂います。
しかしながら、この頑なな拒絶はどうにもこうにも収まりが悪い。うーむ……見ていてむず痒い感じでいっぱいでした。
転生のために学と"仲良くするように"、と閻魔大王に言われたところで、ひねくれ王子の楽が、はいそうですかと聞くわきゃありません。
転生の近道として学と仲良くしなきゃならない、でもしたくない。仲良くしないんじゃなくて、仲良くできない理由がある。。。楽の悪態の裏に隠された真実を知るには、2人の過去を振り返る必要があります。
彼らの過去を知らずして、この物語を語ることは出来ません。そんなこともあり、この作品では過去回想のウェイトがかなり大きくとられていることに注目です。
学が楽に執着する理由も、楽が学との再会にドギマギしている理由も、生前の2人の関係を知ればこそです。
楽が学に対して抱く感情は誰にも知られたくないパンドラの箱だったのでしょう。意地っ張りで素直になれない楽の学に対する塩行動の数々は、学だけでなく自分自身をも欺くことになった罪深い過ちだったのではなかろうか…。
楽が生前犯したたくさんの悪行もさることながら、大事な人の心と自分の心をずっと傷付けてきた罰が、地獄に落とされた今に繋がっているのだと深く感じるところでした。
始まりからオチまで、ノンストップで読み切ってしまったほどの感動いっぱいの2人の物語でした。
良い子の学がなぜ冥界にいるのか。そもそもの疑問から紐解くと、生死を越えた楽への執着と未練の強さに胸が押しつぶされそうで堪らない。ようやく楽と……という見たかった結末は満足以外のなにものでもないけど、この作品のすごいところはそれで終わりじゃないところです。
正直いってビックリしました。
鉄拳のパラパラマンガみたいな2人で過ごす時間の経過軸に、ハンカチとティッシュなしでは見届けられませんでした。文字通り、最後の最後まで2人のストーリーを見届ける演出が素晴らしすぎて、息をするのも忘れて2人の深い愛に酔いしれました。
最後は最期であってまた新たな始まりへと導かれる別のストーリーに、さらに感動感動感動……作者さんのサプライズの畳み掛けがすんごいです。
世界と時間を越えた壮大な人生やり直しストーリーは、まるで魔法をかけられたかのように夢見心地な感覚でした。面白かったの言葉で片付けるには足りない足りない。
名作の予感しかしない、最高で極上の読後感でしたヽ(´▽`)/
あらすじを読まず、ダヨヲ先生の作品だからという事で買った本作。
恋地獄ってどういう事なんだろう?
泥沼恋愛模様なのかな?
などとうっすら想像しながら読み始めた。
恋地獄は文字通り本物の地獄の一つで、恋愛に未練がある人が行くところ。
本当なら天国に召されるはずだった学が、楽への未練ゆえに居留まった地獄でした。
生前の行いによって楽は地獄に落ち、学と再会したけれど、楽が恋地獄に落ちたのも、学への未練があったからなんですよね。
ダヨヲ先生の独特なユーモアセンスゆえ、ストーリーはコメディチックに進みますが、本質には「後悔しないように、自分の心に素直に生きることの大切さ」が描かれているように感じたし、「生きていることは当たり前」ではなく、「大切な人には伝えられる時に気持ちを伝える」ことが大事なんだと、思いがけず再認識させられました。
生前の楽は高校に入るまでおそらく挫折経験が無く、上には上がいるというごく当たり前の広い世界も知らなかったのだろう。
だから、楽が自分の気持ちに素直になれず、学を遠ざけてしまったのも当然。
仮に生前に素直になることが出来ていたとしても、長続きしなかったかもしれない。
作品中で描かれていることがもう一つあって、それは、一度失敗していたとしても次のチャンスが来たら絶対に逃さないよう努力することの大切さだったと思います。
この辺りを楽に諭す閻魔様のキャラがとても良かったし、今まさに消え行かんとする瞬間まで楽を思いやっていた学の愛は本物で感動的でしたね。
恋地獄での同棲を経て、更に幾度かの転生を経て現世で再会した二人が、今度こそはお互い生きているうちに自分の気持ちに素直になっており、輪廻転生とカルマを感じました。
クスッと笑えるけれどちょっぴり切ない、さすがダヨヲ先生だ!と唸ってしまう作品です。
詐欺師1日目にして事故で亡くなってしまい地獄に辿り着いた鷺ノ宮楽(さぎのみやらく)を待っていたのは17才にして病気で亡くなっていた豪徳寺学(ごうとくじまなぶ)でした。
まず2人の名前ぇぇぇぇぇぇ!!ってなって、次に詐欺師「1日目」というのにも、はにゃーーー!!ってなったよね。
詐欺師1日目で事故死とかどこまでも上手くいかない楽だけど詐欺師なんてやっちゃ駄目だから上手くいかなくて良かったよ。
同じ高校に通っていた2人が地獄で再会し【強制的に】同居させられて地獄マンションでの生活が始まります。
もー、なにー、この地獄マンション!高級タワマンじゃねーか!羨ましいな、コンニャロメがーー!
楽は「何者にもなれなかった人」で学は若くして病気で亡くならず生きていれば「何者かになれた人」
でも学本人はそれを目指して生きていた訳ではないんだよね、学が欲しかったのは、ずっと楽だったから。
「何者にもなれなかった」楽が、生きていれば「何者かになれた」学に愛され必要とされ「何者かになれなくても良かったんだ」と知るお話し、私にはそう感じました。
やんちゃで我儘な楽に何をされても受け入れる学のビッグラブっぷりが良かったなー。わんこ攻め大好き!
学が初めて地獄に来たとき気が付いたら地獄に順応しちゃってたエピソード笑った。さすが「何者かになれた人」だわー、すげーよ学。
閻魔大王も気になって仕方なかったー!ビジュアルもキャラも最高でした。
タライが落ちてくるシステム、あれヤバかったー!ダヨオ先生がタライを..........タライが上から.........タライ.........あのダヨオ先生が..........となってしまうwwwwwww
ダヨオ先生がこういったお話しを手掛けるとは夢にも思わずでした。
終わらないで、まだまだこの2人のやり取り見ていたいと思いながらページをめくりました。
最終話の終わり方も、描き下ろし、電子限定、全て素晴らしかったです。
※シーモアで読みました
修正は枠線なしの薄いグレー
色んな意味で救済ストーリーという大枠がありながらも、感動一択にさせない構成がまた面白くて・・・!
面白いけれど軽い気持ちで読むラブコメではない!というのがまた深みがあるのも読ませ所のある1冊
所謂「神童」だった鷺ノ宮楽(さぎのみやらく)
そんな楽と出会い、一気に救い上げられた豪徳寺学
いつも自分の後ろを付いて回って来た学にいつの間にか追い抜かれる感覚を覚えてしまった楽
初めての挫折を乗り越えられなかった楽が引き摺って大人になってしまった先に待っていたものは・・・
と続いて行きます
後悔は先に立たないからこそ「今」を大事にしないとなぁ~と楽を見ていて思いました
でも、同時にもしかしたら後悔に気付いたからこそやり直せる!という前向きな考え方にも気付かせてくれる!
堕ちたと思った地獄がタワマンだったらちょっと夢?があるかも知れないですしね(笑)
なんだか色々メッセージ性を感じられる、楽と学の物語
まさに「楽しく学べた」1冊でした
終盤の駆け足感は否めないけど、駆け足でたどり着いた後の展開がものすごく好ましかったので 神評価です。
描き下ろし(3ページ)なんて涙なしには私は読めなかった。
装丁とタイトルを見た瞬間に購入を決めて あらすじも読まずに読み始めたので(感度3000倍とまではいかなくても)前情報を入れて読んだ時の3倍は本作の設定と展開を楽しめた気がします。
要は ネタバレなしで読んだ方が絶対面白いってことが言いたいだけです。
地獄を舞台にしたBLって今のとこ名作しか出会ったことがないかも。本作と「二代目!地獄ブラザーズ」。
スパダリ予備軍・学のブレなさ、一途さ、楽のあざとくない可愛さ
そして楽の良いところをしっかりみていて大好きなのに、報われない学に萌泣けます。
自分が傷つきたくない一心の楽は 学を傷つけてるのに気づかないふりをしていて、掴んだと安心した途端するりと すり抜けていくような そんな気持ちのすれ違いがとても切ないです。
でも全編通して“愛情”しか感じられないような仕様になっておりますので是非ゴールデンウィークのお供におすすめしたい作品です。
